『オッドタクシー』とは2021年4月から6月まで放送された、P.I.C.SとOLMの共同制作によるミステリーアニメ。とある女子高生の失踪事件が、変わり者のタクシー運転手・小戸川とクセのある乗客たちをつなぎ合わせていく群像劇である。登場するキャラクターは全員動物で、医者・看護師・清掃員・お笑い芸人・大学生・アイドルなどさまざまである。見た目からは想像もつかないダークな世界観と、それを引き立てる楽曲。声優のみならず芸人やラッパーをキャスティングする斬新さが話題を呼んだ。
『オッドタクシー』とは2021年4月から6月まで放送された、P.I.C.SとOLMの共同制作によるミステリーアニメ。とある女子高生の失踪事件が、変わり者のタクシー運転手・小戸川とクセのある乗客たちをつなぎ合わせていく群像劇である。登場するキャラクターは全員動物で、医者・看護師・清掃員・お笑い芸人・大学生・アイドルなどさまざまである。見た目からは想像もつかないダークな世界観と、それを引き立てる楽曲。声優のみならず芸人やラッパーをキャスティングする斬新さが話題を呼んだ。
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『セトウツミ』とは『別冊少年チャンピオン』にて2013年から2017年まで連載された此元和津也（このもと かづや）による漫画作品とそれを原作とした映画、ドラマ作品。大阪のとある河原で男子高校生内海（うつみ）と瀬戸（せと）が他愛もないおしゃべりをする姿を描くコメディー漫画。漫才のような二人の会話が人気だが、最後に大きなどんでん返しがあることでも有名。2016年に池松壮亮と菅田将暉のダブル主演で映画化され、翌2017年には高杉真宙と葉山奨之のダブル主演でドラマ化もされた。
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瀬戸と内海…男子高校生2人が、放課後川べりで、ただ喋ってる「だけ」の漫画「セトウツミ」とはどんな作品なのか？紹介します。
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『オッドタクシー』は動物に擬人化したキャラクターたちが活躍するミステリーアニメです。
変わり者のタクシードライバー・小戸川が色々なお客を乗せていく中で、1人の少女が失踪した事件に巻き込まれていくお話です。
このアニメの見どころは、たくさんのキャラクター達の日々の出来事が、1つの失踪事件に繋がっていく所にあります。ひとつひとつが些細な事件ですが、見事に伏線として回収されていきます。
ミステリー好きな人にも、そうでない人にもしっかりと楽しめるストーリーとなっています。
内容はダークな部分がありますが、魅力の1つとして、キャラクター達が動物に擬人化という所がポイントです。キャラクター達が動物が故に、かなりポップに仕上がっていて、ダークが苦手な人でも気兼ねなく見れると思います。
もう1つの見どころは、YouTubeで見れる、YouTubeラジオ『幸せのボールペン』という動画です。
本編に出てくる「持っていると、幸せになれるボールペン」が色々なキャラクターの手に回っていくのですが、実は盗聴器がついていて、手にしたキャラクターの会話がYouTubeラジオで聞けるのです。
その内容がヒントとなっています。
一話に対して、ラジオでも一話あるので交互にみていけば、まるで探偵になったかのように推理が楽しめます。
そして最後は、驚愕のラストがあなたを待っています。
その他にも芸人が声優を務めるキャラクター達の漫才の様な軽快なやり取りや、なぜキャラクター達が動物なのかなど、まだまだ魅力はたっぷりです。是非、オッドタクシーの不思議な世界観を楽しんでみてください。
スリルを求めている人はいないだろうか？そんな方におすすめなのがこの「オッドタクシー」だ。「ヒューマンドラマ」「ホラー」「サスペンス」などなど、数多の要素を含んでいるこの話は、続きが気になりすぎて夜も眠れないほどのドキドキ感を貴方に与えてくれるだろう。
