ダンダダン / Dandadan

ダンダダン / Dandadan

『ダンダダン』とは作者の龍幸伸が2021年から『少年ジャンプ+』で連載をスタートしたウェブ漫画。幽霊を信じる少女とUFOを信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画である。霊媒師を祖母に持ち、幽霊の存在を信じる女子高生の綾瀬桃は、教室でイジメられていたオカルトマニアの男子高校生の高倉健を助ける。この出会いをきっかけに、二人は怪奇の世界へ足を踏み入れる。話が更新されるたび100万回を突破という驚異的な閲覧数を叩き出しており、『少年ジャンプ+』の人気作品になっている。

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ダンダダン / Dandadan
9

面白すぎる漫画

虐められていた高倉 健を綾瀬 桃が庇うことから、物語ははじまります。

序盤、綾瀬桃が「オカルト君」と呼ぶ通り、高倉はオカルトが好きな男の子。
UFOや宇宙人の話が好きで、助けてくれた綾瀬桃にも、その話をしようとしますが、彼女から「宇宙人は信じていないが、幽霊は信じる派」だと告げられます。

しかし、高倉は宇宙人は信じているが、幽霊は信じていない。
「幽霊なんているわけないじゃないですか(笑)」「だったら勝負しようぜコラア!」と2人の言い合いが始まり、宇宙人、幽霊、どっちが本当にいるのか、勝負をすることに。

高倉は幽霊が出ることで有名な心霊スポットのトンネルへ、綾瀬は宇宙人が人を攫う場所として知られている廃病院へそれぞれ向かいます。
何もいない、何もいない、と思い込む2人ですが、なんと2人とも、幽霊と宇宙人に遭遇してしまうんです。

高倉は、ターボババアと呼ばれる強い幽霊、綾瀬は、女性との生殖を求めるヤバい宇宙人それぞれに襲われてしまいました。

宇宙人に襲われた綾瀬はUFO内に捕らわれ、無理やり子作りをしようと宇宙人に迫られます。
そこに助けに来たのが高倉。しかし高倉は無事とは言えず、すでにターボババアに呪われていました。

暴走する形で、宇宙人たちを倒していく高倉。しかし宇宙人も、必死の抵抗を見せ、高倉と綾瀬を追い詰めていきます。
絶体絶命のなか、綾瀬は霊能力者としての力が覚醒。宇宙人をぶっ飛ばし、UFOもぶっ壊し、脱出に成功しました。

無事に救出と思いきや、高倉は呪いが制御できず、暴れてしまいます。しかし、覚醒した綾瀬の力により、高倉の体からターボババアの呪いを引きはがすことに成功。

しかし、それだけでは、呪いは解けなかったのです。高倉のイチモツ(金の玉)ターボババアは持っていて、それを取り返さないと、完全に呪いを解くことはできないというのです。

「返してほしけりゃトンネルにこい!」と言い残し、姿を消すババア。
ターボババアの呪いを解くため、2人は協力することに。

襲撃編
綾瀬から、「オカルン」と命名された高倉は、綾瀬の力によって常に体を抑えておかないと、呪いの力が暴走してしまいます
さらに、激戦から一夜が明けて、朝になっているので、幽霊が出てくる夜までとりあえず、綾瀬の家に向かうことにしたオカルンたち。
綾瀬は祖母と一緒に暮らしていましたが、帰ったタイミングでは、祖母はまだ帰ってきていません。
2人が家でボロボロの衣服を着替えていると、チャイムが鳴ります。
「お婆さんが帰ってきたんじゃないですか?」「…こんなチャイム、聞いたこと無い」という会話をする2人。

綾瀬家には「人間用」と「悪霊用」の2つの呼び鈴があるようで、今鳴っているのが、まさに悪霊用の呼び鈴だったのです。なぜ、悪霊が来たのか、2人はその後どうなるのか、ハラハラドキドキの展開から、目が離せません。