『アルパカかあさん』とは、三谷知子による漫画作品。2014年1月から、秋田書店が運営するWeb漫画サイト『Championタップ!』で連載がスタートし、同年12月にはコミックスが発売された。アルパカの母とその息子というユニークな設定を生かした日常ギャグマンガで、主に一話完結の構成となっている。「主人公がアルパカの母」という突飛な設定ながらどこかノスタルジーを煽る作風が魅力で、息子や友人たちと繰り広げる会話に「自分の親を思い出した」という読者の声が集まった。
『アルパカかあさん』の概要
『アルパカかあさん』とは、三谷知子による漫画作品。2014年1月から、秋田書店が運営するWeb漫画サイト『Championタップ!』で連載がスタートし、同年12月にはコミックスが発売された。コミックスは全2巻で、電子書籍としてもリリースされている。
アルパカの母とその息子というユニークな設定を生かした日常ギャグマンガで、主に一話完結の構成となっている。日常の一瞬を切り取った脱力系作品として、じわじわと支持を集めるようになった。
また、2018年には『毎日小学生新聞』において、デイヴィッド・セインとコラボした英語学習コンテンツ『アルパカかあさんのモフモフEnglish』の連載を開始。マンガを使いながら英文読解を学ぶことができるとして、子供から大人まで楽しめると話題になった。
クリクリの大きな瞳とモフモフの体が魅力的なアルパカの主婦、パカさんには、反抗期真っ盛りな高校生の息子、マーくんがいる。色々と「人間とは違う」母に手を焼くマーくんと、マーくんの世話を焼きたくて仕方がないパカさんの日常は、ゆるく楽しく続いていくのであった。
『アルパカかあさん』のあらすじ・ストーリー
パカさんとマーくんの日々
高校生のマーくんの母は、アルパカである。マーくんの母ことパカさんは、やはり色々な部分が人間とは微妙にズレており、いつも息子を振り回している。
ある日、パカさんはご自慢の高級毛に包まれたモフモフの体と割烹着に身を包み、起きてこない息子のため、慌ただしく朝ご飯と昼食の弁当を用意していた。
朝ご飯ができたことを伝えるも、なかなか起きてこないマーくん。そこでパカさんは自身のモフモフの体を活かした「アルパカ抱かれ枕」という必殺技で彼を起こしたものの、反抗期真っ盛りの息子には「気持ちの悪い起こし方をするな」と激怒されてしまう。
寒かったその日、誰もいない学校の屋上にはたった一人で震えるマーくんの姿があった。彼は持参した弁当箱を開き、とても人前では見せられない、母渾身の作品であるアルパカキャラ弁をこっそり平らげる。
スーパーの抽選会
年が明けたある日、行きつけのスーパー「アンデス」を訪れていたパカさんは、店員から新年の大抽選会を行っていると声をかけられる。懸賞が大好きな彼女はその列に並び、景品は何かと目を光らせた。一等はハワイ旅行のようで、パカさんは「毛を刈らなくてはならないが、ハワイの草を食べてみたい」と、まだ見ぬハワイに思いを馳せる。
しかし、自分の番が来る直前で一等を引き当てた人物が出てしまい、パカさんはハワイ旅行の機会を逃してしまった。それならば二等を狙って、と目をやったパカさんの目の前には、二等の景品として、「大人も座れる」というキャッチコピーが添えられた、妙にリアルで巨大なアルパカの人形が鎮座している。パカさんは、三等の商品券三千円分に狙いを絞ることを固く決意した。
結局、くじ引きは全て参加賞。お菓子をもらって帰宅したパカさんは「当たるかどうかもわからない懸賞に熱くなるなんてバカらしかった」「一等を当てた人は絶対にサクラだ」などと負け惜しみをいいながら、景品のお菓子をつまみ始める。
するとそこへ外出していたマーくんが帰宅するのだが、彼は「当たった」と言って、例の「二等のアルパカ」を連れて帰ってきていたのであった。
パカさんと冬のセーター
冬のある日、パカさんはママ友とランチの約束をしていた。外が寒かったその日、パカさんは意気揚々と、新調したアルパカ毛の上着を着て出かけていく。合流したママ友たちに、アルパカがアルパカ毛の上着を着ていることを「過剰包装」と笑われながらも、楽しく食事の時間を過ごした。
