アルスラーン戦記 2期 風神乱舞／登場人物まとめ

5.ファランギース（cv.坂本真綾）

アルスラーン誕生の折寄進されたミスラ神殿の女神官で、精霊（ジン）を使役する。

パルス敗戦の報を聞きつけた神殿からアルスラーンを守護すべく派遣されたが、曰く「どうせ厄介払いであろう。」との事。続けて言うなら「私のように美しくて、学問にも武芸にも練達した才女は同僚にうらまれるのでな」とも。
普通なら”嫌な女”になりそうなものだが、事実、美女好きのギーヴに「絶世の美女」と讃えられ、短剣術や馬上での弓術をはじめとする武芸は並を越えている。これに加えて暗殺術も会得しているのだから、実力的には女神官の域を超えた優秀な人材である。

年齢未詳、イメージとしては22歳程度。
過去には優秀な神官の恋人が居たが、死別している。

ギーヴ(cv.KENN)

流浪の楽士を自称する美青年。

楽士としての実力も確かながら、弓や剣などの武芸にも秀でている。
ついでに言うと、金品財宝をくすねることに関しては盗賊も顔負けレベルの腕を有している。
当初はファランギースの側に居たいという理由で、その尻馬に乗りアルスラーンに助力を名乗り出たが、その人柄に触れ次第に忠誠心が芽生え始める。
咄嗟の判断と機転から成る実力でアルスラーンからも信頼を得たが、規模を拡大したアルスラーン軍内の確執による内部争いを沈静化すべく、芝居を打って離脱。その後は単騎で王位継承の証である宝剣ルクナバードを求めてデヴァマント山に向かい、ヒルメスと対峙する。

年齢未詳だが、24歳前後らしい。

アルフリード（cv.沼倉愛美）

勇猛さで知られるゾット族族長・ヘイルターシュの娘。

窮地をナルサスに助けられた流れで彼に惚れ込み、そのまま同行する事に。
度胸と身のこなしはヒルメスも感心する程で、アルスラーン陣営に身を置いてからは幾度となく戦場に立っている。
シンドゥラ軍侵攻の折には軍を率いていたラジェンドラ2世を捕縛し、アルスラーンの戦略に大いに貢献した。
盗賊の一団の娘という立場柄、荒々しい言動も見受けられるが、礼儀作法は弁えている。
ナルサスをめぐっては、前々から従者を務めていたエラムと衝突する事も…。

本人曰く、歳はナルサスと10コ違い（16歳という事になる）。

ジャスワント（cv.羽多野渉）

アルスラーン陣営で唯一のシンドゥラ人。

育ての親として慕うシンドゥラ国の宰相・マヘーンドラに報いる為、第1王子ガーデーヴィの手先としてアルスラーン軍に潜入するが、紆余曲折を経てアルスラーン付きの侍衛士となる。異国人であるが故にパルス諸侯（特にザラーヴァント)の不平不満を買う事が多かった。その折、一時は一触即発の事態にまでなったが、後に和解している。
実直で生真面目な性格。超がつくほどのお人好しで、義理人情にあつい。

その剣技と武勇を持ってして「黒豹」とも例えられる。

ヒルメス（cv.梶裕貴）

アンドラゴラス3世の兄であるパルス先王・オスロエス5世の遺児。

父オスロエスをアンドラゴラスが暗殺したと信じて疑わず、その憎悪は簒奪者の息子であるアルスラーンにまで向けられている。
本来であれば王位に就く人物であった為に正統の王に固執する。
王位奪還と復讐の為、ルシタニアに助力してパルス王都を侵略した後、カーラーン、ザンデ、サームを麾下に加えるが、臣下となった者には君主として非常に寛大であり、同じくミスに対しても寛容な姿が見られた。

剣技の腕前はあのダリューンと互角かそれ以上。
作中でも1位2位を争う実力者として知られている。

サーム（cv.家中宏）

かつてはアンドラゴラスに仕えていたパルス万旗長の1人。

王都陥落の折、銀仮面卿から一槍を浴びて重傷を負うも、目覚めた後に彼の正体がヒルメスであると知り、忠誠を誓う。
が、「せめて俺ぐらいはヒルメス殿下の側についておかねば」という言葉も口にしている為、その忠誠心はヒルメスへの期待半分、同情半分から来ているのかもしれない。
聡慧かつ思慮深い性格で、城砦の攻防に関する優れた能力を有しており、ヒルメスの元では参謀として実力を振るう。

ザンデ（cv.森田成一）