ダンダダン / Dandadan

ダンダダン / Dandadan

『ダンダダン』とは作者の龍幸伸が2021年から『少年ジャンプ+』で連載をスタートしたウェブ漫画。幽霊を信じる少女とUFOを信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画である。霊媒師を祖母に持ち、幽霊の存在を信じる女子高生の綾瀬桃は、教室でイジメられていたオカルトマニアの男子高校生の高倉健を助ける。この出会いをきっかけに、二人は怪奇の世界へ足を踏み入れる。話が更新されるたび100万回を突破という驚異的な閲覧数を叩き出しており、『少年ジャンプ+』の人気作品になっている。

ダンダダン / Dandadanのレビュー・評価・感想

ダンダダン / Dandadan
8

漫画『ダンダダン』の良さ

『ダンダダン』は、集英社漫画アプリ『ジャンプ+』で2021年4月から連載を開始した人気漫画です。
2024年からはアニメ放送を開始しており、『ジャンプ+』の看板漫画のひとつとも言えると思います。

アニメ公式サイトによると「オカルティックバトル&青春物語!!」とキャッチコピーがついているようなのですが、読んでみると本当にぴったりのキャッチコピーだと思いました。

簡単なあらすじとして、霊媒師の祖母を持つ女子高生・モモ(綾瀬桃)と、その同級生でオカルトマニアのオカルン(高倉健)が、ある時、理解を超越した圧倒的怪異に出会ってしまいます。その出来事をきっかけに、迫りくる怪奇に仲間たちと挑んでいくことになります。

このように、オカルト、バトル、そして青春が軸になった作品なのですが、キャラクターのデザイン力の高さや圧倒的な画力、登場人物たちのテンポの良い会話などで、どの要素も中途半端になることなく3本の軸がうまく絡み合いながら物語が進んでいくところがとても魅力的です。

怪奇たちの不気味さに息をのんだかと思えば、思わず応援したくなるような甘酸っぱいシーンがあったり、かと思えばバトルシーンで手に汗握らされたりと、とにかく毎話ごとに読んだ後の満足感を味わえる作品です。

ダンダダン / Dandadan
10

最高に面白かったアニメ

原作は未読ですが、アニメの初回を視聴しました。ストーリーや会話の掛け合いはテンポが良くて、人物の動きがとても滑らかです。カメラワークに個性があり、映像には極彩色のカラーリングがちりばめられてスタイリッシュです。さすが、「犬王」のサイエンスSARU!
キャラクターは、主人公の2人が、とにかく良くしゃべりまくります。モモ役の若山詩音さんも十分すごいけれど、オカルン役の花江夏樹さんがとにかくすごい。さすがだよ!「良く口が回るなぁ~これがあの、鬼滅のイイコちゃんの炭治郎と同じ人か」とビックリします。東京喰種の金木みたいな知的で静かな役柄から、オカルンの様にぶっ飛んだ役までこなす、才能溢れる声優さんです!
OPは『マッシュル』で有名になったクリーピーナッツ、EDは『チェンソーマン』でも楽曲が使用されたずっと真夜中でいいのに。です。どちらも、聴けば「あの人だ!」と分かるほど、自分のスタイルを崩さない、「らしい」楽曲です。ぶっ飛んだ作品に良く似合うアーティストさん達で、製作側のセンスに納得です。
コメディ要素のある原作は、映像化する際、その面白さをちゃんと表現できるか、製作側の手腕が問われるものですが、この作品は十二分に表現できていると思います!

ダンダダン / Dandadan
10

今までに読んだことのないオカルト漫画!

