「アニメ第2期」巫女見習いになったら文化の違いに驚きが隠せません
この作品は、第1期の続編です。
魔力を宿し平民が生まれる“身食い”に蝕まれたマインは、魔術具がなければ長く生きられず、魔力を奉納する青色巫女見習いになりました。
本来、青色巫女見習いになれる貴族の孤児ではない平民のマインの周りは敵だらけ、3人の側仕えの灰色巫女は問題児でした。貴族と平民の生活の違いに戸惑うマインがなじみ、「読書ができるのか、本を作れるのか」という物語です。神殿での生活と、孤児院との関わりが見所です。
平民のマインは灰色巫女ですが、体の弱さやお金を稼ぐ能力、魔力の多さなどによって、貴族の青色巫女見習いになりました。
この世界で重要なことは、村、町の農作物や子どもの魔力量など、さまざまなことに魔力の多さが影響する、魔力の多い人間が必要になること。
魔力が多く青色巫女見習いになったマインは、平民ではなく貴族の振る舞いや生活に慣れる必要がありました。ずっと一緒に側仕えがいることや、貴族として教養を覚えること、言葉遣い、お祈りの言葉、下町との生活の違いに、マインは驚きました。
青色巫女見習いの生活に慣れた頃、マインが見に行った孤児院で目にしたのは、やせ細った体の子どもや、汚れた薄暗い部屋でした。平民とはいえ、貴族の暮らしをしているマインには見るのも耐えられない、とても悲惨で過酷な現状でした。
孤児たちの現状を何とか変えようと、孤児院の院長になったマインが、紙の作り方を教え、お金を稼がせようとする姿がすてきでした。紙を作る行為は夢である本作りにも繋がり、信念がぶれないところもすごいです。
日本で暮らしていたときの知識と、平民や貴族の常識が混ざり合い、神殿での生活に苦労するマインが、青色巫女見習いとして頑張る姿や、ますます過熱する本への熱意を見てほしいです。