はたらく魔王さま!(はたまお)のネタバレ解説・考察まとめ

『はたらく魔王さま!』とは、勇者に敗れて異世界エンテ・イスラから地球へと逃走した魔王サタンが、追手と戦いながらもフリーターとして奮闘する姿を描いたライトノベル。勇者や魔王といった使い古された設定に新しい魅力を与えた作品として好評を博し、様々なメディアミックスを果たしていった。
勇者エミリアに敗れ、異世界の東京・笹塚へ辿り着いた魔王サタンは、超有能・超善良なフリーターとして生活しつつ再起を図る。しかし追手の登場や部下の謀反により、彼の平穏なパート生活は波乱万丈を極めていくのだった。

海の家で過ごす日々

ガブリエルとの戦いで損壊したヴィラ・ローザ笹塚には修理が入ることとなり、その間魔王たち住人は一時的に退去するよう要請される。おりしも魔王が務めるマグロナルドも改装が始まり、住居と仕事を一度に失った魔王たちは途方に暮れる。そこに「海の家での住み込みのバイト」の話が持ち込まれ、魔王、アルシエル、ルシフェルの3人はこれに飛びつく。
その間アラス・ラムスは恵美が預かることで決着したが、千穂はこれを「魔王と恵美が、せめて日本にいる間だけでも争わないでいられるようにする良い機会だ」と考える。2人がいつか雌雄を決する定めにあるとしても、何度も自分を助けてくれた知り合い同士が殺し合うようなことは避けたいという千穂の想いに恵美も一定の理解を示し、彼女の提案で魔王の周囲の女性陣も海の家に3日間だけ向かうこととなる。

初めての海に大はしゃぎするアラス・ラムスだったが、漁火を見て怯え始める。海の家の臨時店長である大黒天祢(おおぐろ あまね)から、「漁火とは死者の魂が生者を脅かすために現れるものだ」という現地の言い伝えを聞き、何かの予兆かもしれないと警戒を強める魔王たち。果たしてその夜、どういうわけかエンテ・イスラの魔物が浜辺に現れ、それを謎の疾風が飲み込み命を奪っていく。その中に知り合いの姿を発見した魔王たちは、力を合わせてなんとかこれを救出する。
彼の名はカミーオ、魔王がエンテ・イスラにいた頃に頼りにしていた鳥人族の軍師にして参謀である。負傷し、衰弱し、ただの鳥の姿になってしまったカミーオから無理に話を聞き出すこともできず、魔王たちは彼の回復を待つこととなる。ルシフェルは「この世界でカミーオにあそこまでの傷を負わせられるのはオルバくらいではないか」と推理するが、回復したカミーオは意外なことを語る。彼らを襲った疾風の使い手は、天祢だというのだ。

魔王が地球に逃れて以降、魔物たちは大混乱に陥り、カミーオは必死にそれを抑えていた。しかしそこにオルバが現れ、「二振りの聖剣を手に入れた者が世界を制する」、「聖剣の一振りは地球の東京という土地にある」と魔物たちを扇動し、収拾がつかなくなってしまったという。魔物たちの一派が聖剣の奪取のために日本への侵攻を目論んでいると知ったカミーオは、魔王にそれを伝えて阻止してもらおうと地球にやってきたのだった。
エンテ・イスラの問題を日本に持ち込むことは避けるべきだとの見解で一致した魔王と恵美は、協力して魔物の軍勢を抑え、過度に傷つけることなく彼らをエンテ・イスラに送り返す。これを見届けた天祢は、その正体についてはぼかしたまま、地球にもエンテ・イスラの存在に対抗しうる力が存在することを見せつけつつ一行の前から姿を消す。さらに情勢が複雑化する中、しかし魔王は天祢がきっちり払っていってくれた給金に素直な喜びを表すのだった。

覇道と農作業

ヴィラ・ローザ笹塚の修繕は無事に終わったものの、マグロナルドの改装は未だ終わらず、魔王たちは現金収入のまったくない状態が続く。何かしら対策が必要だと一同が悩む中、千穂から思わぬアルバイトの話が舞い込む。農家をしている彼女の伯父の家でアルバイトに欠員が出たため、作業を手伝いに来てくれないかというのだ。
食事もバイト代も出ると聞いてこれに飛びついた魔王たちは、千穂と共に伯父の家のある長野へと向かう。しかしどういうわけか恵美と鈴乃もここに現れ、自分たちもアルバイトさせてほしいと頼み込む。恵美の実家が農家だったという話を聞いて、千穂の伯父一家はあっさりと彼女の申し出を受け入れる。

