星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land

『星のカービィ ディスカバリー』とは、『星のカービィシリーズ』の新規タイトルであり、シリーズ初の3Dアクションを起用したNintendo Switch用ソフトである。本作は開発はハル研究所、任天堂より発売され、日本で162万本を売り上げた。
カービィは突如現れた謎の渦に巻き込まれ、発達している文明と自然が融合した「新世界」に迷い込んでしまう。その世界に存在するビースト軍団に捕らわれてしまったワドルディを救うため、「新世界」で出会った謎の生物エフィリンと共に冒険の旅に出ることになる。

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Landのレビュー・評価・感想

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
8

ステージごとのミッションとコピー能力の進化が新鮮

ある日カービィが新世界に迷い込み、そこで出会ったエフィリンというキャラクターとともに、ビースト軍団にさらわれたワドルディたちを助けていくというゲームです。
ステージごとにいくつかのミッションが設定されていて、コンプリートしようとするとかなりの時間がかかるので、長く楽しめると思います。

カービィシリーズおなじみのコピー能力を本作では3~4段階に進化させることができ、能力がどんどん派手になっていきます。道端の車や自動販売機をほおばって特殊変形するアクションは、初心者や小さな子供が親しみやすい要素の一つかと思います。
ほおばり変形に関しては動きの自由度が高く、シリーズ初となる3Dの特徴とマッチしていると感じました。ただそのような特殊変形がある点やコピー能力が進化をする分、他のシリーズと比べてコピー能力で出せる技の数が少ないと感じました。
そして表世界のステージをすべてクリアすると、パラレルワールドのような世界が登場し、表世界ではボスだったレオンガルフというキャラクターのソウルを集めながら新たな世界を探検することになります。
また、ワドルディたちが作り出す町も魅力の一つです。ワドルディたちを助け出す度に町が発展し、大きな施設ができたりゲームが遊べるようになります。町の中にカービィの家もあり、カービィのお昼寝姿を見ることもできます。

ステージの中の小石や貝を転がすとコインが出てくることもたまにあり、隅々まで楽しめる要素がいきわたっています。経験者と初心者、大人と子供など、どのような人でも楽しめるゲームになっていると思いました。

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
10

星のカービィ ディスカバリー

星のカービィシリーズは「星のカービィ64」以来のプレイです。
まず全体的にグラフィックもよく、今作の世界観が廃墟となった星ということでとても雰囲気もよかったです。
登場キャラもとてもかわいく、特に今作のキーキャラクターとなっているエフィリンは後ろをずっとついてくるだけでも癒されました。
また、ゲームの難易度は2種類あり、3D操作のゲームに不慣れな私でも100%クリアを達成することができたので、比較的遊びやすい印象かなと思います。
攻撃の当たり判定が広く、「自分の操作画面であたっているように見えたらOK」というのもわかりやすくてよい点だなと思いました。
(人によっては物足りないかもしれないですが…)
今作の目玉でもある「ほおばりヘンケイ」はとてもユニークでかわいく、
またギミックや各ステージのミッションをクリアするためにはこの能力を活かしていくことが必要不可欠となっているため、
考えながら進めていくのもいつものカービィとは少し違って面白いポイントかなと思います。
今作もいつもどおりHAL部屋がしっかりと用意されており、特に資源エネルギープラントにあるHAL部屋のBGMは8bit風で、とても癒されるのでぜひ行ってみてほしいです。
まだ遊んでない方は、買って損のない30周年にふさわしい良作だと思います。

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
9

カービィ初の3Dアクションは、超傑作でした!

