ヴァルキリープロファイル(VALKYRIE PROFILE)のネタバレ解説・考察まとめ

1999年に「トライエース」が開発し「エニックス」から発売されたPlayStation用ソフト。
2006年に【ヴァルキリープロファイル -レナス-】でPlayStation Portable用ソフトとしてリメイクされる。戦闘はターン制だが、ダンジョンはアクションと二面性を持つシステムを採用している。
北欧神話をモチーフに、レナスが世界の終わり「ラグナロク」を回避するために世界を旅する。

アリューゼ

CV:東地宏樹
アルトリアを中心に活動する腕利きの傭兵。足の不自由な弟「ロイ」と共に住んでいる。
恵まれた体躯と天賦の才を持ち、仲間からは「天才」と称されるほどの実力と実績を持つが、本人は天才という意味を「負け犬が諦める言い訳に使う戯言」と嫌っている。
大剣を操り、相対するものに死神と恐れられるほどの実力者であると共に、国王でも気に入らなければ無礼を働く、戦好きで粗暴な性格。そのせいで、神族の「フレイ」からはエインフェリアとして相応しくないとされている。
しかし、国王を侮辱されて仕返しを働く王女「ジェラード」に対して、父親を馬鹿にされて黙っていられない内情を知り反省したり、足の不自由な弟ロイの為に共に住むなど、人を思いやる部分がある。

後に「バドラック」と共に仕事をした際、大臣の策略にかかり悪魔化したジェラードを殺害させられる。そのことに怒りを覚え大臣を殺害しようと城へ乗り込み暴れたが、弟に迷惑が行くと説得され自決しエインフェリアとして迎えられる。

アリューゼはAルートでレナスの危機を支える重要なキャラクターになる。そのため、他のエインフェリアと違って神界へ転送することが出来ない。

メルティーナ

CV:山崎和佳奈
フレンスブルグに住む魔術師。フレンスブルグ魔術学院の学院長「ロレンタ」の教え子で、学園を首席で卒業するほどの実力者。「レザード・ヴァレス」とは同期の級友になる。神界「ユグドラシル」に行くために研究をしている。
エゴイストかつナルシストを自認し、派手好きで傍若無人な性格。自己中心的な態度と発言を取るが、レナスの危機を助けるなどの優しい部分はある。また、前向きな性格で、レザードに殺害された際も恨んではいるものの執着せず、深く気にする様子はなかった。

後に、レザードが手にしたあらゆる知識を与える「賢者の石」を使い何をしているかを知る為、レザードのアジトである塔から、研究の成果である「ホムンクルス」を持ち出す。そのことでレザードに目を付けられしまい、ユグドラシルに行く手段とホムンクルスを交換する取引を持ち掛けられ、取引現場に行く手段として「幽体離脱」を行う装置を使用したところ、レザードに装置ごと氷付けにされ肉体が亡くなりエインフェリアとして迎えられる。

メルティーナはAルートでレナスの危機を支える重要なキャラクターになる。そのため、神界ユグドラシルに行く夢があるにもかかわらず、他のエインフェリアと違って神界へ転送することが出来ない。

ルシオ

CV:佐々木望
ジェラベルンの貧民街に住む青年。「プラチナ(レナスの人間界での転生体)」とは幼馴染。
生まれはコリアンドル村出身だったが、プラチナを死なせてしまったことを後悔し村を出ることになる。
両親に虐げられていたプラチナを見かねて連れ出したり、貧民街の仲間を庇って命を落とすなどお人好しで優しい性格。その反面、いつまでもプラチナの事を忘れられず後悔し続ける暗い部分を持つ。

後に、貧民街の仲間が貴族の財布に手を出してしまったことをきっかけに、貧民街が焼き討ちに遭ってしまう。その際、貧民街の仲間が命を狙われたところを庇い命を落としてしまい、エインフェリアとして迎えられる。また、レナスとプラチナが似ているところから面影を重ねてレナスの事を調べるようになる。
神界に転送した際、レナスとプラチナの関係を「ドラゴンオーブ」を奪おうと企む「ロキ」に利用され、ドラゴンオーブを奪った犯人にされてロキに始末される。

ルシオはAルートに関わる重要な人物になり、神界に送ることが必須の条件になっている。

レザード・ヴァレス

CV:子安武人
錬金術師であり死霊術士でもある魔術師。「メルティーナ」とは同期の級友。あらゆる知識を与える「賢者の石」を所持する。
フレンスブルグ魔術学院の学院長「ロレンタ」の教え子の教え子だったが、禁断の魔術に手を染める狂気の魔術師で有ったため追放される。そのことに恨みはなく、新たな住みかとして「レザード・ヴァレスの塔」を作り日々研究をしている。
「レナス・ヴァルキュリア」の事を異常なまでに偏愛しており、「人間としてのレナス」を作る為、多くのエルフと人間を使いレナスと瓜二つのホムンクルスを作り愛でている。

後に、レナスをレザード・ヴァレスの塔に招くため、師であるロレンタの夫を悪魔に変貌させ、ロレンタを手にかけさせる。それによってレナスは来ることになるが、その命を弄ぶ行為を咎められ粛清される。
その後、身を隠すがレナスの危機に力を貸す他、セラフィックゲートで再び会うことになる。

本編では仲間にならず、Aルートでレナスの危機に一時的に仲間になるだけだが、隠しダンジョンであるセラフィックゲートでは討伐後仲間になる。

レザードは開発スタッフも認める「変態」である。異常な性格とダークヒーロー的な存在により、好き嫌いが両極端に分かれる強烈な悪人キャラクターであるよう意図的に設定されており、公式のアンケート調査では、好きなキャラクターと嫌いなキャラクターの両方で上位を獲得している。

続編

ヴァルキリープロファイル2 シルメリア

「トライエース」が開発、「スクウェア・エニックス」が2006年にPlayStation 2用ソフトとして発売。
本作【ヴァルキリープロファイル -レナス-】の過去の話になる。
本作中ではすでに滅びた「デュパン」の王女「アリーシャ」と、アリーシャの体に宿る戦乙女の「シルメリア」が主人公の物語になる。
神界に戦争を仕掛けるディパン王・バルバロッサを説得するために「ドラゴンオーブ」を探しに行く話になるが、物語の途中で【ヴァルキリープロファイル -レナス-】から時間を超えてきた「レザード・ヴァレス」が仲間になり、出来事の結末を変えてしまう。その結果【ヴァルキリープロファイル -レナス-】の過去と違い未来が変わってくる物語になる。

『ヴァルキリープロファイル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

特別出演

画像は【スターオーシャン3 Till the End of Time】 のレナス

主人公「レナス」は他のトライエース作品にゲスト出演することがよくある。
【スターオーシャン3 Till the End of Time】には猫耳と尻尾の生えた姿で隠しダンジョンに登場するほか、スマホゲーム【スターオーシャン:アナムネシス】では期間限定で配信、【ラジアータストーリーズ】でも隠しダンジョンで登場する。

ゲームによってはレナスの他に「レザード」や「フレイ」などもゲスト参加していることがある。

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