地球に来てからは腐れ縁のような関係が続いていたものの、恵美はエンテ・イスラに戦乱を巻き起こした魔王に対して消すことのできない憎しみを抱いていた。故郷も、家族も、大切に育ててきた畑も、何もかもを魔王軍の侵攻で燃やし尽くされた彼女にとって、「魔王が農業をする」という話は、自身のそんなトラウマに深く関わる話だったのだ。
鈴乃経由で事情を知った千穂からそう聞かされた魔王は、自分が推し進めた覇道がエンテ・イスラに何をもたらしたのかを改めて噛み締めつつ、初めての農作業に汗をかく。真面目な恵美は仕事自体には手を抜かず、慣れない魔王に刺々しくもアドバイスを送り、いつか必ず決着をつけることを改めて彼に宣言する。

その後一行は協力して野菜の窃盗犯を捕まえることとなるが、初めて食べ物の生産に関わる仕事をした魔王は、「魔族が文化を作ることができなかったのは、彼らが魔力さえ吸収すれば生きていける生き物で、作物のような“何かを育てる”ことをしてこなかったからではないか」と考える。一方恵美は、窃盗犯確保の際の立ち回りの中で魔王が一瞬ながらエンテ・イスラを荒らしていた頃の全盛期の姿を取り戻していたことを案じ、「近くにあった博物館の収蔵物から負の思念を吸い取って力を取り戻したのだとすれば、魔王が地球にいながらかつての力を得ることも可能なのではないか」と警戒心を露わにする。

世界と家庭の新たな火種

エンテ・イスラの仲間たちから、“自身の母親”であるライラが地球にいるらしいことを告げられて、ずっと父子家庭で育ってきた恵美は戸惑う。それでも当人に会って事実なのかどうかを確かめようと考えた恵美は、アラス・ラムスの周囲で不審な動きを見せていた人物こそがそのライラなのではないかと判断し、彼女と接触する術を思案する。
一方、そのエンテ・イスラでは人類と魔王軍の残党たちとの闘争が敵味方入り乱れながら激化し、鈴乃は「魔族たちが旗印にするために魔王をむりやりエンテ・イスラに連れていくこともありうるのではないか」と案じるようになる。そうなれば人類と魔族のパワーバランスは崩れ、今後こそどちらかが滅びかねない。それを避けるため、いよいよとなれば自分たちの手で“魔王を守る”必要があると彼女に熱弁され、魔王の打倒を目標とする恵美は複雑な思いに駆られる。

その魔王たちは、バイト代でテレビを買う計画で盛り上がっていた。アルシエルは「買うのであればより良い物を選びたい」と考え、梨香に買い物への同行を求める。アルシエルのことが気になっていた梨香はこれをデートの誘いと捉えて舞い上がり、これはこれで恵美の頭痛の種となるのだった。
買い物当日、魔王とアルシエルと自身もテレビを買おうと考えた鈴乃が出掛け、梨香がお洒落に気合を入れ、恵美がイェソドの欠片を利用してライラとの接触を図る中、ヴィラ・ローザ笹塚で留守番中野ルシフェルの下にガブリエルが来訪。「アラス・ラムスの回収任務からは外された」と言って戦う気が無いことをアピールしつつ、ガブリエルはルシフェルに先代の魔王の遺産の在り処について尋ねる。

梨香のアドバイスもあり、魔王たちは首尾よくテレビを購入。しかしこの時、展示中のテレビの画面がことごとく割れるという事態が発生する。一同はこれを「広範囲な魔力探知」だと看破し、エンテ・イスラから来た何者かが誰かを探しているのだと推理する。この魔法は地球の人間にはほとんど無害なもののはずだったが、魔王たちと付き合う内にわずかながら魔力への適性を目覚めさせていた千穂は過剰に反応し、昏睡状態に陥ってしまう。これを知った魔王は、恵美や鈴乃、アルシエルたちと協力し、魔力探知を使い続けているエンテ・イスラからの来訪者を捕まえることを決意する。
魔力探知の使用者は、新たに地球にやってきたラグエルという天使だった。ライラの正体は天使であり、その彼女が“人間との間に子を成した”という事実は、神への信仰を揺るがしかねない出来事だった。ガブリエルも含めて、彼らはその隠蔽のために地球へと逃げたライラとその夫であるノルドを探していたのである。