オカルト好きな冴えない男子高校生が、ある日突然、ヒロインとともにオカルトバトルに巻き込まれていくストリー!たまにラブもあり!!
話のテンポも速いし先が読めないドキドキもあり、何より作中の背景の書き込みの多さや、登場人物のバックグラウンドに涙しながらぐいぐい引き込まれてしまいます。
昨日の敵は今日の友!と今まで敵として戦ってきた人物が味方になって共闘するシーンは胸アツ。
そうかと思えば、『機動戦士ガンダム』を彷彿とさせる兵器で巨大怪獣と戦闘。誰もが1度はあこがれたことのある漫画のワンシーンが、『ダンダダン』内でオマージュされている様はにやけずにはいられません。それぞれの登場人物の長所が生かされて、みんなを好きになる、そんな作品です。
『少年ジャンプ+』で連載されていますが、アニメ化もされていて今後の展開から目が離せません。

オカルテッィクバトル&ラブ物語というカテゴリーを初めて読んでみましたが、主人公のおかるんの金〇の行方がどうなるのか。モモちゃんとのラブは確実に進展してますが、今後のお付き合いのほどはいかに?!という感じで、毎週更新が楽しみで仕方ありません。
まとめ買いできる太っ腹な方ならば、コミックの購入をお勧めします!
『少年ジャンプ+』派の方は、ともに正座して更新を待ちましょう!本当におすすめです!

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10

効果音なんか要らない!画力で殴る!!

霊媒師の祖母を持つ、宇宙人を信じないイマドキ女子の綾瀬桃と、オカルト好きで幽霊を信じない根暗地味系男子の高倉健。
その2人がふとしたことで互いの信念をかけた勝負をすることになります。
勝負の内容は宇宙人を信じない桃がUFOスポットに、幽霊を信じない健が心霊スポットに単身乗り込み、互いに互いが信じるものが存在しないことを証明すること。結果、2人は互いが信じなかったものが存在することを、体感で理解させられてしまいます。
かたやセルポ星人を名乗る宇宙人に脳波を弄られたことで開花させられた超能力を、かたやターボババアという怪異に呪われたことによる変身能力を手に入れるというオマケ付きで。

襲撃者の追撃を一時的とはいえ振り切った2人は、人の名前を覚えるのが苦手な桃のために再度自己紹介をするのですが、そこで判明したのは桃の憧れの俳優と健が同姓同名だということ。照れが先走ってどうしても受け入れらない桃は、オカルト好きの健にオカルンという渾名を付け、それで呼ぶようになります。

オカルンはターボババアに呪われ、男性の象徴を奪われているので呪いによる変身をコントロールできません。桃の超能力でオカルンの呪いを抑えながら行動するのがやっとです。オカルンを呪いから解放するため、霊媒師である桃の祖母の力を借り、2人はターボババアに勝負を挑むのでした。

この作品の特筆すべきは、そのストーリー構成もさることながらなんと言っても圧倒的な画力。
特にアクションシーンの表現は圧巻です。細部に渡る書き込みも素晴らしいですが、効果線が文字通り効果的に使われており、画面の中で起きた衝撃がそのまま伝わってくるようです。
何より驚くのが、戦闘やそれに類するシーンでは他の漫画では一般的である効果音が、一切使われていないということです。それなのに爆発音も衝撃音も臨場感そのままに伝わってくる迫力があります。

オカルトでホラーでギャグでシリアスでアクションでラブコメ。
ジャンルごった煮なのに、その総てが高い次元で成立している魅力溢れる作品です。

ダンダダン / Dandadan
8

2024年秋にアニメ化!『ダンダダン』の魅力3選

『ダンダダン』は『少年ジャンプ+』で連載している少年漫画です。宇宙人を信じるオカルトマニア高校生の高倉健(オカルン)と、霊媒師を祖母にもつオカルトを信じない超能力者の女子高生の綾瀬桃が織りなす、オカルト(?)青春(?)バトル漫画です。
『ダンダダン』の魅力を3つ、解説します

1.高い画力と迫力ある構図
キャラクターのポーズやスピード感ある構図など、画力の高さによって物語に引き込まれる面白さ、非現実的な妖怪の不気味さ・怖さを味わえます。
背景の書き込みもかなり細かい描写がされており、作品の世界観をより魅力的に表現しています。

2.斬新な設定
妖怪と宇宙人が異種格闘技戦のように混じり合って闘います。古くから伝わる有名な妖怪のみならず、近代妖怪と呼ばれる最近の都市伝説から生まれた妖怪も多く登場し、ストーリーを盛り上げる重要な要素となっています。

3.キャラの魅力が満載
メインキャラはもちろん、敵の妖怪や宇宙人にもそれぞれの背景がしっかりと表現されています。キャラが深堀りされることで推しのキャラクターがより好きになりました。

