ET-KINGのTENN自殺の原因…

赤井は「（自殺と聞いて）なんでやねん！まさか、と思った。残念で仕方がない。理由は分からない。精神的につらいことが合ったのか…と思う」

専門家の話は

「誰にも言えない隠れた秘密や苦しみがあったのではないか」と指摘する。

精神科医の町沢静夫氏

うつ病よりも軽い「気分循環性障害」のケースの可能性も考えられ、これらの場合は数日内に気分の変動があり、気分が落ち込んだ際に自殺を図るケースも少なくない。

精神科医の町沢静夫氏

TENNさんは遺書が用意していたことなどから、「（衝動的ではなく）これくらいで死のうと決めていたのかもしれません」との見方を示した。

精神科医の町沢静夫氏

「悩んでいることや苦しんでいることがあって、むしろブログには自分を励ます意味もあって常に前向きなことを書いたのでは」と指摘。

しかしその一方でこんな声も

「つい最近電話した際『仕事が忙しくなってきた』とうれしそうに話す半面『ヒロウモンズでどうしても1発当てなきゃいけない』と、少し追い込まれているように感じた」

どうやら新曲制作がうまくいかず煮詰まっていたようだが、「TENNさんを悩ませていたのは音楽だけではなかった」という関係者もいる。

「『ET―KING』ではブレークしたが、このところは正直落ち目だった。仕事のたびに東京へ行き、それを終え大阪に戻り、また翌日東京へ…という生活を送っていた。舞台の仕事でも脚光を浴びており、なかなか大阪へ戻れないこともあったとか。別居に近い状態だった」

TENNさんは目立った活動はなく、『ET――』のCDも今年1月発売のベストアルバムは3000枚、ココ最近のアルバムは売り上げ2000枚に届かなかった。

「ET-KINGでブレークしたが、今年に入りグループが活動休止となると、一気に金欠に陥ったと聞いている。所属レコード会社との契約も切られてしまったらしい。一方の上原は歌手活動だけではなく、最近は舞台を中心に女優としても活躍中。東京で仕事することが増え、すれ違いも生じていたようだ」

知人男性は「直近の彼は意識的に人と会わないようにしていたように感じる。普段はもっと社交的なのに、最近はLINEの文面でも“誘わないで”オーラを出していたように思う」と話す。

「最近はTENNさんに収入がほとんどないうえ、すれ違いの生活。夫婦の間で数週間前から離婚の話が出はじめ、それでTENNさんも悩んでいたというんですよ」

音楽関係者の話

上原はSPEED時代に稼ぎまくった所属事務所の功労者なので、現在も200万円は下らない額の固定給をもらっており、夫婦間でかなりの収入格差があった。

夫婦の家計は上原に依存する部分が大きく、そのことについてTENNさんが悩んでいた。