父の仇を討つために勇者となった恵美は、これを聞いて「自分はなんのために戦ってきたのか」と戦意を喪失してしまう。最強の手札を失った魔王たちだが、ライラから渡されたイェソドの欠片によって回復した千穂が魔力を充填してくれたお陰で存分に力を振るえるようになる。恵美もまた幼いながらに母を案じるアラス・ラムスの言葉に「落ち込んでる場合じゃない、仲間たちが戦っている」と気合を入れ直し、魔王と協力してガブリエルとラグエルを追い詰める。
地球に来てまで殺し合うつもりのないガブリエルはあっさりと降伏し、ラグエルとともに撤退。かくして事態は決着するも、天使たちの不穏な動きは続く。千穂が託されたライラの伝言によれば、魔王たちが地球に来たのも偶然ではないらしく、エンテ・イスラと地球とを巡る彼らの戦いと謀略とアルバイトの日々はまだまだ続いていく。

千穂の魔法修行

エンテ・イスラから新たな魔手が迫る中、恵美、千穂、鈴乃は毎日のように3人で出かけるようになる。「いったい何を企んでいるのか」とアルシエルは訝しみ、詳しく調べてみようと魔王に提案。「今さら彼女たちが殊更敵対するようなことはないだろう」と考えていた魔王は気乗りしない様子を見せるも、強く反対する理由も思いつかず女性陣を追跡。果たして恵美たちが何をやっていたかといえば、「いざという時、せめて魔王たちに緊急に連絡を入れられる手段を身につけておきたい」という千穂に初歩の魔法の手解きをしていたのだった。
一方、「両親の仇討ち」というモチベーションを失った恵美は、これから自分が魔王にどんな立場で接すればいいのか分からなくなり苦悩していた。これを知った魔王は、「自分の決断が人と魔族におびただしい被害と悲劇を生んだ」という罪悪感もあり、あえて悪役然として振る舞うことで恵美を挑発。しかし、「もう無闇に人を傷つけるつもりもない癖に」と言い返されて言葉に詰まる。

そこにエンテ・イスラの魔族であるファーファレルロが、イルオーンという人間の少年を引き連れて介入。再び魔族の長として自分たちを率いてほしいと訴えられるも、彼が望む“魔族の長”が人間との絶滅戦争を勝利に導く存在であることを察した魔王はこれを拒む。恵美たちも加勢してファーファレルロは退けられるが、アラス・ラムスが「イルオーンは自分と同じ存在だから傷つけないで」と言い出したことでそのまま逃げられてしまう。
撤退したファーファレルロは、魔王の真意を探るべく千穂を誘拐。しかしその彼女の口から「魔王は過去の失敗を悔い、エンテ・イスラで人間と魔族が手を取り合って暮らせる世界を作るため、この世界で“新しい世界征服の方法”を学ぼうとしている」と訴えられて「そんなことができるのか」と戸惑う。恵美たちと共に駆け付けた魔王は、ファーファレルロから改めて地球に留まる真意を尋ねられ、千穂の言葉を認めた上で「アルシエルとルシフェルに恵美、鈴乃、千穂を加えた新生魔王軍四天王を結成し、エンテ・イスラの全てを支配して導く」という遠大な野望を打ち明ける。その壮大な野心を知ったファーファレルロは、魔王が今も魔族たち、さらには人間たちのことも考えていると理解して「自分の浅慮だった、この方こそは我らを導く王だ」と認め、謝罪した上でエンテ・イスラに帰還する。

5人いたら四天王にならないだろう、そもそも命懸けで魔王軍と戦ってきた自分たちまで魔王軍に組み込むとはどういうことだ、了承するとでも思っているのかと食って掛かる恵美に、魔王は「間違いに気付いたからこそやり直したい。自分たちの関係も仕切り直そう」と提案。許すか許さないかを判断するため、これから先より良い形での世界征服を目指す自分を側で見守ってほしいと言葉を続ける。まるでプロポーズのようなその内容に恵美は慌て、千穂はヤキモキを発揮し、新生魔王軍四天王は前途多難なスタートを切るのだった。

