天外魔境II 卍MARU(MANJI MARU)のネタバレ解説・考察まとめ

天外魔境2とはPCエンジン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲームである。その後、様々な媒体でリメイクされている。
架空の国「ジパング」を舞台に、宿敵「根の一族」の陰謀を阻止するために、「火の一族」の末裔、「戦国卍丸」が各地に散らばった暗黒ランを切り、仲間とともに悪神「ヨミ」に立ち向かう。

吉備の国にある地獄城城主。根の国の戦士としては一番強く、攻撃力だけではヨミの半分ほどはある。
倒れた後は、戦うことだけの人生に後悔をしていた。

ヨミ(声:池田秀一)

宇宙の創造主の名により、宇宙の彼方からやってきた男の神。
強さとは不屈の闘争心であると考えて、根の一族を創造した。宇宙空間にいるときは青い球状であり、マリと一緒に回りながら地球にやってきた。
当初は卵の形状だった。しかし三博士は暗黒ランをジパングの各地に植え、暗黒ランから吸い取った人間の生気をヨミに送り復活を促していた。そのため三博士がヨミに申しあげをする度に卵の色が変わっている。
最終的には幼虫の形状で出てきた後、人間の形状になる。

その他

百々地三太夫

伊勢の国へ行った際、忍者の頭領である百々地丹波を助けた際、借りを返すと送り込まれた3人の娘たち。各所で助けてくれる。地獄城でそれぞれ命を落とす。
花火(声:木下千鶴子)
長女。おしとやかだが、夢中になると前後の見境がつかない。
まつり(声:高山みなみ)
次女。粗野で素っ気ないが、案外女らしい。次作の「天外魔境 風雲カブキ伝」にも登場。
みこし(声:柿沢美貴)
三女。おとなしく目立つことはしないが、シロが亡くなったとき何かを供えてくれるといいのにと提案する優しい子。

タイクーン(声:青野武)

ジパングの大和地方を統括する権力者。前作登場のショーグンは兄。娘に桂姫がいる。
悪の三博士がタイクーンにジパングの王となるようにと悪魔のささやきを送り、聖剣と暗黒ランを抜かせた。掘り起こした後は用済みと、石にされた。

ホテイ丸(声:青野武)

前作にも登場している。外国からきた宣教師である。
メカに強く、一目見た早鳥の設計図を覚えていたり頭もいいが、言葉遣いはいまいち日本語のアクセントではないし、間違った日本の認識もある。
卍丸の役に立ちたいと鋼鉄城を乗っ取り卍丸の足になるが、京都に暗黒ランが咲いたとき、暗黒ランに鋼鉄城ごとアタックして自滅するが、花の御所への入り口を開かせた。
兄はエビス丸といい、各地を船で渡る船長をしている。性格はひたすら陽気。ホテイ丸の友達ならと淡路島に連れて行く。しかし魔海城城主の右のガーニンにより船、淡路島ごと沈められエビス丸は船ごと転覆し、行方不明になる。

『天外魔境II 卍MARU』のアイテム

聖剣

7本ある聖剣を奪っているそれぞれの城主を打ち倒すことにより、1000年前の火の一族の魂の入った聖剣を手にすることができる。
聖剣自体は他の人が持ってもあまり攻撃力の無い刀であるが、卍丸が使うことによって暗黒ランを切り、枯らし聖剣とともに封印することができる。
卍丸が聖剣を手にすると聖剣に入っている1000年前の火の勇者が卍丸に語りかけ、卍丸は、1000年前の技を取得することができる。

1000年前の火の勇者たち

紅丸(声:池田秀一)
「獅子王」と呼ばれている。立ち位置は卍丸のような勇者のタイプ。
カラス(声:青野武)
「闇の剣士」と呼ばれている。元根の国の戦士。
義経(声:山田栄子)
「水の貴公子」と呼ばれている。
女彦(声:銀河万丈)
「火の巨人」と呼ばれている。いきなり怒鳴られる。
静(声:小山茉美)
「火刃の女王」と呼ばれている。盲目でどこを見ているのかわからない感じがミステリアス。
三郎(声:藤田淑子)
「浪華の火の玉小僧」と呼ばれている。体が小さいため、それをカバーするためにイヒカの民に、自分の体を改造してもらっていた。
松虫(声:藩恵子)
「悲恋の鬼百合」と呼ばれている。何が悲恋なのかは不明。絹を説得するように卍丸の背中を押してくれた。

他の媒体との違い

PCエンジンで発売された1992年当初と現在では倫理基準が異なるため、絹が吹雪御前を虐殺しているシーンなど残酷な描写がカットされている。また版権問題に引っかかると思われる名称も同様の処置が行われている。
そのため、他の媒体の場合、話の食い違いが出てきている。

浜田村

石見の国にある浜田村は「豚」がどこからか来るから、捕まえて豚汁にしたり豚製品を売っていると言っていたが、本当は捕まえた人間をニックが豚に変えて、浜田村に流していた。
それを知り、暗黒ランを切った後も浜田村は悲しい音楽になっている。
しかし移植されたときは人間ではなく、「死霊銀バエ」に変更されている。

残虐シーンのカット

絹が怒り、吹雪御前を虐殺しているシーンは、直接的な表現を押さえられている。

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