絵柄を見て気になった人、ちょっと変わった王道漫画が読みたい人にオススメです。是非、1話だけでも読んでみてください。

ダンダダン / Dandadan
10

アニメでも要チェックの『ダンダダン』

『ダンダダン』は龍幸伸先生が執筆するWebマンガです。
ストーリーは、幽霊を信じないオカルトマニアである主人公とオカルトを信じないヒロインが出会うところから始まり、お互いの理解を超えた存在との遭遇や危機を中心に展開されていく内容となっています。
そんな『ダンダダン』をオススメしたい理由は2つあります。

1.王道少年マンガでありながら、他のマンガにはないオリジナリティがある!
ストーリー展開は、日常に潜む幽霊や妖怪といった怪異的な存在や、地球侵略のために暗躍する宇宙人が主人公の危機や困難として立ちはだかる王道展開です。幽霊や宇宙人という全く別次元の存在をしっかりと違和感なくストーリーに落とし込んでおり、自然と「次の話が読みたい!」と思わせてくれるはずです。

2.もし人類と未知の存在が協力したら?という期待感がある!
『ダンダダン』にはストーリーの中で、主人公が妖怪の能力を獲得したり、宇宙人と協力することで他の宇宙人に立ち向かう展開があります。世に出回っている有名マンガには、妖怪や宇宙人は敵として描かれている事が多いです。そんな存在が人類に協力したらどうなるのか。笑いあり涙ありのストーリーにどんどん引き込まれていくはずです。

以上が、オススメする理由になります。
「王道ストーリーが好き!」 「オカルト大好き!」という方はぜひ読んでみて下さい。

ダンダダン / Dandadan
9

面白すぎる漫画

虐められていた高倉 健を綾瀬 桃が庇うことから、物語ははじまります。

序盤、綾瀬桃が「オカルト君」と呼ぶ通り、高倉はオカルトが好きな男の子。
UFOや宇宙人の話が好きで、助けてくれた綾瀬桃にも、その話をしようとしますが、彼女から「宇宙人は信じていないが、幽霊は信じる派」だと告げられます。

しかし、高倉は宇宙人は信じているが、幽霊は信じていない。
「幽霊なんているわけないじゃないですか(笑)」「だったら勝負しようぜコラア!」と2人の言い合いが始まり、宇宙人、幽霊、どっちが本当にいるのか、勝負をすることに。

高倉は幽霊が出ることで有名な心霊スポットのトンネルへ、綾瀬は宇宙人が人を攫う場所として知られている廃病院へそれぞれ向かいます。
何もいない、何もいない、と思い込む2人ですが、なんと2人とも、幽霊と宇宙人に遭遇してしまうんです。

高倉は、ターボババアと呼ばれる強い幽霊、綾瀬は、女性との生殖を求めるヤバい宇宙人それぞれに襲われてしまいました。

宇宙人に襲われた綾瀬はUFO内に捕らわれ、無理やり子作りをしようと宇宙人に迫られます。
そこに助けに来たのが高倉。しかし高倉は無事とは言えず、すでにターボババアに呪われていました。

暴走する形で、宇宙人たちを倒していく高倉。しかし宇宙人も、必死の抵抗を見せ、高倉と綾瀬を追い詰めていきます。
絶体絶命のなか、綾瀬は霊能力者としての力が覚醒。宇宙人をぶっ飛ばし、UFOもぶっ壊し、脱出に成功しました。

無事に救出と思いきや、高倉は呪いが制御できず、暴れてしまいます。しかし、覚醒した綾瀬の力により、高倉の体からターボババアの呪いを引きはがすことに成功。

しかし、それだけでは、呪いは解けなかったのです。高倉のイチモツ(金の玉)ターボババアは持っていて、それを取り返さないと、完全に呪いを解くことはできないというのです。