エンテ・イスラへの帰還

アラスラムスから“父と母”として慕われ、どちらも彼女に対しては心からの愛情を示す関係上、魔王と恵美が共に過ごす時間も増えていった。恵美は未だ魔王に対する敵意と憎悪を捨て切れていなかったが、魔王が本気でやり直そうとしていること、殺されたと思っていた父が生きているという情報、アラスラムスには身近な者同士が憎しみ合う姿を見せたくないという想いから、「自分はなんのために魔王を倒そうとしているのか」と悩むようにもなっていた。
自分の中でどうにも答えを出せなくなった恵美は、己の原点を見詰め直すべく、エンテ・イスラに帰還することを考え始める。しかし「千恵の誕生日までには戻ってくる」と言い残してアラスラムスと共に出掛けていった恵美は予定の日が過ぎても戻らず、千恵や鈴乃は「何かあったのではないか」と心配する。恵美なら余程の荒事でも切り抜けられるだろうと安易に考えていた魔王だったが、「彼女を“魔王軍の四天王にする”という話がエンテ・イスラの人間にも伝わり、政争が巻き起こっているのではないか」とのアルシエルの指摘に反論することもできず、迂闊なことをしたかもしれないと悩み出す。

そんな中、梨香が魔王たちの暮らす部屋を訪れる。長期休暇を取ったきり戻ってこない恵美のことを彼女も心配しており、アルシエルたちに何か知らないか尋ねようとしたのだった。しかしこの時、千恵からのSOSが鈴乃に届く。「事情は分からないが何かあったらしい」と判断した鈴乃は、もはや時間の猶予は無いとルシフェルと連れ立って魔法で千恵の下へと飛んでいく。それを見て目を丸くする梨香を見て、アルシエルは頭を抱える。
この時、魔王も魔王でトラブルに巻き込まれていた。原付免許の試験会場で出会ったサトウと名乗る親子が「死んだはずの恵美の父」と「アラス・ラムスと同じイェソドの化身」であることが判明し、ここに千穂からのSOSが届く。急いで駆け付けたいが2人を放置することもできず、とりあえずアルシエルたちの待機する部屋に押し付け、自身は新たな魔族の来訪に直面して戸惑う千穂の下へと急ぐ。

困惑する梨香と、恵美の父たるノルド・ユスティーナを前に、何をどう説明したものかと戸惑うアルシエルだったが、ここにガブリエル率いるエンテ・イスラの軍勢が押し寄せる。これを見たアルシエルは、「千穂の前に現れた魔族というのは陽動で、本命はあの兵士たちにこの部屋を襲わせることだ」と気付くものの、今の自分には戦う力が無いと焦る。アルシエルとノルドが倒されたところで異変を感じた天祢が駆け付け、「梨香はこの世界の人間だ、手を出すつもりなら黙っていない」と宣言。ガブリエルは「我々も彼女を傷つけるつもりはない」と言い、アルシエルとノルドだけを回収してエンテ・イスラに帰還する。
その頃、魔王は千穂の学校にようやく辿り着いていた。先んじて駆け付けた鈴乃とルシフェルは、悪魔と共に現れた天使の軍勢を前に苦戦していたが、魔王は一緒に来てくれたツバサこと新たなイェソドの化身の力を借りてこれを撃退する。今の魔王を手強しと見た天使たちは、陽動としての役目は果たしたとして撤退していった。エンテ・イスラで大きな動きがあったことを確信した魔王は、恵美とアラス・ラムス、アルシエル、ノルドの4人を救出するため、自身も帰還することを決意する。

魔王と勇者の共同戦線

エンテ・イスラに帰還した恵美は、父との再会を夢見て生家を訪れる。そこには誰もいなかったが、アラス・ラムスが結界を施された隠れ家を発見し、そこでライラがなんらかの作業をしていたことを知る。彼女の真意がどこにあるのか分からず混乱する中、アラス・ラムスが力を暴走させてしまい、オルバに自分たちの居場所を突き止められてしまう。戦ってでもこの場を切り抜けようとする恵美だったが、天使たちの軍勢と共に現れたオルバに「父の身柄を確保している」と言われて下手に歯向かうことができず、虜の身となったのだった。
恵美の身に起きたそんな異変を知らないまま、千穂や天祢に後を任せ、魔王は鈴乃と共にエンテ・イスラに出立。恵美とアルシエルが「人間と魔族の新たな戦争の火種」となるべく利用されていることを知った魔王は、恵美のかつての仲間とも合流して彼女たちを救出しようと考える。しかしどういうわけかエンテ・イスラに満ちる魔力を浴びてもその体は人間のままで、「お前の身に何が起きている」と鈴乃を不審がらせる。