この物語の最も面白く、怖い部分として「アンマッチ感」がある。登場人物はトド、アルパカ、ゴリラなど可愛らしい動物ばかり。まるで某動物たちで村づくりをするゲームのように緩やかな雰囲気だ。しかし主人公はいきなり冒頭で「女子高生失踪事件の犯人なのでは？」と疑惑の目を向けられる。「可愛らしい動物」と「失踪事件」、一見結びつかない二つのキーワードが共存する、こんなアニメを見たことがあるだろうか？さらに、「ゲームに重課金し、社会生活がままならなくなった会社員」「好きだとアピールしてきたのに、実は裏で自分を騙そうとしていた看護師」など、妙にダークな設定が多い。この不気味さが物語に他のアニメには無い「味」を出しているのだろう。さて、物語の展開についてだが、私たちが「当たり前」だと感じていた日常が伏線となり、最後に一気に回収される。特にラストに関しては、2段階の衝撃があり、思わず声が出たほどだ。日常に刺激が足りていない人は、「オッドタクシー」を見て非日常にトリップするのもいいかもしれない、きっと素晴らしい経験になること間違いなしだ。
動物姿の人間達が出てくるアニメです。主人公はセイウチ姿のタクシードライバー。日々たくさんのお客様を乗せながら仕事に取り組んでいます。ただ一つの事件に絡んでいる犯人ではないかと疑いがかけられます。その事件が少女行方不明の事件。その少女が行方不明になった時に乗ったタクシーが主人公の運転していたタクシーでした。
主人公のタクシーに客が乗り話を聞くと沢山のストーリーが繰り広げられます。SNSでバズりたい大学生。アイドルの為に大金を手に入れたいオタク。ボスに認められたい指名手配のヤクザなど。その全ての乗客の悩みが複雑に絡み合ってきます。物語が進めば進むほどミステリーでありホラーでありコメディーな作品です。
一話みて辞めてしまいそうな作品ではありますが、このアニメは最終話に向けて右肩上がりに面白くなっていく作品です。なぜなら最終話までの各話に伏線が張られているからです。すべての伏線が解決していく最終話でゾッとしてしまう、刺激ある作品になっております。声優陣も芸人や俳優を使っている為様々な視点で楽しめる作品でもあります。全てが裏返っていく爽快感があり様々な考察をしてしまいたくなる話で、見ている最中も見終わった後もおもしろい作品でした。
可愛らしいキャラクターデザインと、好きな声優さんにつられて何となく見始めたアニメ作品。回を重ねるごとに想像しなかったまさかの展開に引き込まれ、気付いたら最終話まで一気見してしまいました。
癒し系動物擬人化アニメと思っていましたが…実際は伏線が張り巡らされたサスペンス！謎が謎を呼ぶ、予想のできない人間ドラマでした！！
とあるタクシードライバーの"オットセイ"が主人公。ある日「女子高生行方不明事件」が起き、主人公がその被害者を乗車させたことがある…というところから、あらゆる人物が関わり、たくさんのドラマが巻き起こっていきます。随所に謎や伏線が散りばめられており、謎が明かされた時の驚きも格別です。そして最後はまさかの展開に…！！
ラジオドラマや劇場版にも展開していますが、全てを網羅しても「謎」の回答全てが明かされないところが本作の大きな魅力です。想像や考察がとにかく止まらなくなります！
人はたくさんの秘密を抱え、環境や相手によって対応を変えながら、多角的に生きていると思います。『オッドタクシー』はそんな人間の多面性を、大変秀逸に描いている作品です。その人の全てを見ること、理解することはとても難しい。見る側によって正義も悪も変わってしまう。
『オッドタクシー』は深くそんなことを考えさせられてしまう、考察好きな方必見のアニメです！
