天元突破グレンラガン(アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『天元突破グレンラガン』とは、2007年4月1日より同年9月30日まで、テレビ東京系列にて放送されていたアニメ。ガイナックスが単独でアニメーション制作した初のアニメ作品である。
遥か未来、人々は地中に穴を掘り、時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息をひそめるように暮らしていた。そんなある日少年シモンは、不思議に光る小さなドリルと顔だけのメカを発見する。

螺旋王の獣人軍団を束ねる四天王。
怒涛のチミルフ・流麗のアディーネ・神速のシトマンドラ・不動のグアーム。彼らはそれぞれ旗艦を与えられると共に、専用のガンメンを保持していた。
テッペリン攻略までの道のりで大グレン団を苦しめた。

反螺旋族

アンチスパイラル

本作最大の敵。全宇宙を支配する反螺旋族(アンチスパイラル)。その正体は元は螺旋族。螺旋の力の暴走によるスパイラルネメシスをを阻止するため、自己の進化を止め、醜い姿となり、同族である螺旋族を統制し、管理していた。10次元と11次元の間に身を隠しているが、その力は強大そのもの。自らの力で宇宙を作り出し、確率の操作をするなどもはや神の領域である。ニアと助けに現れたシモンたちに対し、冷静で無感情な言葉で話していたが、戦闘終盤では感情をむき出しにして戦っていた。最後はラガンのドリルで体を貫かれ敗北した。

『天元突破グレンラガン』の用語

螺旋族

螺旋族とは遺伝子に二重螺旋構造及び螺旋力を持つ生物の総称。この特性を持っていれば宇宙人も螺旋族に含まれる。作中では主に人間のことを指す。

螺旋力

螺旋力。螺旋の力とは進化の力。その強大な力は進化し続けることでいずれ暴走し、スパイラルネメシス(宇宙が無に帰ってしまう現象)を引き起こすほど。
シモンはこの力を最も強く発現させており、最終的には銀河サイズのグレンラガンを生み出すほどだった。劇中ではよく気合いという言葉と共に緑の光で表現されている。
なお有性生殖が行える生物特有の力であるため、ロージェノムのよって生み出された、クローンによって繁殖する獣人はこの力を持たない。

ガンメン

物語を通して登場する顔付きのロボット。元はロージェノムがアンチスパイラルと戦うために作り出した物である。
螺旋エンジンを積んでおり、搭乗者の螺旋力によって戦闘力が変化する。螺旋力を持たない獣人たちでは本来の力を発揮できない。
シモンの乗るラガンは対アンチスパイラル用の最終兵器のため、合体したメカの支配や、構造を作りかえるなど特殊な力を持っている。
大きさはラガンのような小型のものから、惑星サイズまで様々である。

『天元突破グレンラガン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

renote.net

カミナの死

四天王チミルフの攻撃で、死んだと思われていたカミナは再び立ち上がった。
「シモン。お前自分を誰だと思ってやがる。お前のドリルは天と地と明日を貫くドリルじゃねえか。こんなところで何もたもたしてやがる。俺たちは勝ったんだ。そのデカブツはお前のもんなんだ。なんも不安なことはねえ。」
「シモン、一気に蹴ちらすぞ。合体だよ。最後の締めはグレンラガンで決めてやる。」
「いいかシモン、忘れんな。お前を信じろ。俺が信じるお前でもない。お前が信じる俺でもない。お前が信じるお前を信じろ。」
そして最後のギガドリルブレイクを放ちチミルフを撃破する。
「あばよ。ダチ公」
そう言い残し、カミナは力つきるのだった。

カミナの死を乗り越えたシモン

四天王グアームの罠にハマり、牢屋に閉じ込められた大グレン団。
誰もが脱出を諦めるなか。シモンだけは諦めなかった。カミナの残した言葉が再びシモンを奮い立たせる。
再びグレンラガンに乗ったシモンが叫ぶ。
「兄貴は死んだ。もういない。だけど、俺の背中に、この胸に、1つになって生き続ける!穴を掘るなら天を突く、墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら、俺の勝ち!俺を誰だと思っている、俺はシモンだ。俺はカミナの兄貴じゃない、俺は俺だ!穴掘りシモンだ!!」

シモンとヴィラルの共闘

人類殲滅システムにより地球に落下してくる月。アークグレンに乗り宇宙空間へ避難した人類だったが、待ち受けていたムガンの攻撃により、絶体絶命のピンチに陥る。人類を救うため復活する大グレン団。シモンがグレンの搭乗者に選んだのはヴィラルだった。
「人と獣の二つの道が、捻って交わる螺旋道!昨日の敵で運命(さだめ)を砕く!明日の道をこの手で掴む!宿命合体グレンラガン!俺を誰だと思ってやがる!!」

4dnontan_003
4dnontan_003
@4dnontan_003

Related Articles関連記事

天元突破グレンラガンのガンメン・ロボット・兵器まとめ

天元突破グレンラガンのガンメン・ロボット・兵器まとめ

「天元突破グレンラガン」は2007年4月から同年9月まで放送された、GAINAX制作のオリジナルロボットアニメ。2008年と2009年には劇場版が公開された。作品は全4部で構成されており、2部までの少年期と3部以降の青年期を通して、主人公である「シモン」と彼が率いる「大グレン団」の熱き戦いが描かれている。 本記事では主要兵器として登場するロボットの『ガンメン』を中心に各部ごとまとめていく。

Read Article

カミナ(天元突破グレンラガン)の徹底解説・考察まとめ

カミナ(天元突破グレンラガン)の徹底解説・考察まとめ

カミナとは、ガイナックスによるアニメ『天元突破グレンラガン』に登場するキャラクター。主人公シモンの兄貴分で、周囲を巻き込んでどこまでも突き進む熱血漢。物語序盤においては実質的な“第2の主人公”として活躍した。 地下に広がるジーハ村の出身で、伝説の地上を目指して旅立った父に憧れ、自身も地上を目指していた。獣人の兵器であるガンメンが村に落下したことを機にシモンや仲間たちと共に地上へ向かい、大グレン団を結成。そのリーダーとして仲間を牽引するも、人類を脅かす獣人との戦いの中で命を落とした。

Read Article

目次 - Contents