ギターエフェクターについて考えてみよう(Part3:モジュレーション系)
ギタープレイをする上で、必要不可欠ともいえるエフェクター。
Part2の空間系に続いて、
今回は好き嫌いが分かれてくるモジュレーション系の魅力について語ってみる。
使うか、使わないか、好みがはっきり分かれるモジュレーション系エフェクター
モジュレーション系
・Chorus(コーラス)
・Tremolo(トレモロ)
・Flanger(フランジャー)
・Vibrato(ビブラート)
主に音の位相(波)を操作して
耳に聞こえる効果を変える。
この段階で何を言っているのかわからないかもしれない。
このモジュレーション系というのは
【フレーバー的】な効果もたらすところに
大きな存在理由があると言っても過言ではない。
効果をかけ過ぎると、かなり使いづらい音になるからである。
しかし、上手く掛け合わせることで
非常に【ダシのきいた味】の音を出すことが出来るのだ。
・Chorus
名の通り、同じ音を複数の人が歌っている。
初期印象はそんなところでいいと思う。
実際は1本のギターで音が出ているが
あたかも2本のギターで同じフレーズを引いているような
印象を持たせることが出来るのだ。
12弦ギターを弾いているのにちょっと近い音が出せる。
このChorusエフェクターに関しては
Roland、Boss製品がやはりかなり秀逸な機器である印象である。
・Flanger
モジュレーション系の中では
一番個性が強い、いわゆる飛び道具として
使用することが多いエフェクターだ。
エフェクト効果を言葉にすると
ギュオーーーー!とか
ギューーーゥン!という効果を乗せたもので
一番効果が分かりやすいのは
LUNA SEAの【SLAVE】のイントロだろう。
・Tremolo
・Vibrato
こちらの二つに関しては結構混同しやすくなるが
全く異なる効果をもたらす。
ギターのアームでトレモロアームというものを聞いたことはあるだろうか。
エフェクターで言うTremoloはギターのトレモロ効果ではない。
ややこしい話である。
ギターのトレモロ効果に近いのはどちらかというとVibratoとなる。
まずは、動画を見ていただきたい。
ざっくりと大きな違いを述べると
Vibratoは音程を僅かに上下させる効果がある。
Tremoloの音量を上下させる効果がある。
縦か横かの違いである。
もちろん、振れ幅の長さはつまみで調整が出来るようになっている。
しかし、この2つの効果はギターのプレイでも表現が出来る技術なので
わざわざエフェクターなんか買わねーよ!という、男らしいプレイヤーもいるだろう。
こればっかりは自身の好きなジャンルで
全く縁が無かったりするわけだ。
まとめ
それでも、やはり人がプレイする音と、エフェクターにて与えた効果では
どうしても人間と機械の差が生まれ、
それが楽曲にも影響してくる。
一概にどちらが正解という答えが出せないのが
また、エフェクターの楽しいところであろう。
これらのモジュレーション系エフェクターと空間系エフェクターを組み合わせれば
とても【ギターらしくない】シンセサイザーのような音を出す事だって可能になる。
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Part3のモジュレーション系に続いて、
今回はギタープレイの飛び道具としてがんがん使えるその他のエフェクターの魅力について語ってみる。
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考えてみようと思う。