『銀河鉄道999』の名言を紹介！胸に響く金言ばかり！

▼SF漫画の金字塔『銀河鉄道999』には名言がいっぱい

▼“銀河鉄道999”の旅立ちは、実はこんな悲しげな名言から始まる

「悲しい思い出もなつかしくなる時がくるのよ みておけばよかったと思う時が…」

メーテルと鉄郎を乗せた、午前零時発アンドロメダ行き銀河鉄道999号。
だんだんと離れて行く地球を見て、メーテルが鉄郎に語りかけるセリフ。
「さあ いまのうちによくみておくといいわ じきに肉眼ではみえなくなるから……」
鉄郎は「いいよみなくても あそこには悲しい思い出ばかりしかないから」と答えるが…

▼後戻りのできない銀河鉄道999の旅。鉄郎は少年からひとりの男に成長していく…

「おれも昔はそうだった（中略）血のかよったほんものの心臓の脈うつ胸の中には 夢や希望がいっぱいつまっていた……」

火星で、鉄郎の定期券を奪おうとした機械人間のゼロニモが、死ぬ直前に。
「その体を大事にしろよ……機械になってからでは手おくれだ！」

「長生きするだけがしあわせかどうか だれにもわからないよ」

火星の老人が鉄郎に語るセリフ。お金をためて、片方の足だけやっと機械化できたが…

「自然に生きて自然に死ぬのがいちばんいいような気がするよ わしは……」「死ぬべきときに死ねなかった人間はみじめなもんだよ……」

「あなたの手はあたたかいわ 鉄郎さん！」

「光も影も私の体を通りぬけてしまいます それが私は……とてもさびしいのです」
「あなたのように影のできる体になりたい」
食堂車のウェイトレス・クレアは、母親の見栄でクリスタルガラスの体に。彼女はアルバイトをして、生身の体を手に入れようとしていた。

「あなたが機械の体をもらったら機械の体になったら…眠る必要もなくなるわ 眠る楽しみも夢を見る楽しみもなくなる…」

機械人間になることを望む鉄郎に、メーテルが語りかける

「科学者がいうことだけが宇宙の真理の全部じゃないわ 鉄郎！ いろいろなものがこの世にはある 自分の目で見たものは……それが幻覚でなければ信じることね」

水滴星4D-3を見て驚く鉄郎にメーテルが言う

「どちらかがまちがっているなんていえる人はどこにもいない… 宇宙の歴史が全部終ってみないとわからないわ…………」

「自然のままに」が法律の水滴星4D-3。とっくの昔に滅びてしまった地球のような姿を留めるこの星で、鉄郎は「この星が地球だったら機械の体なんかどうでもいい」と言う。一方、列車の定期を奪おうと現れた若者は、こんなへんぴな星を離れ夜のない大都会に出ていく、その中心地で音楽家として成功する、と野心を抱いていた。
メーテル「昔の地球の若者もあの人と同じように夢を抱いて…文明の灯にあこがれて…」
鉄郎「気がついたときには……地球は機械の星になっていた どっちが幸せなんだろう……」

「男はかんたんにゃ死なんのど わかるか？ 苦労の2か月や3か月 断食の1週間や2週間…… どうということはないんど わかるか!? おいどんの一生は長いもんねー あわてんのよ そのうち見ちょれと思うとるんよ」

鉄郎が、「大四畳半惑星＝明日の星」で出会った初めての親友・足立のセリフ。大四畳半惑星は現代の日本のような星で、人々は機械人間のことや銀河鉄道のことは知らずに生きている。一刻も早く機械の体を手に入れたい、永遠の命を手に入れたい鉄郎にとっては驚きの言葉だった。

「ここで仕事がうまくいかないからって……にげだしてみても結局なんにもならないとおもったから…… ここでできないことはよそでもできない…… 友だちや恋人をすててにげるのはひきょうだと思って…… よくわからないけど ぼくはぼくの目的のためにさいごまでがんばるべきだと…… そのために男に生まれてきたのだとおもって…」

上と同じく、「大四畳半惑星＝明日の星」に生きる若者が言ったセリフ。仕事がうまく行かないからと鉄郎の999の定期券を盗もうとしたが、大事なことに気づき捨ててしまう。明日を生きる男は、こうあるべきなのだ。

「あなたたちはもう乞食じゃないわ 強盗よ」

メーテルの眼差しがビシッと突き刺さる名台詞。
17億6千5百万人が“乞食”として生きる星「ルンペン星」、人々はお互いからの施しに頼って生きている。そんな中、ある若い兄妹がメーテルと鉄郎の持ち物を“奪おう”とする。“強盗”であることは、誰かからの施しでなく、自分の意思で戦い奪い、生きていく気力を持っているという、人間らしさの証なのだ。

「鉄郎！ あなたがあの人にあげたのはライフルだけじゃないわ 『友情』と『信頼』というこの世で一番尊いものをあげたのよ」

「あなたからもらったものを土台にして 鉄の信念をもつ強い男になるにちがいない 人を……友情を裏切ることのない立派な男に」（メーテル）
鉄郎は、ルンペン星の“強盗”にライフルを渡した。車両切り離しの要求をした若者が、「宇宙を渡り歩いて、ルンペン星を乞食のいない迫力のある星にしたい」と言ったからだ。鉄郎はその想いに胸を打たれ、車掌に切り離しを頼み込んだ。