漫画『ダンダダン』の良さ
『ダンダダン』は、集英社漫画アプリ『ジャンプ+』で2021年4月から連載を開始した人気漫画です。
2024年からはアニメ放送を開始しており、『ジャンプ+』の看板漫画のひとつとも言えると思います。
アニメ公式サイトによると「オカルティックバトル&青春物語!!」とキャッチコピーがついているようなのですが、読んでみると本当にぴったりのキャッチコピーだと思いました。
簡単なあらすじとして、霊媒師の祖母を持つ女子高生・モモ(綾瀬桃)と、その同級生でオカルトマニアのオカルン(高倉健)が、ある時、理解を超越した圧倒的怪異に出会ってしまいます。その出来事をきっかけに、迫りくる怪奇に仲間たちと挑んでいくことになります。
このように、オカルト、バトル、そして青春が軸になった作品なのですが、キャラクターのデザイン力の高さや圧倒的な画力、登場人物たちのテンポの良い会話などで、どの要素も中途半端になることなく3本の軸がうまく絡み合いながら物語が進んでいくところがとても魅力的です。
怪奇たちの不気味さに息をのんだかと思えば、思わず応援したくなるような甘酸っぱいシーンがあったり、かと思えばバトルシーンで手に汗握らされたりと、とにかく毎話ごとに読んだ後の満足感を味わえる作品です。