ディープ・インフェルノ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ディープ・インフェルノ』(原題:Indigenous)とは、2014年に公開されたアメリカのホラー映画。2014年のトライベッカ映画祭でワールドプレミア上映され、同年、カンヌ映画祭でも上映されたのちに劇場公開された。2016年にはDVDがリリースされている。舞台はパナマのダリエン地峡に広がる未開のジャングル。旅行に訪れた若者たちが、伝説の怪物「チュパカブラ」に遭遇する恐怖を描く。従来のホラー映画ではあまり見られなかった「SNSでリアルタイムに助けを求める」という演出が話題となった。

チャーリーの恋人で、スコットたちの友人。ステフと同様、危険な森へ行くことに反対の意思を示すが、結局押し切られて同行する形になってしまった。

トレヴァー(演:ピアソン・フォーデ)

スコットたちの友人。グループの中では唯一恋人がいなかったが、今回の旅先であるパナマ知り合った、カルメンという地元の若い女性と親しくなる。

パナマの住民

カルメン(演:ラウラ・ペヌエラ)

トレヴァーがパナマのバーで知り合った、地元住民の若い女性。友人のフリオに止められていたにもかかわらず、ダリエン地峡に美しい滝があると皆を誘ったことが悲劇のきっかけになってしまった。

フリオ(演:ファンショ・ビジャベルデ)

カルメンの友人。彼女と同じく地元出身の男性で、サーフィン好きであることからスコットたちとも意気投合する。ダリエン地峡は行方不明者が相次いでいるということを教え、行くのは危険だと忠告する。
自身の忠告を無視した彼らが遭難したにもかかわらず、スコットの動画で状況を悟り、救助を手配してもらえるように尽力した優しい青年。

『ディープ・インフェルノ』の用語

ダリエン地峡

スコットたちの旅先・パナマにある深い森が連なる地域。コロンビアとの国境にまたがる未開のジャングルで、自然豊かで景観も美しいが、若者たちの失踪が相次ぐ場所として地元では敬遠されている。
伝説上の生き物だと思われていた未確認生物、チュパカブラたちの巣がある。
なお、実際のダリエン地峡は、日本の外務省による海外安全ホームページ上でも「治安当局の監視が行き届かず、犯罪が多い危険地帯」として認定されているため、訪れる際には充分注意が必要である。

チュパカブラ

1995年にプエルトリコで目撃されて以降、メキシコ、チリ、アルゼンチン、アメリカなど各地で家畜が被害に遭う事例が報告されている未確認生物で、本作中に登場するクリーチャー。「チュパカブラ」という特徴的な名前は、スペイン語のChupar(吸う)とCabra(ヤギ)に由来している。
作中ではダリエン地峡に巣を作り、訪れる若者を襲っていた。人型で、青白い肌と鋭い牙、チューブのような細長い舌を持つ。

『ディープ・インフェルノ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

生中継に映りこんでしまう未確認生物・チュパカブラ

エレナが襲われる様子が報道されてしまう

本作は、助かったと思ったところでの転落ぶりも「なかなかに見事」と定評がある。救助隊と共にやってきたテレビ局のエゴによって、助けるべき要救助者であるエレナをカメラに収め続けた結果、彼女は謎の未確認生命体に食べられてしまうという結末を迎えるのだ。その際、エレナを追ってきたチュパカブラはしっかりとテレビカメラに映りこんでしまっており、その姿は当然ながら生中継で放送されてしまっている。
「助けてやれよ」と突っ込みつつも、「生中継にグロテスクな未確認生物が映ってしまって、結局あの番組はどうなったのだろう」と気になっている視聴者からの声も上がっている。

『ディープ・インフェルノ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「SNSを使った救出劇」という展開の妙

ホラー映画は「登場人物が全員死ぬ」か「主人公が独力で助かる」のいずれかにたどり着くエンディングを迎えることが非常に多いが、本作『ディープ・インフェルノ』は、スコットが機転を利かせて撮影した、助けを求める動画は瞬く間に世界に広がっていき、それによって救助の手が差し伸べられるのだ。危機的状況におけるSNSの力の強さを示すという、「ありそうでなかった」結末である。
「拡散されるのがちょっと早すぎるのではないか」というツッコミどころはありつつも、自らの力だけでなく、外の力にも頼って現状を脱する展開というのは、今までにありそうでなかったとして話題を集めた。

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