『星のカービィ ディスカバリー』は、シリーズ初の3Dアクション。
購入に迷いながらも、カービィシリーズ好きの私としては買わなければ…という思いで購入。

スタートから、操作性もよく3Dで動くカービィに感動!可愛い!!
能力も使いやすく、能力のレベルアップややり込み要素も充実しておりプレイしてて楽しさしかない、カービィシリーズの超傑作でした。
ストーリーは、新しい世界で知り合った「エフィリン」と一緒に、捕らえられたワドルディを助けていくお話。
隠れワドルディが、ワールドの至るところにおり探すのが大変ですが、鳴き声が聞こえると「ん!?どこだ!?」と周辺を探しまくり、見つけられると「やったあー」という面白さがゲームの爽快感を生んでいます。
ボス戦やアクション要素も良心的な設定になっており、お助け要素もふんだんに盛り込まれているので、アクションが苦手な方や子どもにもおすすめできる内容でした。
減点材料としては「やりこみ要素」です。
やりこむことはできますが、同じ作業の繰り返しがどうしても疲れてしまいました。
それ以外は、ほぼ満点で、今まで以上にカービィの可愛さや楽しさを存分に味わえる作品でした!

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
10

自らの手で『発見』をするという事。「星のカービィ ディスカバリー」

「最近カービィすごい盛り上がってない?」
「カービィかわいいけど、それ以外そんなに知らない…」
という方にも
「カービィの新作、3Dアクションなんでしょ?やりにくくないの?」
という方にもオススメしたい。

「星のカービィ ディスカバリー」を今回は紹介していきます。

実は私もカービィ作品は今までDS「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」や、友人の家でwii「毛糸のカービィ」をやっていたくらいで、あまり触れた事がなかったのです。
しかし体験版があまりにも魅力的だった今作品。すぐに購入予約をしてしまいました。

物語はカービィの住むポップスターに異変が起きる所から始まります。
ポップスターの空に、謎の黒い空間が広がり、そこへカービィ達が吸い込まれてしまう、というもの。
今回はカービィが吸い込まれる所から始まっているんですね。
そして吸い込まれた先ではワドルディ達が何者かに連れ去られてしまっていた。
「わにゃわにゃ」とかわいい声で助けを求めるワドルディ達を助けるべく、カービィは進み始めるのですが、途中で「エフィリン」というネズミのような妖精に出会い…

果たして、カービィはワドルディ達を助けることはできるのか!
ポップスターに戻れるのか!?

というのがこの物語の概要です。

しかし今作品を調べている方々は、正直ここがメインで気になっているワケではないと思います。
おそらく「エフィリンは一体何者なのか!?」を重要視しているかと。
この答えについては、ぜひ自らの目で確かめて頂きたいので細かい言及は避けますが…
想像の遥か上、ではなく「想像できなかった展開」が待ち受けています。
そしてこの正体が明かされる瞬間が、心臓が高鳴る良い演出をしてくれています。
あのシーンについては「検索禁止」と言いたいくらいです。

この作品をオススメしたいのは「人間がいなくなった後の地球」といった、SF的な物に興味のある方。
ゲームを普段やらない方や、壮大なテーマを描いている作品が好きな方にぜひプレイしていただきたい。
この作品の全てを、自らの手で「ディスカバリー」してください。

「アドベンチャーゲームが苦手!」という方、大丈夫です。安心してください!
今作品は初心者の方でもプレイしやすい配慮がしっかり、しっかりとなされています。
このゲームでは「はるかぜモード」「ワイルドモード」といったいわゆる「イージーモード」「ハードモード」というものを選ぶ事ができますが、「ワイルドモードじゃないと見られないエンドがある」とかは一切ありません。
違いは難易度と得られるコインの量だけ。
このコインも、ステージ内だけで稼げる訳ではなく、ミニゲームなどで稼ぐ事ができますので「はるかぜモード」で全然プレイできちゃいます!
更にコピー能力の強化機能のおかげで、敵をゴリ押しで倒しやすいです!!
私は3Dアクションが全くの初心者だったのですが、今作品はプレイのしやすさに感動してしまいました。

そして圧倒的な景色と音楽の美しさ!
更にそれを盛り上げる演出の数々!
カービィのファンサービス!!
「最初の二つはわかるが、最後のはなんだ」と思った方。
本当なんです。
今作品、カービィがステージ移動中に手を振ってくれる事がまあまあある。
作品をプレイし終えた頃にはもうトリコです。

