ペット(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ペット』とは、2003年から小学館の『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されていた三宅乱丈によるサスペンス漫画。他人の記憶に入り込み、その記憶を操作出来る特殊能力を持つ3人の少年、ヒロキ・悟・司。彼らは「会社」という組織に属し、組織にとって邪魔な人間を廃人にする仕事を担っていた。だが、元社員でありながら会社を裏切り失踪していた林が再び姿を現した。少年たちは自分達を搾取しペットのように扱う会社の正体を暴き、その束縛から解放されるために闘うことになる。

趙金貴(チョウ キングイ)

CV:飛田展男

白世昌の息子。父が殺害されたのち、名前と容姿を変えて会社を引き継ぐ。ロンと共に父を殺した陳一族へ復讐を果たした。
レンレンの兄であり、ジンの伯父でもある。

中国マフィア

陳夭雄

表向きは上海の慈善家であるが、マフィアの一族である。
ロンにコントロールされた大豪に撃たれて死亡する。勝傑の父であり、大豪の祖父にあたる。

陳勝傑(チン ショウジィエ)

夭雄の息子、大豪の父。組織のNo2である。
金貴が白世昌の敵討ちに来たことに気がつくも、殺害される。

陳大豪(チン ダアハオ)

メイリンに記憶を書き換えられ、祖父である夭雄を銃殺して陳一族の崩壊のきっかけを作った。洗脳されたまま会社の傀儡として上海での陳一族のトップに据えられる。

その他の人物

佐々木健治(けんじ)

手前のドレッドヘアの男性が健治

親友の横田と共に桂木の仕事を手伝うドレッドヘアの一般人の青年。
失踪したと思っていた横田が潰されていたことを偶然知ってしまったことで、桂木たちに始末されそうになる。
CAFE and BAR DIVING POINTを経営している。自分を見張る特殊能力者とは知らず、司とヒロキを雇っていた。

横田(よこた)

桂木の仕事を手伝う青年。特殊能力者ではない。ある時桂木たちが殺人に関与していることを知り、警察に密告する。口封じのために廃人にされ、事故死に見せかけ殺された。
桂木たちが殺人を犯していることは親友の健治にも秘密にしていた。

『ペット』の用語

ヤマ

その人を精神的に支える記憶のこと。感動的な思い出や、人生のターニングポイントとなったような出来事が該当する。ヤマの記憶がない人は自我を形成出来ず、精神崩壊を起こしてしまう。
ヒロキや悟のように自分自身の記憶が作れない人間は、誰かのヤマの記憶を分け与えてもらうことで自我を持てるようになった。

タニ

トラウマとなっている記憶のこと。ヤマの記憶同様、人間に必要不可欠な記憶であり、失うと廃人と化してしまう。
オリジナルの記憶を持たないヒロキや悟は、他人のタニの記憶を拝借し自分の記憶としている。
記憶のイメージが強いため、特殊能力者たちも下手にタニに手を出すと自分も負の記憶に取り込まれダメージを負ってしまう。

ヤマ親

自分の記憶を持てない人間に自分のヤマの記憶を分け与えている人物のこと。
林は司と悟のヤマ親であり、司はヒロキのヤマ親である。
自我を持つための記憶を共有している人物なので、ヤマ親とヤマを分けてもらった人間の間には非常に強い絆が芽生える。

会社

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@keisuke2712d3

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