「返してほしけりゃトンネルにこい!」と言い残し、姿を消すババア。
ターボババアの呪いを解くため、2人は協力することに。

襲撃編
綾瀬から、「オカルン」と命名された高倉は、綾瀬の力によって常に体を抑えておかないと、呪いの力が暴走してしまいます
さらに、激戦から一夜が明けて、朝になっているので、幽霊が出てくる夜までとりあえず、綾瀬の家に向かうことにしたオカルンたち。
綾瀬は祖母と一緒に暮らしていましたが、帰ったタイミングでは、祖母はまだ帰ってきていません。
2人が家でボロボロの衣服を着替えていると、チャイムが鳴ります。
「お婆さんが帰ってきたんじゃないですか?」「…こんなチャイム、聞いたこと無い」という会話をする2人。

綾瀬家には「人間用」と「悪霊用」の2つの呼び鈴があるようで、今鳴っているのが、まさに悪霊用の呼び鈴だったのです。なぜ、悪霊が来たのか、2人はその後どうなるのか、ハラハラドキドキの展開から、目が離せません。

ダンダダン / Dandadan
10

ハイスピードで繰り広げられる金〇戦争

冒頭を少し読むと「変わった感じの恋愛漫画かな?」と思うのですが、これは恋愛ほんのすこし・異次元ガチバトル多め・アホさ7割という、なんとも形容しがたい漫画なのに本当に面白い!

漫画表現の特徴として「戦闘時の擬音が一切ない」。ドカーンとかバコーンとかなくても、一瞬で理解しろとばかりの戦闘画力の高さ。もはやこの漫画においては擬音は邪魔なのかもしれない。間違いなく漫画界における傑作。大人が読んでも子供が読んでも楽しめます。

そして…金玉。この漫画では主人公の金玉がよく話題に上がるのですが、決して下品な下ネタ的に扱われておらず、物語の進行における重要なカギとなっています。
なぜそんなものをキーアイテムとしたのかはさておき、人類における身近な(身近過ぎる)ものをキーとしたことによって、難しく頭をひねることなく比較的すんなりと物語を理解できます。金玉パワーってすごい。

陰鬱なストーリー展開や難しい、考察させるような漫画が傑作だとよく世間では言われています(実際そういった数多くの素晴らしい漫画があるのは否定しません)が、『ダンダダン』は上質なハイレベルの画力をおなか一杯ぶち込んだ、「ハイスピード金玉オカルトガチ戦闘漫画」であると思います。
「何を言っているんだ」と思った方、ぜひ一度読んでみてください。一気に楽しく読み進められます。

ダンダダン / Dandadan
10

漫画力の詰まった作品、『ダンダダン』の魅力

週刊少年ジャンププラスにて連載されている、『ダンダダン』という漫画について紹介させていただく。
この漫画の魅力について、大きく3つあると考える。
1つめが、“ストーリー”。2つ目が、“絵”、3つ目が、“キャラクター”だ。
どの漫画にも言えることなのではないかと思われるかもしれないが、この作品においては、3つの要素において、一味も二味も違う。

1つ目に挙げたものが “ストーリー” だ。
宇宙人の存在を信じるが幽霊の存在は信じないオカルトオタクと、幽霊の存在は信じるが、宇宙人の存在は信じないギャルの二人を中心に物語が展開されていく。
コミカルなシーン、宇宙人や幽霊との戦闘シーン、そしてラブコメシーンなど、様々なシーンが目まぐるしく展開される。
全く展開が予想できないため、いつの間にか『ダンダダン』の世界にハマってしまう。

2つ目の“絵”に関しては、とにかく見てもらえれば分かるだろう。
この漫画最大の特徴と言っても過言ではないかも知れないが、作者の龍先生が描く漫画には一切の効果音がない。
圧倒的画力で魅せるのだ。その画力もさることながら、特に圧巻なのは戦闘シーンだ。
セリフや効果音だけでなく、キャラクターの細かい動作まで、まるで動画を見ているかのような躍動感で表現されている。

3つ目が、“キャラクター”だ。
彼らのキャラクターは、それぞれ印象的だ。
主人公の「オカルン」の普段は頼りないが、漢らしい一面も持つキャラクター性、ヒロインの「モモ」のサバサバした性格の中に見え隠れする乙女な一面、
他にもイケメンだけど天然なキャラクター「ジジ」や、ツンデレキャラクターの「アイラ」など、主人公周りには魅力的なキャラクターが多く存在する。
さらに、敵キャラもなかなか憎めない性格、エピソードをそれぞれが持っており、作者のキャラクターに注ぐ愛情を感じ取ることができる。
読み進めていくうちに、全キャラクターの虜になってしまうことだろう。
私も、一番好きなキャラクターを決めることはできないほどには全てのキャラクターに魅力が詰まっている。

