ハチャメチャ野球バラエティ『パワプロクンポケット』シリーズ作品まとめ

パワプロクンポケット7（GBA）

本作のサクセスモードは高校野球を舞台にした表サクセス「甲子園ヒーロー編」と、RPG形式の裏サクセス「大正冒険奇譚編」の2つ。表サクセスの「甲子園ヒーロー編」では、助っ人集団によって野球部を占領されてしまった主人公達が、打倒ヒーローと甲子園優勝を目指す。裏サクセスの「大正冒険奇譚編」では、多額の借金を背負った主人公が借金返済と野球人形の作成を目指し、冒険の依頼をこなして資金を稼ぐストーリー。

野球のパートが非常に不出来で、評価の低い作品。ただしシナリオや裏サクセスの完成度は高く、これらを評価する声も多い。この作品からギャルゲー要素がドンドン強化されていく

パワポケダッシュ

パワポケの外伝作品。ストーリー自体はシリーズ全作品とリンクしている。スロットとカードを使用する『カード野球』システムで、難易度は他作品と比べて低め。裏サクセスの「地獄ダンジョン編」はイベントが少なめで、ダンジョン探索と選手作成がメインとなる。
ナンバリングタイトルではない事から独自の要素が多い作品です。

パワプロクンポケット8（NDS）

ハードがニンテンドーDSに移り、ジャンルも「野球バラエティ」となった初の作品。
キャッチコピーは「バンバン野球バラエティ」。
表サクセスの「特命ハンター編」はサイボーグを利用したテロ組織と主人公との戦いを描く。裏サクセスは「昭和冒険奇譚編」で、『パワポケ7』の裏サクセス・大正冒険奇譚編の続編となる。
お世辞にもの出来は良くないため、野球ゲームを期待して今からプレイするものでもない。開発期間が足りなかったらしく、野球パートをはじめ、荒削りな部分が多い。 しかしキャラは群を抜いて魅力的であり、そこに関しては根強い人気があります。

パワプロクンポケット9（NDS）

キャッチコピーは「こんなゲームがあったのか！！」。
表サクセスの『さすらいのナイスガイ編』は、各地を転々とする旅人が主人公。
寂れた商店街を立て直すため、商店街の自慢だった野球チーム・ブギウギビクトリーズに入団して商店街の復興に協力する。裏サクセスの『スペースキャプテン編』は宇宙が舞台のRPGで、ワクチンと仲間を集め『帝国』の侵略に備える。また、『少森寺編』というミニサクセスもある。

伏線が多さと作品をまたいだストーリーが特徴のパワポケにおいて、一作でシナリオが完結している珍しい作品。遊びやすいミニゲームも多く、「野球バラエティ」というべき魅力が詰まっている。

パワプロクンポケット10（NDS）

野球パートの大幅な進化と新要素が満載の「DS版パワプロ第一作。キャッチコピーは「おもしろい野球ゲームができました!!」
表サクセスは「甲子園一直線編」。監督や先輩のシゴキが横行している、閉鎖的な劣悪な環境の野球部に入った主人公が甲子園を目指すストーリー。裏サクセスの「バトルディッガー編」は、古代人の残した謎の遺跡に、街を拠点にカスタム戦車で潜る、戦車カスタマイズRPG。
本作から野球パートは完全3Dになり、、シリーズ最高の売り上げを記録した。

パワプロクンポケット11（NDS）

キャッチコピーは『たのしさあふれるプロ野球ゲーム!』
表サクセス『新球団ナマーズ編』ではランプの魔人が出現。主人公は「1年目に1軍に昇格」「2年目で年俸5000万」「3年目にリーグ優勝」の三つを言うが、逆にそれらを自力で叶えないと死んでしまう呪いをかけられてしまう。
裏サクセス「怪奇！ハタ人間編」は、中学生達が宇宙人に洗脳された人々がうろつく街で脱出を目指すRPG。

表シナリオの野球成分の少なさが不評の作品。野球バラエティなのに野球がほとんど重要にならないため、問題作という声も大きい。一方で裏サクセスはクオリティが高く、選手の作りやすさもあいまって好評を受けている。