あらゆる作品の「残念なイケメン」たち
見た目はかっこいい。信念がかっこいい。色々かっこいい。いわゆるイケメン。なのに何故か漂う「残念感」。そんな「残念なイケメン」たちをまとめてみました。
デス・ザ・キッド(『ソウルイーター』)
「死神武器職人専門学校」のオーナーたる「死神様」の息子。つまり、御曹司。神の息子で、戦闘力も強くイケメンです。父の経営する学校に入ったからって、特別扱いなんか望んでません。というかその必要がないほど、高い実力を持ちます。
残念要素がないように思われがちですが、彼には「異常なまでの神経質」という欠点(?)がありました。とにかく「左右対称」にこだわり、敵だろうと「左右対称」だからと血だらけになっても攻撃しないほどです。おまけにテストでは、名前をレタリング調に書こうというよく分からない意気込みから何度も書いては消してを繰り返し…テスト用紙が破け残念な結果に。実力なら満点いけたろうに…。ここまで行くと逆にあっぱれではありますが。
シンメトリーでないと容赦ないです。
タママ二等兵(『ケロロ軍曹』)
イケメンというか「かわいい」部類ですね。しかし一軍人。それなりの年でしょうし、「イケメン」のくくりで。自主トレを欠かさない努力家なんですが…。
嫉妬深いのが玉にキズ。頑張っているから、上を目指しているからこそ嫉妬もする、という見方もありますが(手塚治虫氏が若手漫画家に嫉妬していたように)大半が「軍曹さん」絡み(「尊敬」とのことですが…?)なのがどーにもこーにも…本人も「人気落とすようなことばっかしてる」と自覚してますし。「制作者サイドから愛されていない」疑惑もありましたし、この子。
目や口からビームが出ます。このビーム放出が修行の果てだとすると、大したものです。同時に努力の成果を間違った方向に使っていることになります。ホント惜しいです、タママ…。よくすごい顔するし。
ギロロ伍長(『ケロロ軍曹』)
重火器の扱いに長け、トラップの達人でもあるギロロ伍長。母星における彼のルックスの評価は分かりませんが、漢ではあります。またの名を「戦場の赤い悪魔」。
小隊の中では最も軍人らしく、侵略にも熱心なのですが、その侵略すべき星の相手に恋しちゃいました。以降彼女のためなら涙流して銃をぶっ放し、イロモノ的な役割も多数させられる羽目に…。
でも惚れたのを素直に認めているのは偉い(?)かと。告白はしてないようですが。
ドロロ兵長(『ケロロ軍曹』)
ケロロたちの仲間であり侵略のため地球に来たのですが、墜落地点が忍者の村で、自然の美しさに感嘆。「地球を守る側」に周ります。暗殺部隊のトップだとかで、戦う姿はイケメンとかカッコイイとかのレベルじゃありません。普段は優しい爽やかさんです。あら、イケメン要素がいっぱい…。
そう、「影が薄い」「忘れられる」「トラウマスイッチ」という残念要素がなければ…。
暗殺者だったら影が薄いのはむしろプラス…ああ泣かないで…。