7つの罪を支配せよ!『トリニティセブン』

2014年秋に放送されていたアニメ『トリニティセブン』に関する記事です。この作品は、魔王の素質を持つ主人公と7人の魔道士が織りなす魔法学園物語です。この記事では、その世界観と7人の魔道士について紹介します。

「崩壊現象」を完全に除去するための集団「王立図書館検閲官(グリモワールセキュリティ)」の主席で「トリニティセブン」の一人です。
「書庫」は傲慢で「テーマ」は正義(ユースティティア)です。
真面目で威圧的な性格の持ち主で、アラタを「不浄な男」と呼び、秩序を乱しかねない存在として目の敵にしています。元々は自身の魔力をコントロールできないことを理由に誰にも近寄らないほどの引っ込み思案でしたが、先輩にあたるアキオのおかげで魔力を扱えるようになり、それ以来アキオを慕っています。レヴィはそれに関して「ソフトな百合」と表現しています。ウサギ柄の下着を着けていたり、レストランでウェイトレス姿の給仕としてアルバイトをしていたりなど、可愛らしい一面があります。

不動アキオ

「王立図書館検閲官」第参席で「トリニティセブン」の一人です。
「書庫」は暴食で「テーマ」は信仰(フィデス)です。
長身の彼女は、ワイシャツのボタンを軽く留めて、スリットの入った丈の長いスカートを制服として着こなしています。大雑把で豪快な性格をしてて、得意な足蹴りは床や壁を破壊するほどの威力を持っています。ミラと行動を共にしていて、ミラと同様にアラタのことを意識してはいますが、明確な敵意はなく、本人曰く「意外と息が合う」と口にしています。

倉田ユイ

学園最強の魔力を持つ学園長に次ぐ規模の魔力を持っている「トリニティセブン」の一人です。
「書庫」は強欲で「テーマ」は友情(アミキティア)です。
膨大な魔力を抑えるために地下迷宮で眠りに就いて、長い間その夢の世界で過ごしていました。バイオリンの演奏を得意としています。アリンがアラタの魔力を暴走させたせいで、ミラとアキオに命を狙われたところを、自身の「夢の世界」で引きずり込んで救出します。後に魔王候補のアラタが夢の世界に入ったことが引き金となって、ユイ自身の魔力が暴走し、学園内の魔力の少ない生徒が集団で寝てしまう「崩壊現象」を引き起こします。アラタと他のトリニティセブンによって助け出され、アラタに好意を抱くようになります。彼に躊躇なく抱きついたり頬にキスをするなど好意を示すことに余念がなく、彼女曰く「愛人でもいい」と言い切っています。

リーゼロッテ=シャルロック

元「王立図書館検閲官」次席で「トリニティセブン」の一人です。
「書庫」は怠惰で「テーマ」は停滞(スタグナ)です。
アラタのクラスメイトであるセリナ=シャルロックの双子の姉で、かつては「王立図書館検閲官」の次席を務めていたほどの実力者でした。野心家で、研究のために学園で事件を起こし、罪人となったまま失踪しています。後に魔王候補となって「崩壊現象」を引き起こし、「トリニティセブン」全員の魔力を奪おうと画策します。

危険と隣り合わせの日々

この世界では魔物が存在します。その魔物の正体は、魔道士が研究の末に魔力を暴走させて生み出されたもので、魔道士の意思がなくなり、魔力を求めるだけの「影」へと成り変わってしまうものです。その強さは生前の魔道士の力が反映され、同等かそれ以上の魔物が生まれます。魔力制御において未熟なアラタは、魔王に匹敵するその膨大な魔力をコントロールできなければ、史上最悪の魔物になると危険視されます。また「魔王候補」である彼は、いずれ世界を滅ぼす魔王になるとも思われていますが、彼はその運命すらも「支配」すると豪語します。その前向きな姿勢に「トリニティセブン」の面々も彼に興味を示します。

作品の魅力

この作品は、魔王になれる素質を持つ主人公と彼を取り巻くトリニティセブン、さらには彼らに関わる魔道士が織りなす魔法学園ラブコメディです。可愛らしい女の子達とラブコメを繰り広げながら、時々訪れる困難に立ち向かうシリアスな展開を含んだ魔法学園ものとも言えます。本作は露出が多めではありますが、彼のブレない性格とそれに振り回されるヒロイン達のキュートな仕草が見所の作品です。

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