『オッドタクシー』を最初に見た時、アニメーション的に子供向けかと思っていたのですが話数を重ねるごとにストーリーが展開していって大人でも楽しめるアニメでした！エピソード数は13話とそこまで多くはないので週末などに気軽に見終わるぐらいのちょうどいい長さだと思います！その13話の短いストーリーの中でいろんな伏線やドラマが一番の見どころだと思います。オッドタクシーには色々なキャラが出てくるのですが、自分的には芸人さんのダイアンさんが声優をやっていてびっくりしました。あとこんなに子供向けっぽいアニメーションなんですが結構裏社会っぽいキャラクターなども出てきてとても斬新でした！あと先ほどこのアニメは伏線回収がすごいと言ったのですが、11話,12話,と最終回で一気に伏線回収をしだします。なので一話たりとも見逃すことができません！このアニメの主人公（小戸川）が1話でタクシーに乗せた女子高生が誘拐されてストーリーが進んでいくんですけど、その間に色々なキャラクターが絡んできて真犯人を探していきます。その真犯人が大人から見てもなかなか分からないのがすごかったです！『オッドタクシー』はどちらかと言うと子供向けよりダークな部分があるのでミステリーや伏線好きにはたまらないアニメだと思います！
セイウチの擬人化キャラクター「小戸川」が主人公。
小戸川はタクシーの運転手をしており、ややぶっきらぼうな性格で、話し方もボソボソといて、友達も少なく身寄りもない。
はじめは、一人で一軒家暮らをしている平凡なタクシー運転手に見えた。
癖の強いお客さんとの、ほのぼのアニメだと思い見ていたが、想像以上のストーリー展開なのだ。
人物の設定も巧妙なミステリー作品である。
アニメ前半のストーリーは、各話淡々と進んでいき、小戸川には何の関係もないようなキャラクターの話が突然始まったりするが、後半の展開で全てが納得する展開で繋がって行く。
ぜひ細部までチェックしながら見進めて欲しい作品。
要所要所にちりばめられている、バラバラに見え一見関係のないような登場人物達の物語、出てくるキャラクターの動物のような見た目の意味、何気ないセリフ、小戸川の過去、最終回で全てがきれいに回収される点もスッキリしておすすめである。
ぜひたくさんの人に観てほしいアニメ。
OPやED、作品内のBGMなど音楽も非常におしゃれで、各キャラクターにピッタリの音楽な点でも拘りが感じられます。
アニメは全13話ですでに完結していますが、最後の最後一コマまで目が離せないアニメである。
タクシー運転手の主人公が、毎日色々なお客さんを乗せて運転しているうちに、大きな事件に巻き込まれていく話です。
一つ一つの出来事は小さなもので、それがだんだん繋がって一つの大きな事件になっていくので、アニメの話数が進むたびにもっと続きが気になりやめられなくなります。
キャラクター達は人間ではなく、セイウチやネコなどの可愛い動物の姿をしています。キャラクターデザインは可愛らしいのに、ヤクザがバックにいる地下アイドルのエピソードや、マッチングアプリで騙される中年のエピソードなど、話がいやな感じに重くて、ギャップがあり面白いです。もしも人間のキャラクターデザインだったらつらくて見ていられないシーンも、可愛い動物だからこそ受け入れられるのかもしれません。
アニメ本編はAmazonプライムビデオなどで見ることができます。アニメの話と話の間のサイドエピソードが公式YouTubeで見られるようになっており、それを見るともっと楽しめるようになっています。ボールペン型の盗聴器がキャラクターの間で受け渡しされていて、その盗聴器に記録されている音源…という内容なのですが、誰が盗聴しているのか、どうやってキャラクターたちの間を回っているのかを考えながら聞くと、アニメ本編の最後の謎への理解が深まるようにできています。様々なメディアを横断して物語を楽しめるという構成は、今時のアニメならではの内容だなと思います。
「ODD TAXI」は2021年4月から6月にテレビ東京、AT-Xで放送されていたアニメ作品です。タクシードライバーの主人公・小戸川（おどかわ）を中心に繰り広げられる物語ですが、一風変わった点として、全ての登場人物が動物の姿をしています。