その席で、ママ友のひとりである梅島さんが「アルパカ製のセーターをセールで安くなっていたから買ったが、暖かくて感動している」と言って、自身が着ていたセーターをパカさんに触らせてくれる。だが、そのセーターに触れたパカさんは、それが偽物だということを見抜いていた。
帰宅したパカさんは、大好きな梅島さんに「セーターが偽物である」ということを伝えるべきかどうか悩んでいた。葛藤の末、きちんと伝えることにした彼女は梅島さんに電話をし、「そのセーターは化繊が32パーセント混ぜ込まれた偽物である」と事実を伝える。しかし梅島さんは、それをきちんと把握した上で購入していたのだ。
パカさんは号泣しながら「アルパカが高級品で申し訳ない」とわけのわからない謝罪をし、梅島さんはなぜ泣かれているのかもよくわからず、むしろ「なぜ触っただけで化繊が32パーセントってわかるのか」と混乱してしまうのであった。
『アルパカかあさん』の登場人物・キャラクター
パカさんと家族
パカさん
本作の主人公。マーくんの母。モフモフの体と長いまつ毛が特徴的で、非常にマイペースな性格をしたアルパカ。しかし人語を自在に操り、反抗期のマーくんの暴言もうまくあしらうことができる。アルパカであることを抜きにすれば、普通よりちょっと元気過ぎる程度のお母さん。マーくんには毎日かわいいキャラ弁を用意するほど料理も得意。しかしアルパカであることから、自身の主食は草。時折マーくんに草をむしってくるようにお使いを頼んでおり、草を食べるだけでどこに生えていたものかを当てることができる。最近は特に三丁目の草がお気に入りとのこと。
しつこい勧誘などに対して、アルパカ特有のくさい唾を吐きかけて撃退するという荒っぽい一面もある。
マーくん
画像右がマーくん。
高校生。パカさんの息子。アルパカの母と人間の父の間に生まれたものの、至って普通な今時の男の子。目つきは少々悪いが、イケメンの部類に入る顔立ち。
絶賛反抗期中で、母の言うことには片っ端から歯向かっているものの、いつも押し切られて敗北している。目下の悩みは母がアルパカのキャラ弁しか持たせてくれないため、恥ずかしくて友人たちと一緒に食事がとれないこと。
しかし母親想いの一面もあり、お使いの帰り道に母のために草をむしって帰ってくることもある。
父さん
パカさんの夫で、マーくんの父。
パカさんの友人たち
梅島さん(うめじまさん)
パカさんのママ友のひとり。メガネをかけた黒髪の女性で、見た目に反してミーハーな一面を持つ。セールで買ったアルパカのセーターの暖かさに感動していたものの、触っただけのパカさんに「32パーセントが化繊」と見破られて驚いていた。
奈々さん(ななさん)
目次 - Contents
- 『アルパカかあさん』の概要
- 『アルパカかあさん』のあらすじ・ストーリー
- パカさんとマーくんの日々
- スーパーの抽選会
- パカさんと冬のセーター
- 『アルパカかあさん』の登場人物・キャラクター
- パカさんと家族
- パカさん
- マーくん
- 父さん
- パカさんの友人たち
- 梅島さん(うめじまさん)
- 奈々さん(ななさん)
- 大井川 ミチル(おおいがわ ミチル)
- 卓郎(たくろう)
- 『アルパカかあさん』の用語
- アルパカ
- 三丁目の草
- キャラ弁
- スーパーアンデス
- 『アルパカかあさん』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マーくんの苦悩
- 草の味で産地を当てるパカさん
- 『アルパカかあさん』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 天然で陽気なアルパカから「元気をもらえる」読者が続出
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