ただ、今作品は「完璧!」といっても過言ではないのですが…
ちょっとだけ注意点が。

それは「まあまあ怖い」という所。

カービィは「かわいい」事で有名ですが、ニンテンドースイッチオンラインのファミリーコンピューターのゲーム集などでカービィ作品をある程度やったことのある方は知っているかもしれませんが…
カービィってかわいいだけの作品ではないんです。

そう…時々グロい。
今作品はそこまでグロテスクではない…とも言い切れない。
ニードルのコピー能力は、敵をグサグサ刺しますのでちょっとびっくりします。
特にラスボスが苦手な人は苦手なフォルムをしており、ストーリー内容もなかなかリアルでエグい所を突いている作品となっているのでちょっと難しいところがあるんです。

しかしぜひプレイしてほしい!
今作品のグロテスクには意味があるから。

世の中には「とってつけたようなグロが苦手」という方が多くいらっしゃいます。
私もその一人です。
ですが今作品は「理由のあるグロテスク」を見る事ができます。
嫌でも理由が見えてきます。
その恐怖と沼のような魅力たるや。

現時点で有名かつ人気作品の「星のカービィ ディスカバリー」ですが、もっと色んな人にプレイして頂きたいと思う今日この頃です。

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
9

やればやるほど楽しくなる

捕まったワドルディを助けたりコピー能力を強化できるなどやり込み要素がたくさんあるゲーム。3Dで廃墟の町や大自然の中をカービィがかけまわる世界観は現実味があってとても面白い。歴代の作品を知っている人はもちろん、作品をあまり知らない人でも誰でも楽しめることは間違いない。コピー能力はワドルディの町にある武器屋で強化できるので少しずつ強くなっていくのを実感できる。さらに、コピー能力のほかには車や三角コーンなどといった大型アイテムを吸い込むことでほおばりヘンケイができ、コピー能力とはまた違った面白さを体感できる。操作方法がシンプルで、初心者のために分かりやすいガイドムービーが流れるので操作にはすぐ慣れる。難易度も気軽に楽しめる「はるかぜ」、腕に自信がある人向けの「ワイルド」に分かれており、自分のレベルに合わせたプレイができるのでどんな人でも快適に楽しめる。エリアの中にはよく探さないと分からない隠しルートがあるが、意外と近くにヒントがあるので少し立ち止まって考えながらプレイすると楽しい。また、3Dを活かしたギミックがカービィの可愛らしい見た目の良さを際立たせていてグラフィックもすばらしい。気軽に楽しくプレイしたい人にはおすすめのゲームです。

星のカービィ ディスカバリー / Kirby and the Forgotten Land
9

大人でも楽しめる星のカービィ

2022年3月に任天堂から発売された「星のカービィディスカバリー」をプレイしました。まずはじめに言いたいのは、とっても可愛い!今作は3Dになっていて映像もすごく綺麗です。ぽよぽよとしたカービィの動きや声も癒されます。
前作では敵キャラだったワドルディ達が捕まってしまったのをエフィリンという相棒と一緒にステージをクリアしながら救い出すというストーリー性も面白く楽しめます。またワドルディを助ければ助けるほど町が発展していきミニゲームを楽しめたり町にできたお店に設計図を持っていくとコピー能力を進化させることができるようになり、無限大に楽しむことができます。またコピー能力は今までの能力に加えて新しくレンジャーとドリルという能力も追加され色んな能力を使って戦ってみるのも楽しいです。
そして何といっても今作の魅力は、クルマや自動販売機、三角コーンなどを吸い込んで変形するほおばりヘンケイという能力だと思います。それくち痛くないの?って少し心配になるくらいさまざまな物をほおばって変形します。これがまためちゃくちゃ可愛いんです。
星のカービィはステージ内に隠し通路があったり時間内にクリアしないとアイテムが取れないなど大人でもなかなか難しい要素がたくさんあり、本当に子どもから大人まで幅広く遊べるおすすめのゲームです。