小戸川はセイウチ、他にもテナガザル、ゴリラ、アルパカ、ミーアキャット、ハリネズミといった様々な種族が登場しますが、舞台は現代の東京都内。擬人化された動物たちのポップなストーリーではなく、ハードボイルドサスペンスです。
脚本は男子高校生の会話劇を描いた漫画「セトウツミ」の作者・此元和津也で、本作がオリジナルアニメ初脚本作品ですが、アニメならではの様々な仕掛けが効いています。
物語は冒頭に起きた女子高生失踪事件を中心に進みます。小戸川が事件直前に失踪した女子高生を事件前にタクシーに乗せたことがあり、車載のドライブレコーダーに事件に関係する可能性のある映像データを持っていることから警察や暴力団関係者に狙われる、というのが話の軸ですが、周囲の登場人物にも所々フォーカスした群像劇としての一面もあります。様々な会話やキャラクターの行動がやがて事件に繋がっていくというストーリーなので、一度見始めると止められません。
本作はキャスティングの妙味も見どころです。厭世観漂う主人公・小戸川を演じるのは「鬼滅の刃」で竈門炭治郎を演じて脚光を浴びた声優・花江夏樹ですが、クレジットが出るまで気づかないほど40代のタクシードライバーになりきっています。
脇を固めるキャラクターも、小戸川を毛嫌いする双子の警察官・大門兄弟を演じるのはミキ、伸び悩んでいるお笑いコンビ「ホモサピエンス」はダイアン、youtuberを目指す大学生・樺沢はトレンディエンジェル・タカシ、小料理屋の女将は森三中・村上知子といった芸人達がレギュラー出演しています。
また、常にラップ口調の暴力団員の矢野を演じるラッパーのMETEORや、主題歌を作曲したPUNPEE、挿入歌はトラックメーカーのVaVaといった具合にヒップホップカルチャーも取り入れられており、いろいろな要素がごちゃ混ぜになった作品です。
ストーリーに加え、キャスティングや音楽などに散りばめられた仕掛けで、久しくアニメを見ていないという大人でも楽しめる作品であることは間違い無いです。
『ODD TAXI』は、様々な人物の思惑がひとつの大事件に繋がる傑作ミステリー作品です。原作のないオリジナル作品ですが、アマゾンプライムビデオでのレビュー評価が1000件以上登録されているにもかかわらず、5段階で4.4の高評価を獲得しました。愛嬌あふれる動物のキャラクターデザインで、日常系アニメ化と思う方もいるかもしれませんが、本作品は東京の練馬で行方が分からなくなった女子高生の謎を紐解くミステリー作品です。
毎回、様々な謎や不可解な人物の動きと事件の関連が気になって、見始めると止まらなくなる面白さがあります。
反社会的勢力とのつながりを持つ警官、反社会的勢力内の内部抗争など、社会の闇の部分まで描かれている本作は、キャラクターデザインとのギャップで、一気に物語に引き込まれます。薬物の盗難事件、センター以外仮面で素顔を隠したアイドル達、世界に一つだけしか存在しない消しゴムなど、一見関連性が見えない事件や人物などもまるで立体パズルのようにうまくピタリとはまるので、伏線張りが上手いアニメがお好きな方はきっと気に入るのではないでしょうか。
さらに主人公の小戸川さんは、医師に心配される病気の持ち主で、さらに家には誰かをかくまっているようなそぶりも。小戸川さんは女子高生失踪事件の犯人なのか、彼の抱える病気とは何かも見逃せない要素となっています。小戸川さんの素性も物語の大事なピースとなっており、最終回で全ての伏線が回収されたときに、圧倒されること間違いなしの作品です。
この作品の魅力は3つに集約されます。
1つ目は魅力的なキャラクターによる軽妙な掛け合いです。
作品に出てくるキャラクター達は動物の姿をしていてそれぞれキャラが立っており、惹かれる魅力を持っています。
中にはお笑い芸人が声優を担当しているキャラも複数出てきているのもあって、キャラ同士のやりとりが軽妙で非常に面白いです。
作中で芸人役のキャラがラジオ放送しているシーンがあるのですが、そこで必ずお手紙のコーナーで読まれるリスナーからの手紙に対するツッコミが本格的にお笑いを取り入れているのだと感じさせられます。
