プロ野球スピリッツシリーズとは、2004年からコナミより発売されているリアル路線野球ゲームである。略称は「プロスピ」。開発はパワプロプロダクションが担当し、実況パワフルプロ野球シリーズの操作性を踏襲しつつ、「ダイレクト投球」や独自の投手ローテなど革新的なシステムを導入してきた。テレビ中継さながらの演出や実際の球場・広告の再現に加え、『2015』からは3Dスキャンによる顔のグラフィック向上も図られている。一時期CS版の制作が停止したが、2018年に再始動が発表された。
投手による実際の投球動作が始まるよりも前に、あらかじめ盗塁のスタート指令を入力しておけるシステムである。しかし、始動のタイミングが早すぎると相手投手の牽制球によって簡単にタッチアウトにされてしまうため、投球モーションの開始と同時に飛び出すのがセオリーとされる。
覚醒
VPを消費することで選手自身の能力を直接引き上げることができる強化システムである。そのシーズンに入団したばかりの将来有望な新人選手を覚醒させることで、一気に一軍で通用する大物へと成長させる楽しみが生まれる。覚醒には段階的なレベルが設定されており(初期能力が控えめな選手ほど必要なレベル数が多い傾向にある)、上限に達するまで繰り返し実施することが可能である。なお、一部の特殊モードである真剣ペナントでは覚醒選手の起用が制限されるが、第5作のマジペナントでは適用されるなど作品によって扱いが異なる。
流し打ち
第2作から導入された打撃システムであり、通常のスイングとは異なる専用のボタンを押すことで打球を逆方向へ意識的に弾き返すことができる。ジャストミートのタイミングは通常のスイングよりもやや遅めに設定されている。
フィールドプレイ
第2作(当時は選手プレイ)から実装された、1試合を通して特定の1選手のみに視点を固定してなりきりプレイを楽しむモードである。守備や走塁の場面でもその選手の後方を追う専用カメラで進行するため、通常のチーム操作では自動で処理されるような牽制時の帰塁などもすべて手動で行わなければならない。投球時は、守備シフトの指示が捕手、リリースの操作が投手へと分担され、球種の選択についても初期は捕手に依存していたが、後発の作品では投手自身が自由に選べるように改善されている。このモードも後にパワプロシリーズへと逆輸入された。
ブロックサイン
第3作から登場した、打撃や投球を行う前に特定のコマンド入力を済ませて味方との高度な連携を図るシステムである。特にウエストボールや敬遠の指示はブロックサインを介さなければ行えず、サインを出さずに野手や投手が勝手に大きくボールを外す従来の手法に比べ、「走者を刺しやすくなる」「暴投の危険がゼロになる」「敬遠による投手へのメンタル的な悪影響が発生しない」といった数々のメリットを持つ。操作に不慣な初心者向けに、各サインの内容やランナーの役割を解説するガイド画面を表示機能が用意されているほか、対人戦で相手プレイヤーに意図を読まれないようサイン表示を完全にオフにすることも可能である。
字幕テロップ
タイアップが解消された後も、表示されるテロップのデザインや演出のトーンは日本テレビ系列のプロ野球中継を強く意識した造りになっている(日本テレビ自体は2011年にテロップデザインを刷新したが、プロスピ側は2010年以前の旧スタイルをベースに継続していた)。第5作からは、スコア表示の部分のみテレビ愛知や日本海テレビで使用されているデザインに類似したものが取り入れられた。2011年版以降は毎年のようにテロップの意匠が変更され、2013年版からは実況音声と一体化する形で固定化された。さらにのちの展開として、2019年版ではチームの頭文字ではなく実際の球団ロゴを用いたデザインへと刷新され、2024-2025年版では項目が横並びになる形式へとリニューアルされている。
プロ野球スピリッツシリーズの関連人物
大谷翔平(おおたに しょうへい)
プロ野球スピリッツシリーズが20周年を迎え、姉妹作である実況パワフルプロ野球が30周年を迎えた記念すべき節目にあたり、コナミの野球ゲームブランドにおける公式アンバサダーに起用された。
田中将大(たなか まさひろ)
海外で活躍する日本人選手のデータを組み込むことが可能となった『プロ野球スピリッツ2019』でメジャーリーグで躍動する実力派選手の一人として収録された。ゲーム内のプロスピショップにてVPを消費してアンロック手続きを行うことで、チームの戦力として起用できるようになる。
ウラディミール・バレンティン
スマートフォン向けアプリ『プロ野球スピリッツA』にて実施されたユーザー参加型の人気投票で上位に選出され、特別な期間限定選手であるアニバーサリープレイヤーとしてゲーム内に登場した。
里崎智也(さとざき ともや)
2019年10月22日に実施された公式大会プロスピA チャンピオンシップ2019シーズンの決勝大会において、同じく元プロ野球選手であり解説者としても知られる斉藤和巳とともにスペシャルゲストとして招聘された。また、実際のゲーム内においても試合の解説ボイスを担当している。
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- プロ野球スピリッツシリーズの関連人物
- 大谷翔平(おおたに しょうへい)
- 田中将大(たなか まさひろ)
- ウラディミール・バレンティン
- 里崎智也(さとざき ともや)
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