本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。

Lyta_w0のレビュー・評価・感想

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本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
8

はやりの異世界ものではありますが。

もとはライトノベルで、コミック化もされていますが、おすすめはTVアニメです。
第1期が2019年10~12月、第2期が2020年4~6月に放送されました。何よりも本が好きな麗乃(うれの)は、事もあろうか大好きな本に埋もれて死んでしまいます。もっと本が読みたい!と願う彼女が目を覚ますと異世界の少女『マイン』に生まれ変わっていました。ところが生まれ変わった世界では本は大変高価で、貴族や大金持ちでなければ手に入らないという絶望的な状況でした。
前世の記憶(知識)で本を作るためにいろんな方法を試行錯誤する様子が面白い!オススメポイントです。木の繊維を漉いて紙を作ったり(小説ではガリ版印刷や、はては凸版印刷にまで!)、本以外にもこの世界にないものをどんどん作り出す様子はワクワクしますね。異世界なので魔法や魔術、魔物も登場しますが、それらと戦う事がメインではないところが他の異世界ものとはちょっと違っています。すこしハリーポッターみたいな感じもあります(私的な意見ですけど)。
マインの上司(監視役)のフェルディナンド様が良くも悪くもクールでカッコいいんです。でも常に眉間にしわを寄せているので、何とかしてあげたくなります(笑)。