本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。

ishihara016のレビュー・評価・感想

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
10

アニメも漫画もなろう小説もおすすめ!特に小説は最後まで読めます

元は漫画から読み始めたのですが、そこからどっぷりとはまりました。漫画で配信されている分だけでは物足りず、原作の小説を一気読み。3日ほどかかりましたが、読み応えばっちしでした。なろう系の小説は途中で飽きてしまって読むのを止めることが多いのですが、この作品は数少ない最後まで一気読みできた作品です。
小説(原作)は完結しているので、続きが気になるなど不完全燃焼は起こさないです。むしろ後日談をもっと書いてほしい。
文体も読みやすく、普段から小説を読まない方でも、頭にすっと入ってくるかと思います。
ジャンルとしてはおそらく女性向けですが、それほど恋愛要素もなく(終盤に少しあり)男性でも楽しめます。
なろう系に多い冒険やバトルが中心ではなく、タイトル通りあくまで本作りがストーリーの基盤です。主人公が本を好きで好きで、そこは最初から最後まで一貫しています。
また作者が注意喚起しているのですが、序盤、主人公の性格があまり良くなくイライラします。そこを耐えると2章にはいったあたりから面白さが加速しますので、序盤でやめてしまった方は、もう少し耐えて読むことをおすすめしたいです。
主人公に愛着が持て、すごく応援したくなる作品です!