The Kills(ザ・キルズ)の徹底解説まとめ
The Kills(ザ・キルズ)とは、Gt&Dr&Vo.ジェイミー・ヒンス(ホテル)、Vo&Gt.アリソン・モシャート(ヴィヴィ)により2000年に結成された男女のロックンロールデュオである。ガレージロック、ブルースロックに影響を受けた音楽スタイル、ローファイなギターサウンドとダブルボーカルが特徴。2002年にドミノ・レコーズから『Black Rooster EP』でデビューを果たす。世界中のロックファンだけでなく同業者からの評価も高い。
Heart Of A Dog
5thアルバム『Ash & Ice』に収録されている曲である。映像作家ソフィー・ミュラーによって、ロサンゼルスで1日がかりで撮影されたMVだ。高級車に転がる姿や犬をハグする姿など、楽しそうに撮影している2人が見られる。ホテルとヴィヴィは、この映像をすごく気に入っていると語っている。
Doing It To Death
5thアルバム『Ash & Ice』に収録されている曲である。MVの監督は、若手監督のWendy Morganを起用している。墓地で黒い車の上に乗り、リズムに合わせて歌うメンバーが見られるMVだ。ハットを被りスーツを着た人の群れが行進するように歩くというユニークなシーンが印象的である。「青く明るい空」と「暗い墓地」という対照的な2つの映像が、闇と光が入り混じる様を表しているようなMVである。
The Kills(ザ・キルズ)の名言・発言
ヴィヴィ「1stアルバムを作ったときのことを覚えてるけど、レコーディングに10日しかかからなかった」
2016年のインタビューでヴィヴィは「1stアルバムを作ったときのことを覚えてるけど、レコーディングに10日しかかからなかった」と答えた。音楽誌に高い評価を受けた1stアルバムは、短期間で生まれたことがわかる。
ホテル「アリソンを初めてライブで観た時はPatti Smithを観たような感じがしたよ」
結成10周年時のインタビューでホテルは「アリソンを初めてライブで観た時はPatti Smithを観たような感じがしたよ」と答えた。Patti Smithとは、70年代からアメリカで活躍しているシンガーソングライターである。
「自分がバンドをやることがあるんだったら、彼女とじゃなきゃだめだと思ったんだ」とも言っている。ホテルにとって、ヴィヴィという存在が最初から特別であったことがわかる。
ホテル「距離感こそが長くバンドを続けるためのとっておきの秘密だよ」
2017年のインタビューでホテルは「距離感こそが長くバンドを続けるためのとっておきの秘密だよ」と答えた。2人の距離感をお互いに尊重していることがわかる。長く活動しているThe Killsだからこそ言える言葉だ。
The Kills(ザ・キルズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ヴィヴィは左手に最初のコンサートの日付を入れ墨している
ヴィヴィの左手には「2002年2月14日」と入れ墨がされている。彼女は初ライブのときのことを「人生において一番ビビった瞬間だった」と振り返っている。日付の入れ墨をするほど、彼女にとって大切な日になったということがわかる。
バンドが始まった当初はヴィヴィはアメリカ、ホテルはイギリスでそれぞれ活動していた
当初はヴィヴィがフロリダ、ホテルがロンドンに住んでおり、離れた距離で音楽活動を行っていた。2ndアルバム制作のころにはヴィヴィがロンドンの移り住み、以降は同じ部屋で創作活動を行っている。
アルバム『Ash & Ice』制作のためにスタジオを作った
アルバム『Ash & Ice』の制作にあたって、アメリカのロサンゼルスにスタジオを作った。一軒家に普段使っている機材を持ち込んでスタジオ化している。そのためホームスタジオではあるが、機材は充実している。
目次 - Contents
- The Kills(ザ・キルズ)の概要
- The Kills(ザ・キルズ)の活動経歴
- The Kills結成〜1stアルバムリリース
- 2ndアルバム発表〜3rdアルバムがアメリカビルボードにチャートイン
- ホテルの怪我〜活動休止
- 結成10周年〜復活の5thアルバムリリース
- The Kills(ザ・キルズ)のメンバー
- ジェイミー・ヒンス(ホテル)
- アリソン・モシャート(ヴィヴィ)
- The Kills(ザ・キルズ)のディスコグラフィー
- シングル、EP
- Black Rooster EP
- Fuck The People
- Fried My Little Brains
- Pull A U
- The Good Ones
- Love Is a Deserter
- No Wow
- U.R.A. Fever
- Cheap And Cheerful
- Last Day Of Magic
- Tape Song
- Live Session EP (iTunes Exclusive)
- Black Balloon
- Satellite
- Willow Weep For Me
- Welcome to The Kills EP
- Future Starts Slow
- Baby Says
- The Last Goodbye
- Doing It To Death
- Echo Home Non-Electric EP
- List of Demands (Reparations)
- Cosmic Dancer
- アルバム
- Keep On Your Mean Side
- No Wow
- Midnight Boom
- Blood Pressures
- Live At Third Man Records
- Ash & Ice
- Live At Electric Lady Studios
- Little Bastards
- The Kills(ザ・キルズ)の代表曲
- Black Rooster(Fuck And Fight)
- Pull A U
- Black Balloon
- Future Starts Slow
- The Kills(ザ・キルズ)のミュージックビデオ(MV/PV)
- No Wow
- Love Is A Deserter
- List of Demands(Reparations)
- Siberian Nights
- Heart Of A Dog
- Doing It To Death
- The Kills(ザ・キルズ)の名言・発言
- ヴィヴィ「1stアルバムを作ったときのことを覚えてるけど、レコーディングに10日しかかからなかった」
- ホテル「アリソンを初めてライブで観た時はPatti Smithを観たような感じがしたよ」
- ホテル「距離感こそが長くバンドを続けるためのとっておきの秘密だよ」
- The Kills(ザ・キルズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ヴィヴィは左手に最初のコンサートの日付を入れ墨している
- バンドが始まった当初はヴィヴィはアメリカ、ホテルはイギリスでそれぞれ活動していた
- アルバム『Ash & Ice』制作のためにスタジオを作った