2つ目はそれぞれの日常が複雑に絡み合っていくストーリーです。
作中では主人公であるタクシー運転手の他に多様なキャラが出てきますが、どのキャラも余すことなくメインストーリーに繋がっていきます。
その様子は伊坂幸太郎小説のようですが、登場人物の数で言えば本作の方が多いためより複雑です。
上記においてラジオ放送のシーンを例に取りましたが、この何の変哲もないリスナーからのお手紙のコーナーでさえ後々ストーリーに取り込まれていきます。
それぞれのサブストーリーが1本の流れに収束していく気持ちよさもこの作品の魅力と言えるでしょう。
3つ目は作品を通じて存在する主人公の謎です。
本作品は動物たちが二足歩行で人の言葉を話していてまるで人間のように生活しています。
そんな中で主人公はトドの姿をしているのですが、他のキャラ達にはないある能力を持っています。
それは、通常では誰なのか分からないような状況でも主人公は誰であるか見分けられる、というものです。
分かりづらいかもしれませんが、例えば、逆光で後ろ姿を撮られた写真を見せられても即座に誰なのか判別できるのです。
ストーリーはこの謎をメインとして進んでいきますが、謎が解かれる最終話では心が晴れやかな気持ちになります。
魅力的なキャラ達と、次々と巻き起こる事件に深まる謎とエンターテインメント要素がぎゅっと詰まった作品です。
ぜひ1話だけでもこの世界を覗いてみてください。
このアニメはテレビ東京の深夜に放送しているアニメで色々な伏線が張り巡らされています。ミステリーが大好きだという人は絶対にはまるアニメだと思います。
小戸川というトドの主人公がタクシードライバーをしているのですが、女子高生失踪事件が起きてその犯人かもしれないということで警察に目をつけられてしまいます。そこからこの物語が展開していくのですが最初のうちはわからないことばかりです。ですが物語が進んでいくうちに話がつながっていきます。キャラクターが全員揃った時にすごくいい知らない高揚感を感じることができるのは間違いありません。
この世界の特徴として一番気になる点といえば、町のみんなが動物の姿をしているということだと思います。ですがこのことについても何か謎が隠されているのではないかという話が出てくるので、見ていてどういう真実が隠されているのかとても楽しめる内容になっていると思います。主人公の小戸川を中心にたくさんの人々が絡み合っていくので考察しながら見ていくととても楽しめると感じます。話し中で落語家の人物が何度も入ってくるのですが、この人物が何か隠しているのではないかと思うのでその点についても注目しながら見ると面白いです。
主人公は個人タクシーを営むセイウチの男、小戸川。
決して社交的ではない彼を慕うもの、彼を利用しようとするものたちで、物語は進んでいく。
このアニメを一言で表すなら「現代」だ。
SNSに情熱を燃やすもの、ゲームに執着するもの、暗躍する反社会勢力、夢を追う若者たち、孤独な中年…。
彼ら1人1人に人生があって、そしてそれは1台のタクシーから、深く絡み合い、そして大きな事件に発展していく…。
一見児童向けアニメのようなビジュアルからは想像もつかないほどダークでリアリティのある世界観。
彼らは我々と同じようなところで生きていて、そして物語は、我々の知らないところへと向かっていく。
注目して欲しいのは個性豊かな登場人物たち。コミカルな見た目と一癖も二癖もあるキャラクター。
その裏に隠された闇…。
彼らの一挙一動は、やがてくる結末に向けて緻密に練られている。
飄々とした会話の中に真実が隠されている事もある。このアニメに見逃すところはどこにもない。
そしてそれは終わってからも…。
このアニメは最後まで観るべきだ。濃厚なミステリーは最後の最後まで謎を明かさない。
この物語がやがて終わり、液晶が暗くなって現実に戻ったとき、そこに映る自分の顔は、観る前の顔と同じだろうか…。
擬人化された動物達が演じる群像劇で、自分の人生を謳歌する者、あがく者、栄光を目指す者など、タクシー運転手の小戸川を中心に都会で暮らす様々な人が登場します。
