タイムボカン(タツノコプロ)のネタバレ解説・考察まとめ

タツノコプロによるギャグアニメシリーズの記念すべき第一作目。ギャグだけでなくタイムトラベルというSF要素、三悪という憎めない悪役等で人気に火が付き、『ヤッターマン』などの後続作品を生み出すこととなったアニメです。2016年10月より、リメイク作『タイムボカン24』が放送。まさに時を超えて愛される作品。1975年10月から1976年12月まで放送されました。

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JKKの新司令官です。優しげな美女ですが、トキオを誘惑したり、O-3に影でお仕置きをしていたりと中々に腹黒い人物のご様子。実はビマージョの姉であり、妹に関する写真をO-3に撮らせていたりと何か秘密があるようです。その真相は「妹の恋人を奪った」というものでした。第23話ラストで、O-3にビマージョをさらわせています。
ちなみに前任の司令官はシュレッダー部に左遷させられたとのこと。ピコボーはイケメンのロボットに改造される為にアジアに向かったと語っています。

O-3

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トキオとカレンをサポートするロボット。見た目には紳士的ですが、言動が所々オッサン臭いと評されます。またナルシストかつ女好きの面があり、ボカンメカを呼び出すためのボタンが臀部や脇などにある(頭部にもあることはある)ことや、しつこくカレンを口説くことなどからカレンには嫌われています。

その他平成の『タイムボカンシリーズ』

『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』

平成に入って初のシリーズ作品。2000年4月から同年9月までテレビ東京系で放送。この作品の特色は、タイトル通り主人公が怪盗、つまり悪の側ということ。怪盗ルパンのごとく、必ず予告をしてから物を盗むというコンセプト。500年後の未来からやって来た少年がゴールドアイなる物を求めて、警官の娘と共にきらめきマンとして、華の刑事(デカ)トリオと戦うのでした。ただ、一般大衆にはきらめきマンの方が人気があったりする皮肉と言えば皮肉なシーンもあります。そもそもゴールドアイを狙う理由は、500年後の科学力を悪事に使わせないため。

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「正義の為なら多少のことは許される」by刑事トリオ。

『ヤッターマン』(2008年版)

『タイムボカン』シリーズの2作目、『ヤッターマン』のリメイク版。『ヤッターマン』はドロンボー一味とヤッターマンのコンビによるドクロストーン(リメイク版ではドクロリング)の争奪戦が主体でした。ただし、平成版は『タイムボカンシリーズ』とは記されていません。大きな変更はないものの、色々と現代風要素も取り入れられました。
・ED曲で「着メロ」という歌詞が存在。

・旧作ではヤッターマン1号、2号ことガンちゃんとアイちゃんが相思相愛だったのに対し、アイちゃんの片想いとしか思えない描写が多々ありました。しかしガンちゃんも憎からず思っていたらしく最終回付近でガンちゃんがアイちゃんに愛の告白をするかと思われましたが、メカに割り込まれて告白ならず。

・ガンちゃんが熱血正義漢から、やる気なさげなお調子者に変更。もっともこれは普段のことで、ドロンボー一味が動き出すや出動、「やる時はやる男」になっていました。

・ギャル語を話す敵キャラが登場。

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ヤッターマン1号(右)と2号(左)

一度歴代三悪大集結!と銘打たれた回がありましたが、野球を行う人数合わせ(計9人)の為二作品から登場したのみでした。

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『ヤッターマン』の三悪、ドロンボー一味。左からトンズラー、ドロンジョ、ボヤッキー。

こうして見ると怖そうですが、毎回せこい詐欺商法を行ったり、泥棒の神様ことドクロベエにお仕置きされます。トンズラ―30歳、ドロンジョ24歳、ボヤッキー25歳と、皆意外と若いです。自由度は『タイムボカン24』に負けず劣らずで、放送局が違うのにもかかわらず、担当声優の関係で『ドラえもん』パロディを行おうとしたことがありました。ドロンジョの声が先代のび太の小原乃梨子氏、トンズラーの声が先代ジャイアンのたてかべ和也氏だったため、小学生に化けた際トンズラーが「のび太」と言いかけ、ドロンジョ様が「しっくりこないから眼鏡かけちゃおうかしら」とのび太そっくりな眼鏡を出したシーン。ナレーションに止められてます。

『タイムボカン王道復古』

タツノコプロ創立30周年ということで制作されたOVA。1993年の11月と1994年の1月に発売されました。
【第1巻】『タイムボカン』シリーズ全作品の三悪が、2巻の主役としての出演権を得るためにレースを開催する、というもの。優勝を得たのは『ヤッターマン』のドロンボー一味。ちなみに当初ボヤッキーは結婚して蕎麦屋を経営していたため、欠場の予定でした。この蕎麦屋云々の設定は2008年版の『ヤッターマン』にも引き継がれています。リメイクでのボヤッキーは蕎麦屋の修行をする為、故郷に相思相愛の幼馴染を残して来たという設定でした。

【第2巻】ドロンボー一味がまたも悪事を企む中、ガンちゃん、アイちゃんは新婚ボケで出動せず。ここぞとばかりにメカで暴れ回るドロンボー一味でしたが、ガッチャマンやキャシャーン、テッカマン、ポリマーなどのタツノコヒーローが集結。しかし、メカが女子高生形態になった途端、「帰ろうか」などと言い出し、戦わず。ガッチャマンも恋人同士の痴話げんかのようなやりとりをし、収拾がつかなくなった所でヤッターマンが登場。ドロンボー一味は今まで通り倒されて、今まで通りお仕置きを受けるのでした。

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『夜ノヤッターマン』

ヤッターマンが世界を平和に導いてから、かなりの年月が経った頃が舞台。ヤッターマンが悪、三悪が善(主人公)として戦う、ドロンジョが9歳の少女などかなり大胆なアレンジが成された作品です。しかし実際にはヤッターマン王国を築いたのはドクロベエであり、新生ヤッターマン、新生ドロンジョ一味が手を取り合うという形態でした。『タイムボカン24』の三悪の声優は、新生ドロンボー一味から来ています。

出典: dengekionline.com

幼女(?)なドロンジョ様。セクシーさはないものの、悪党の子孫という立場上、誰にも真実を聞いてもらえない立場にある、割とシリアスなものを背負っています。

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