グリーン・インフェルノ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリーン・インフェルノ』とは、2013年に製作されたアメリカ・チリ合作のカニバルホラー映画。人食い部族の住むジャングルに迷い込んだ学生たちの恐怖を描いており、過激なスプラッタ表現で話題を集めた。撮影は実際に南米地域で行われ、現地の住民もキャストとして参加している。SNS時代の若者文化や自己顕示的な活動家精神を風刺した作品として再評価する声も多く、「カニバルホラー」というジャンルの人気を復活させた作品として、21世紀のホラー映画を語るうえでは欠かせない一本となっている。

カルロス・リンカーン(演:マティアス・ロペス)

日本語吹き替え:中村章吾

現地住民で、ドラッグの売人。

『グリーン・インフェルノ』の用語

ヤハ族

アマゾンの開発予定地域に居住する先住民族で、人肉食の文化を持つ非常に好戦的な部族。全身を赤い塗料で彩っていることが特徴。弓矢や吹き矢の扱いに長けており、高い狩猟能力を有する。密林の頂点捕食者であるブラックジャガーを神聖な存在として崇拝しているためか、酋長のみ体を黒く塗っている。
架空の存在であり、特定の実在民族を直接モデルとしたものではないが、実際に撮影地付近に住んでいた原住民もエキストラとして参加しているという。

『グリーン・インフェルノ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

とにかく続く赤い場面

本作『グリーン・インフェルノ』は、血が出てくるのは言わずもがな、なぜか食人族は皆一様に赤い塗料を全身に塗っていて、出てくるシーンがとにかく赤く染まっているのが特徴である。画面いっぱいに赤い塗料を塗った人間が出てくる様は、潜在的な嫌悪感とも言うべきものが腹の底からじわじわとせり上がってきて、思わず目を逸らしたくなるような迫力がある。
「食人族によるカニバルホラー」というジャンル上、スプラッタ描写も多々あり、その生々しさは吐き気さえ催してしまうほどの仕上がりだ。生きたまま口に手を突っ込み、そのままの勢いで両眼をくりだし、あろうことかそれを口に運ぶ。よくある映画ならば画面に映さないようなところまで何の躊躇いもなくカメラで切り取り、生臭い匂いが漂ってきそうなほどリアルな情景を作り出しているのが印象的だ。

『グリーン・インフェルノ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

最後まで見て初めてわかる「美しさ」

『ホステル』シリーズをはじめ、イーライ・ロス監督映画はグロテスクな描写が多いのが特徴ではあるが、不思議と美しさを感じる瞬間があるという声が視聴者からは多く上がっている。スプラッタを「美しい」と表現すると感性や常識がやや疑われるのが一般的だが、本作『グリーン・インフェルノ』は、観ているうちに何だか芸術作品のように思えてしまうのも魅力だ。
実際に映画を鑑賞したファンからは「普通の人類とは決して相いれることのない、食人族という独自の常識が垣間見れる」という感想も挙がっている。
単なるスプラッタ一辺倒の映画ではなく、様々な要素が噛み合った秀作であることは間違いない。人間の絶望に塗れた顔も俳優陣の演技で余すことなく再現されており、「ここまで絶望に浸ることができるのか」と、観ている側も驚くことができる。

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