これら3つのポイントから『ダンダダン』の魅力について語ってきたが、読み進めるうちに作者の“漫画力”を感じざるを得ないということは確かであろう。
そんな作者と『ダンダダン』の魅力をぜひ、読んで、感じてもらいたい。

ダンダダン / Dandadan
8

新感覚! 幽霊×UMAバトルラブコメディ

チェンソーマンや地獄楽と言った有名作品のアシスタントをしていた龍幸伸先生が描く漫画ダンダダン、第1話を見た時に凄い漫画だと衝撃を受けました。まず幽霊とUMAそれぞれを題材にした漫画は多くありますが同時に登場させる漫画は恐らく存在しないのでは?と考えました。物語としては霊媒師の祖母を持ち幽霊を信じる女子校生・綾瀬桃と同級生のオカルトマニアでUMAの存在を信じるオカルン(高倉健)が互いに否定している幽霊とUMAを信じさせるために幽霊トンネルと病院廃墟に行き、幽霊とUMAを目撃してしまう事から話が進んでいきます。最初は幽霊とUMAのぶつかり合いが圧倒的画力で描かれているSFホラーバトル漫画と思ってしまいますが、物語が進むにつれてお互いに惹かれあっていく主人公とヒロインさらに恋のライバル?も登場し、“バトル漫画”+“ラブコメ”のありそうでなかった新感覚漫画となっています!
また次に来るマンガ大賞web部門で2位を取るなど注目度も高い作品です。単行本も2巻が発売されたばかりで内容にも追いつけると思うので、多くの人にこのダンダダンを手に取ってもらって百聞は一見にしかずの言葉通り実際に見て凄さを感じて欲しいと思います。

ダンダダン / Dandadan
9

知らない人に教えたくなる漫画、その名も『ダンダダン』

不動の人気少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の電子アプリ版『少年ジャンプ+』にて連載されている『ダンダダン』という漫画を紹介します。作者は龍幸伸(たつ ゆきのぶ)先生です。
『チェンソーマン』の作者である藤本タツキ先生や『地獄楽』の作者である加賀ゆうじ先生のメインアシスタントを担当されていた方の、満を持しての連載作品です。『ダンダダン』というタイトルからしてクセの強そうな感じがします。
気になるその作品内容は、綾瀬桃(宇宙人は信じないが祖母が霊媒師なので幽霊は信じる女子高生)が、クラスでいじめられていた高倉健(幽霊は信じないが宇宙人の存在は信じているオカルトオタク高校生)を助け、それを高倉が「自分が読んでいたオカルト本に興味がある」と勘違いし、その後お互いの信じるモノ(幽霊と宇宙人)を証明する為にそれぞれが肝試し的な勝負をする所から物語は始まります。

どこかで聞いたことあるような無いような幽霊「ターボババア」とかけっこをしたり、誰も聞いたことのない宇宙人「セルポ星人」に襲われたり、幽霊と宇宙人がバトルを始めたり、突如として綾瀬桃が覚醒して超能力に目覚めたり、幽霊の幽霊になる所以の悲しき過去が明らかになったりと、まるでジェットコースターのような怒涛の展開が繰り広げられます。
加賀ゆうじ先生(先述の『地獄楽』作者)から、「知りうる限り総合的な画力が最も高い人」と絶賛された迫力のある画力に、独特なセリフ回しが合わさり、若年層から中年層の男女問わず、非常に刺さりやすい漫画となっております。

おすすめ度が9点で、1点低い理由は、ライトな下ネタが随所に散りばめられており、また物語の根幹にも根付いているため、抵抗がある方には少しキツイだろうと思い9点とさせて頂きました。
興味を持たれた方は、ぜひご一読をお勧め致します。読めば知らない人に勧めたくなること間違いなしです。