アタックNo.1(Attack No.1)のネタバレ解説・考察まとめ

浦野千賀子原作によるスポ根少女漫画。1968年に「週刊マーガレット」にて連載。当時は「サインはV」と並ぶ2大バレーボール漫画として人気を博した。1969年からフジテレビ系列でテレビアニメ化。2年間で全104話放送された。富士見学園中等部に転校してきた主人公・鮎原こずえが、バレーボール部のキャプテンとして様々な人々に支えられ、中学、高校、そして世界のアタックNo.1に成長していく姿を描く。

最強の必殺技”竜巻落し”

高校生でただ一人、全日本オールジャパンに選出。
猪野熊監督は世界選手権の対ソ連用秘密兵器としてこずえの”竜巻落し”が絶対に必要だった。
そして最終戦ソ連との決勝戦では、こずえの勝利への執念が最強の”竜巻落し”となってコートに炸裂する。

世界戦優勝!そしてMVP!

世界選手権を勝ち抜き見事栄光を勝ち取ったオールジャパンチーム。
そしてMVPの発表、呼ばれた名は”鮎原こずえ”だった。驚いて立ちすくむこずえ。
戦ったソ連チームのシェレーニナに背中を押されて、大きなカップがこずえの手に。

エンディング 世界のアタックNo.1

ラストシーン、こずえの全ナレーション

「これで終わったのではない。
ミュンヘンオリンピックを目指して、さらにまた次の世界選手権を目指してまた新たな長く厳しい道。その道を今私はスタートした。
そしてどこまでも私は歩み続ける。バレーボールと一緒に。」

アタックNo.1裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

オープニングの歌が小鳩くるみ?

番組のオープニングで流れる主題歌は、歌手の大杉久美子の歌が使用されている。
だが実は初回放映の第1話 ~第5話までは、鮎原こずえ役の小鳩くるみの歌も使用されていた。
主題歌のレコードはレコード会社4社の競作となっており、大杉久美子と小鳩くるみの両バージョンが存在する。
ちなみに有名な「だけど涙が出ちゃう、女の子だもん」のセリフはすべて小鳩くるみである。

合宿の食事がボンカレー?

第20話 地方大会目前の富士見中バレー部の合宿先でのこと。
柏木が「今日の献立はなに?」というと、キッチンのドアからエプロンをした小沢が出てきて
「ボンカレーよ!」
すると食堂のテーブルにはずらりと並んだボンカレーのカレーライスが!

何故かというと。初回放映時のメインスポンサーはボンカレーの製造元である大塚食品グループだったのです。
当時レトルトカレーはヤングに大人気でした。

テレビを見ているシーンで沖縄の実写が流れた。

第72話の冒頭、インターハイで沖縄の魔文仁(まぶに)高校との試合前日。
キャプテン・伊佐原のテレビでのインタビューを、富士見のメンバーが宿舎のテレビで見ているシーンで実写の沖縄の映像が流れる。
制作年度が沖縄返還の直前でまだ米国統治下であったこともあり、伊佐原の姉が米兵に辱めを受け、自殺未遂したという悲しいエピソードを入れている。

カミナリ族がこずえを救う?

インターハイに優勝したお祝いと骨休めを兼ねた旅行先で、少女マヤをリーダーとしたカミナリ族のグループ「マイティシックス」と出会う。
その後こずえはマイテイシックスとバレーの試合をするが、そこで受けた傷が元で破傷風になってしまう。
場所は不便な山村、しかも突然の大嵐で動くことができない。血清がなければこずえは足を切断しなければならない。
そんな絶体絶命の中でマヤが現れる。マイティシックスが嵐の中を大阪から決死の覚悟で持ち帰った血清によって、こずえは一命を取りとめた。
やがてこずえが意識を取り戻した時、マヤの姿はなかった。

JohnJohnJohnny3
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