タクシー運転手の小音川はトドの姿で落ち着いた語り口の皮肉屋です。彼の運転するタクシーには日々様々な客が乗ってきます。その客たちも一癖も二癖もあり様々な因縁を持っています。 看護師の白川、チンピラのドブ、歌舞伎町のボーイの今井、大学生の柳沢、アイドルグループの「ミステリーキッス」とマネージャーの山本、芸人コンビ「ホモサピエンス」の柴垣と山本。彼ら彼女たちに加えて登場する人々の人生が交錯する中で、小戸川は事件に巻き込まれていきます。
消えた女子高生とは？小戸川の秘密とは？事件の結末は？
ミステリー群像劇、それがオッドタクシーです。
この作品の特徴としては全ての人物が、可愛い動物の姿で登場します。
特に女性キャラはカワイイ猫と犬にウサギの姿で登場します。そして最大の押しはメインキャラの一人アルカパの白川さん。まさかのチョイスですが前半の可愛らしさと後半の強さで注目のキャラです。
後はキャラ同士の会話が面白いです。特にタクシー内での小戸川と客の掛け合いは小戸川の低温ツッコミの切れ味するどく、絶妙な笑いを誘います。
次回を観るのが楽しみになるオッドタクシーは、登場キャラが多いものの全員に物語があり最後まで飽きさせない作品です。
物語は女子高生の失踪事件から始まる。主人公はセイウチの小戸川というタクシードライバー。何気なく乗せた客から話が広がり、事件の真相に迫っていくストーリー。登場人物は動物でイラストもかわいらしいが、内容はしっかりしていて話が進むたびに謎が増えていき続きが気になる。物語の終盤は伏線の回収が鮮やかでとてもよくできた作品だと感じる。ところどころにシュールだが、クスッと笑えるやり取りがあるのもおもしろい。また、声優陣が豪華で主人公の小戸川役では鬼滅の刃で有名になった若手ナンバーワン声優の花江夏樹。小戸川はおじさんの役なので少し低めの声で演じているとのこと。いつもと違う印象なので花江夏樹と言われないと気付かないかもしれないが、しっかりと小戸川というキャラクターに命を吹き込んでいる。また、このアニメでは芸人もたくさん声優に挑戦している。ダイアンのユースケと津田、ミキの昴生と亜生、トレンディエンジェルのたかし、森三中の村上、ガーリィレコードの高井とフェニックスなど、それぞれになかなか良い味を出していて、声優に注目して見るのも楽しい。全13話なので気軽に見ることができるし、公式YouTubeで1話ごとにオーディオドラマが更新され、そこに謎を解く鍵が隠されていたりする。回を増すごとにどんどんはまっていくアニメだ。
『オッドタクシー』とは、2021年4月からテレビ東京で放送されたアニメです。
主人公の小戸川はタクシー運転手。身寄りがなく、他人との関わりを避けるような、無口で偏屈な性格をしています。
小戸川が運ぶ少し変わった乗客との一見何気ない会話から、徐々にある一つの事件へと繋がっていきます…。
ここからは、一部ネタバレを含みます！
初めは日常系の動物ほのぼのアニメのような雰囲気ですが、次第に雲行きが怪しくなっていき、主人公・小戸川があるアイドルの失踪事件に関わっていると疑われ、警察からも事件関係者からも目を付けられるようになっていきます。
一見関係のなさそうな描写一つ一つが、後に伏線としてテンポよく回収されていく様子は気持ちが良く、飽きずに一気見してしまいました。
最終話では、予想外の結末にザラッとした後味の悪さがあり、ストーリーにスパイスを与えています。
ストーリーに似つかわしくない可愛らしい動物のキャラクターたちが、なぜ動物として描かれているのかも最後には明かされてスッキリしますので、ぜひ最後まで見てほしい作品です。
また、声優にダイアンやミキなど芸人さんを起用しているのも、キャラクターの個性が際立ちいい味を出しています。
個人的には、オープニングのヒップホップとおしゃれな色合いのアニメーションも作品とマッチしており良かったと思います。
「犯人が誰か」、「なんでみんな動物なのか」については、正直途中で気付いてしまうかもしれない。
