天元突破グレンラガンのガンメン・ロボット・兵器まとめ

「天元突破グレンラガン」は2007年4月から同年9月まで放送された、GAINAX制作のオリジナルロボットアニメ。2008年と2009年には劇場版が公開された。作品は全4部で構成されており、2部までの少年期と3部以降の青年期を通して、主人公である「シモン」と彼が率いる「大グレン団」の熱き戦いが描かれている。
本記事では主要兵器として登場するロボットの『ガンメン』を中心に各部ごとまとめていく。

『天元突破グレンラガン』の概要

「天元突破グレンラガン」は2007年4月から同年9月まで放送された、GAINAX制作のオリジナルロボットアニメ。2008年には『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』が公開され、2009年には『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』が劇場公開された。
本作は主人公である「シモン」の少年期を描いた1部と2部、青年期を描いた3部と4部で構成されている。
1部と2部では地下生活を行う人類(螺旋族)を地上へと解放するため、地上を支配する獣人とシモン率いる大グレン団の面々が激闘を繰り広げる。少年期は気弱な少年であったシモンが、大切な人との別れや新たな出会いを経て、一人の漢として大きく成長していく様子が描かれている。
3部と4部では人類が地上を取り戻してから7年が経過した世界となっている。宇宙の消滅を阻止するため螺旋族の進化を拒む新たな敵、アンチスパイラルを相手に「大グレン団最後の大喧嘩」が描かれることとなる。戦いが宇宙、果てには銀河規模にまで拡大する特大スケールなストーリーと、胸を震わせる大グレン団の熱い活躍が見どころである。

テーマの性質上、ネタバレ注意とする。

『天元突破グレンラガン』の登場兵器:ガンメンとは

「ガンメン」とは本作に登場する戦闘ロボットの総称だ。名前の由来はそのまま「顔面」である。
また大きさにより名称が変化する。戦艦クラスでは「ダイガン」と呼称され、それ以上の大きさで宇宙空間での行動が可能なものは「スペースガンメン」と呼称された。さらに巨大な宇宙戦艦クラスになると「スペースダイガン」と呼ばれている。
人間と獣人のどちらでも操縦が可能。主な動力源は、螺旋族である人類がDNAの螺旋の中に持つ「螺旋力」という特殊な力だが、螺旋力を持たない獣人が操縦する際には電力により動く。
巨大な顔から直接手足が生えているようなデザインもあり、非常にバラエティに富んだ見た目や特性を持った機体が多数登場している。

『天元突破グレンラガン』の第1部・第2部から登場するガンメン・ロボット・兵器まとめ

大グレン団

ラガン

主人公であるシモンの専用機体。シモンの故郷であるジーハ村の地下深くに封印されていたが、彼の手により偶然発掘された。
ガンメンの中でもかなりの小型機体だが、パワーは他のガンメンに引けを取らない。腕部や頭部にはドリルを備え、下半身を収納する事でそこから更に巨大なドリルを出せる。また、背部に設置されたスラスターによって短時間の飛行も可能である。更にドリルとして突き刺さった機体と合体する無二の機能を有している。機体の構造すらも作り変えることが可能で、作中ではダイガンを乗っ取ることに成功した。カミナが操る「グレン」と合体することで「グレンラガン」へと姿を変える。
こうした様々な能力を持つ強力な機体だが、そのポテンシャルは搭乗者の螺旋力に左右される。また、無人の状態でも起動しシモンの元に現れるなど、ラガン自体にも意志があると見られている。余談だが非常に表情が豊か。
非常に謎の多い機体だが、その正体は螺旋族が開発した対アンチスパイラル用の最強兵器の一つである。

グレン

シモンに兄貴分であるカミナの機体だが、カミナの死後にロシウが搭乗し、3部からはヴィラルが搭乗することとなる。
元々は人間掃討軍小隊長ギューザックのガンメン「ギャンザ」であったものをカミナが強奪し、改造したものである。
強奪前と強奪後では見た目が大きく変わっており、ギャンザより四肢が太くなり胸部にはサングラスを装着した。胸部のサングラスはブーメランとして使用することが可能。
「ラガン」と合体して「グレンラガン」になることで、性能が遥かに向上する。

グレンラガン

本作の主役機体。「グレン」と「ラガン」が合体することで生まれる。頭の兜はヴィラルの機体「エンキ」の兜から強奪したもの。合体のきっかけはグレンの頭頂部に無理やりラガンをくっつけた結果、本当に新しいロボットになってしまったという冗談のようなものだった。合体するたびにラガンのドリルがグレンのコックピットの天井を貫通するため、毎度グレンの搭乗者は避ける必要がある。この合体はラガンの能力によるものであり、胴体となったグレンに合わせて手足を螺旋力で再構成しグレンラガンの構造となる。
メインパイロットはラガン搭乗者であるシモンだが、制御を委託することでグレン搭乗者が操縦することも可能である。
コアとなるラガンの力によって様々なメカと合体、支配する事で特性が拡大していく。飛行ガンメン「カトラ・リーダー」を背面部に取り込みんだ際には、「グレンウィング」という名のブースターに変化し、空中戦闘もこなせるようになった。水中戦も難なくこなし、宙間戦闘もこなすほか、単独での大気圏離脱も可能とするなど、あらゆる環境で敵を圧倒する性能を持つ。最終的には「螺旋界認識転移システム」というシステムにより、座標を特定できる品物が目的地にあれば、隔絶された別次元宇宙へのワープすら行えるようになった。更に搭乗者の精神状態次第で破損した部分を瞬時に自己修復することも可能である。
ドリルを用いた武装が豊富であり、必殺技には「ギガドリルブレイク」や「フルドリライズ」が挙げられる。

ダイグレン

足の付いた巨大地上戦艦型ガンメン。元々は螺旋王四天王の一人・チミルフの「ダイガンザン」だったが、ラガンによる制御乗っ取りを受けて強奪。改修・再塗装が施されることになった。内部格納庫に多数のガンメンを収納可能なこともあり、2部クライマックスで大破するまでは大グレン団の旗艦として活躍した。
主砲9門のほか無数の副砲を搭載している。両腕で搭載ガンメンを遠距離まで投擲することもある。艦首には「ホウチョウアンカー」が装備されている。極めて高い生産および修理能力を保有しており、再起不能寸前まで破壊されたグレンを一週間で元通りに直した。
本来は地上戦用だが、耐水改造の結果水上航行が可能になった。後にトビダマという飛行機関を奪い、飛行能力も得た。
巨体にそぐわぬ大アクションを見せることがあり、猛ダッシュからの山を飛び越える大ジャンプと回し蹴りを披露している。

キングキタン

キタンが獣人から強奪した星型のガンメンで、キタンの専用機。名の由来は搭乗者であるキタンと、王(キング)から取られている。
刺々しい各部の突起状のパーツが特徴。後述する「キヤルンガ」との合体により、両端に穂先を備える槍と盾を装備し「キングキタンDX」へと換装する。手足を引っ込めて頭頂部を閉じることで、高速巡航形態「ダンガンメンモード」に変形することが可能。
4部では宇宙空間での活動を可能とするため、「スペースキングキタン」にキングキタンが搭乗した。この「スペース機体」は外付けの鎧のような仕組みであり、この中にキングキタンが入り込んで操る仕組みとなっている。

キヤルンガ

キタンの妹キヤルの専用機。足首の無いスピアー状の脚部が特徴。ツインタイプの槍と盾に分離・変形することが可能で、キングキタンに装備することができる。

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