人が死んだあとどこへ行くの?
人が死んだあとどこへ行き、何をするのかを描いたストーリー。
まずはどのように死んだのかで受付をする課が決まります。自殺課・他殺課・事故課…。
自分がどのように死んだのかわからない場合は、死役所の職員が調べてくれます。
納得のいかない死を迎えたものも多く、八つ当たりをしても作ったような笑顔で「お客様は仏様」の信念で対応する総合案内の「死村」さん。
その作った笑顔の真相が気になりつつも、ストーリーは仏様の過去の所業、職員たちの生前ストーリーが続きます。
職員と言えども、生前は同じ人間。中には感情的になったり、同情したりと人間らしさがにじみ溢れています。
なぜ同じ死を迎えたのに職員として働いているのか?職員共通事項は、全員が死刑執行で死んだ人。
それがわかるまでは、全く凶悪な雰囲気はなく、どの職員もまっとうな人間にしか感じなかった。
若くてチャラいお兄ちゃんが、優しく同情的な頑固親父が、生真面目で仕事一途なきれいな女性が、
気が小さいコミュ障な女の子が、全員死刑囚?なによりいつも笑顔でお役所仕事をする死村さんが?
実は死村さん、冤罪で死刑に…。この漫画は、リアルにありそうな事件、タブー視されがちな宗教や幼児虐待、賛否が分かれる死刑判決の内容が描かれます。
フィクションであれ、これらを題材にしたストーリーは妙に考えさせられる漫画だ。