日本で過ごす日々は、魔王や千穂たちと助けたり助けられたりしながら暮らした時間は、いつしか恵美の中に「憎んでいたはずの魔王たちへの強い信頼」を抱かせるに至っていた。オルバたちに利用されるまま新たな戦端を開く片棒を担がされている恵美は、「魔族は憎いはずなのに、今の自分は彼らを死なせたくないと考えている」と戸惑い、人質のせいでその状況から逃げ出せない現実に泣き崩れる。そんな折、アルシエルから「魔王様が救援に来る」という内容の手紙を受け取った恵美は、彼と共に事態を打開すべく自身の権限で全軍を動かす。
恵美とアルシエルが“一騎打ち”という形でひたすら時間を稼ぐ中、魔王はスクーターで戦場となった蒼天蓋に突入。アラス・ラムスの妹分でもあるイェソドの化身アシエスの力を借りて、魔王としての姿と力を一時的に取り戻す。ノルドも救出され、これで恵美がオルバたちに従う理由も無くなり、事態は無事に解決するかと思われた。しかし、そんな魔王たちの前に全ての計画を覆された天使たちが現れる。

地球に渡る以前からの因縁に決着をつけるべく、魔王はアシエスの力も借りて奮戦。天使たちを撃退し、ガブリエルを捕らえることに成功する。鈴乃が方々に手を回したお陰で人間と魔族の軍の被害は最低限に抑えられ、天使たちに踊らされていたことを知った両者は互いに軍を退くことに同意する。これにて、天使たちとオルバが画策したエンテ・イスラの新たな火種は完全に消滅する。
騒動を収めて地球へと舞い戻った魔王たちは、それぞれのこの地での日常に戻っていく。長期の無断欠勤で恵美は職を失うこととなるも、死んだと思っていた父を取り戻し、自分が異世界人であることを知ってなお友人であろうとしてくれる梨香との絆を確かめ、自分と魔王の関係についてももう1度考えていこうと決めるのだった。

『はたらく魔王さま!』の登場人物・キャラクター

魔王サタン・ジャコブ/真奥貞夫(まおう さだお)

CV:逢坂良太(アニメ版)/松本忍(ドラマCD版)

本作の主人公。
公明正大かつ勤勉実直。敵味方に関係無く有能な人材を引き入れ、かつて支配していた人間の事を理解しようとするなど、器も大きい。
エンテ・イスラ(後に地球も追加)の再支配を目論み、その足がかりとしてマグロナルド幡ヶ谷駅前店のアルバイトから正社員昇格を目指している。
魔界を統治後に魔王軍を率いてエンテ・イスラに侵攻した恐怖と残酷の代名詞だが、実態は魔界の魔力枯渇をまかない、魔族の全滅を防ぐ為の苦肉の策であった。
エンテ・イスラ4大陸の侵攻と統治においては各悪魔大元帥に全てを一任した結果、本人が望まない残虐行為を一部で許してしまう。
20歳前後に見える容姿だが、実年齢は500歳を超える。

アルシエル/芦屋四郎(あしや しろう)

CV:小野友樹(アニメ版)/子安武人(ドラマCD版)

魔王サタンにつき従う悪魔のひとり。役職は悪魔大元帥。
魔王軍一の知将・参謀として名を馳せ、笹塚に漂着してからは主夫業に専念しながら魔王を補佐している。
エンテ・イスラの東大陸侵攻および統治を担った際には、他大陸を置いていち早く制圧し、大陸の中で唯一反乱が起こらなかった事などからも、その知略と手腕は見事であったと思われる。
良識と礼儀をわきまえた常識人だが、忠誠を誓う魔王の事となると途端に評価が甘くなり、周囲を呆れさせる事も。
外見は20代に見えるが、実年齢は1500歳を超える。

佐々木千穂(ささきちほ)

出典: dengekionline.com

CV:東山奈央

東京都立笹幡北高校に通う高生2年生で、魔王の職場の後輩。魔王に好意を抱いている。
聡明利発で礼儀正しく、天真爛漫な性格。
ルシフェルの謀反に巻き込まれ、エンテ・イスラからやって来た魔王達の正体を知るも、以前と変わりなく親睦を深めていく。

エミリア・ユスティーナ/遊佐恵美(ゆさ えみ)

Toshi5
Toshi5
@Toshi5

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