松雪泰子主演ドラマ『家族狩り』あらすじ・キャスト・感想・ネタバレまとめ

ここでは天童荒太の小説を原作としたTBSのドラマ『家族狩り』のあらすじやキャラクター、視聴者の感想やネタバレなどを紹介する。主演は松雪泰子で、初回と最終回の視聴率はどちらも10%を超えた。児童虐待や家庭の問題を描いたサスペンスドラマである。

少年らの奇襲に遭い、記憶を失った浚介(伊藤淳史)は、大怪我を追った上、一時的に記憶をなくしてしまう。自分の名前さえ分からない浚介だが、なぜか「ヒザキユウコ」の名前が記憶に残っており、病院のベッドの上で無意識のうちに何度も名前を呼んでいた。
ニュースで事件のことを知った游子(松雪泰子)が、看護婦からの連絡を受け病院にやってきた。すると、浚介は游子との会話から少しずつ記憶を取り戻す。さらに渓徳(北山宏光)が見舞いにやってきたことで、記憶がどんどん鮮明になるが、どうしても恋人である美歩(山口紗弥加)の事だけは思い出せない。
仕事よりも浚介の看病に専念したいと学校で宣言した美歩の心中は穏やかでない。游子にもついついきつい言葉を放つのだった。

馬見原(遠藤憲一)は出所した綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が、妻・佐和子(秋山菜津子)に接触したことを知る。さらに綾女からメールが届き、慌てて綾女のアパートへと急ぐが、綾女は部屋を引き払い、姿を消していた。馬見原も綾女も油井の影を感じながら不気味な毎日を過ごしていたが、二人の知らないところで油井は確実に佐和子を苦しめていた……。

ある日、家庭訪問に訪れた生徒の母親から息子・実森勇治(岡山天音)が家で暴れているとSOSが入る。
浚介は游子に助けを求め、実森勇治の家へと向かう。
その頃、芹沢家でも亜衣(中村ゆりか)にある変化が起きていた……。

第3話 2014年7月18日(視聴率 5.6%)

游子(松雪泰子)の母・民子(浅田美代子)が清太郎(井上真樹夫)を北海道の老人ホームに入れると言い出した。游子は、北海道は遠いしもっと慎重に施設を選んだ方がいいのでは?と進言するが、介護に疲れ果てている民子はさっさと家を売る話を地元の不動産と進めてしまう。
ある夜、酔っ払った駒田(岡田浩暉)が娘に会わせろと児童ケアセンターにやって来た。游子は、子供との将来を考えて真面目に働くようにと言うが、駒田は「全部お前が悪い」と游子を責める。

刑事の馬見原(遠藤憲一)は、綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が半年も早く刑務所から出所して来たことを不安に感じ、別れを告げた綾女のアパートへと向かう。綾女と研司(須田瑛斗)の安否が気になるのだ。
一方、油井は退院したばかりの馬見原の妻・佐和子(秋山菜津子)と娘・真弓(篠田麻里子)に接近していた…。
ある日、浚介(伊藤淳史)は交際中の美歩(山口紗弥加)から家庭訪問の付き添いを頼まれる。学校から不登校の生徒には自主退学を促すよう指示されたのだ。都内で連続する一家心中事件を意識した学校側の対応に、浚介は違和感を覚え始めるのだった。

第2話 2014年7月11日(視聴率 6.9%)

都内で起きた麻生家の一家心中事件の現場に駆けつけた刑事の馬見原(遠藤憲一)は、息子による心中事件ではなく誰かが家族を狩っている、と確信。独自の捜査に乗り出す。

そんな中、巣藤浚介(伊藤淳史)のマンションに馬見原と椎村(平岡祐太)が聞き込み捜査にやってきた。麻生家との親交について問われた巣藤は、息子が不登校であること、自宅で暴れていたこと、宅配便から蒔き割り用の斧を受け取っていたことなどを伝える。

ある日、氷崎游子(松雪泰子)が保護した女児・玲子(信太真妃)が保護施設から姿を消したと連絡が入る。氷崎は、玲子が父・幸一(岡田浩暉)を待ち、アパートにいるのではないかと逡巡し走り出す。 ところがそこに、氷崎の母・民子(浅田美代子)から父・清太郎(井上真樹夫)が行方不明だと連絡が入り…。

第1話 2014年7月4日(視聴率 10.5%)

児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪泰子)は、酒乱の父親、駒田(岡田浩暉)から虐待される女児・玲子(信太真妃)のことで胸を痛めていた。子どもに何かあってからでは遅い、との悲痛な思いで仕事に向かい合っているが、その真剣さが周りからはうざったがられている。
家に帰れば、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、そんな夫の看病に疲れた母・民子(浅田美代子)の愚痴にぐったり。心の休まる場所がない。

高校教師・巣藤浚介(伊藤淳史)は、日々の目的もなく、美術を教えている。恋人・清岡美歩(山口紗弥加)からは結婚を迫られているが、家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。せめて、暇を見て自分の作品を完成させ、世の中に認められたい。画家として生きていきたい、などと夢見たこともあったが、才能のなさを自覚してしまっている自分がいる。

ある日、俊介の住むアパートの隣で心中事件が起こる。
少年が、祖父と両親を惨殺し、遺書を残して、自分も自殺していたのだ。
密室での殺人であり、息子の手書きの遺書も残されていたことから、所轄は一家無理心中と断定。しかし、警視庁捜査一課の刑事・馬見原(遠藤憲一)は、「子供が親をこんなふうには殺せない」という独特の刑事の勘で、所轄の捜査結果に疑念を抱く。

これは、本当に一家心中なのか?
なぜ、このような事件が発生したのか?

游子、浚介、馬見原は、それぞれの自分たちの問題とむきあいながらも、好むと好まざるにかかわらず、この事件に巻き込まれていく。

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