知らない人に教えたくなる漫画、その名も『ダンダダン』
不動の人気少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の電子アプリ版『少年ジャンプ+』にて連載されている『ダンダダン』という漫画を紹介します。作者は龍幸伸(たつ ゆきのぶ)先生です。
『チェンソーマン』の作者である藤本タツキ先生や『地獄楽』の作者である加賀ゆうじ先生のメインアシスタントを担当されていた方の、満を持しての連載作品です。『ダンダダン』というタイトルからしてクセの強そうな感じがします。
気になるその作品内容は、綾瀬桃(宇宙人は信じないが祖母が霊媒師なので幽霊は信じる女子高生)が、クラスでいじめられていた高倉健(幽霊は信じないが宇宙人の存在は信じているオカルトオタク高校生)を助け、それを高倉が「自分が読んでいたオカルト本に興味がある」と勘違いし、その後お互いの信じるモノ(幽霊と宇宙人)を証明する為にそれぞれが肝試し的な勝負をする所から物語は始まります。
どこかで聞いたことあるような無いような幽霊「ターボババア」とかけっこをしたり、誰も聞いたことのない宇宙人「セルポ星人」に襲われたり、幽霊と宇宙人がバトルを始めたり、突如として綾瀬桃が覚醒して超能力に目覚めたり、幽霊の幽霊になる所以の悲しき過去が明らかになったりと、まるでジェットコースターのような怒涛の展開が繰り広げられます。
加賀ゆうじ先生(先述の『地獄楽』作者)から、「知りうる限り総合的な画力が最も高い人」と絶賛された迫力のある画力に、独特なセリフ回しが合わさり、若年層から中年層の男女問わず、非常に刺さりやすい漫画となっております。
おすすめ度が9点で、1点低い理由は、ライトな下ネタが随所に散りばめられており、また物語の根幹にも根付いているため、抵抗がある方には少しキツイだろうと思い9点とさせて頂きました。
興味を持たれた方は、ぜひご一読をお勧め致します。読めば知らない人に勧めたくなること間違いなしです。