でも、犯人の残忍さについては到底辿り着けないだろう。
あらすじとしては、主人公のタクシードライバー小戸川が、女子高生失踪事件に巻き込まれながら、殺人未遂、強盗、美人局などの事件にも関わってしまう。
ストーリ終盤まではキャラクター全員が動物であることに対しての言及が全くなく、他の某動物アニメのような、動物性に対してのセリフや生活の違いも全くない（肉食か草食か等）。しかし、途中で普通の鳩や猫が出てくる場面などから、何となくカラクリに気付けるかもしれない。
また、見どころの一つとして、声優陣の豪華さがあげられる。
花江夏樹や山口勝平、木村良平などの有名声優の他に、ミキの昴生・亜星、森三中の村上知子、ダイアンのユースケ・津田篤宏、トレンディエンジェルのたかし、ガーリィレコードの高井佳佑・フェニックスなど、芸人の起用がとても多い。
2話くらいまでは日常系アニメのような展開でサスペンスのドキドキ感があまりないため見るのを止めてしまうかもしれないが、3〜4話から話が進み始めて最終話まで一気に見てしまうこと間違いなしだ。ゾクっとするラストにご注意を。
Amazon Primeで興味ありそうな番組にあったのをみて、動物のキャラだし紙兎ロペのようなほのぼの系アニメと思って洗濯物をたたみつつながら見のつもりで最初観始めました。しかし実はほのぼの系ではなく、サスペンスものだと判明。続きは観なくて良いかなと思ったのですが、ひとり暮らしのはずの主人公が家の中で誰かと会話していることから、主人公が女子高生失踪事件に関与しているのでは？と疑ってしまい、興味をそそられ、観続けていた所ドンドン色んなキャラクターがでてきて謎が多くなり、ドンドンはまっていきました。最後はどうなるのか、あのアイドルは誰に殺されたのか、主人公は誰と話しているのか？少しずつ謎が深まっていき、その謎を知りたいと思ううちに全話観てしまっていました。いろいろな謎の伏線の回収はとてもきれいで、あ～そうゆう事なのかと感心させられます。あと、まさか主人公の病気のせいで自分は動物で、その他の人も動物に見えていたということに衝撃を覚えました。そして、オッドタクシーという名前の作戦をたてる所とか、なるほどねと面白く観ることができます。サスペンスのアニメやドラマをほとんど観ない自分でもはまってしまうくらい良い作品だったと感じました。興味がある方は一話だけでも視聴して、そのあと観続けるか判断しても良いと思います。
このアニメはミステリーである。
動物をキャラクターにしたアニメは数あれど、ここまでダークでウェットな作品はなかなかないと思う。
動物が街を歩き、車を運転する。アイドルにだってなる。
あまりにも非日常的な光景でありながら、その中で暮らす動物たちは、人間の非情な日常をむき出しにする。
キャラクターが動物である事以外は、至って極々普通の生活だ。
故に、人間の悪い部分、目を瞑りたくなるような現実を淡々と見せつけてくる。実際、見ていて胸が苦しくなるようなシーンが何度もあった。そういう部分が面白いところでもあるのだと思う。
もちろん、ミステリーというだけあって話の構成も巧妙な作りになっている。謎をちりばめていきながら、最終話にかけてじっくりとそれらを明るみにしていく。
1話から最終話まで、ずっと楽しみながら見られると思う。最終話を迎えるのが楽しみであり、同時に終わってしまう悲しさを感じる作品であった。
また、このアニメの特徴の一つとして、声優にお笑い芸人を何人か起用してることが挙げられる。しかも、これが意外にもアニメの世界観にハマっているのだ。エンドロールのテロップを見て、「あの人だったのか」と気付く事がしばしばあった。まだ見ていない方は、気にしながら見てみてほしい。
ちなみに主人公の声優は、鬼滅の刃の主人公と同じである。
登場するキャラクターは皆、個性的で、それぞれのバックグラウンドがある。
一見接点のないようなキャラクター達が、少しずつ線で結ばれて物語の全体像が見えてくる。考察をしながら楽しんで見てほしい。
