【比企谷八幡】明日使える! 「ぼっち」の痛快名言100選【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】

比企谷八幡(ひきがやはちまん)とは、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の主人公で、「ぼっちマイスター」を自称する高校生。世の中を冷徹に見通す彼の言葉は、思わず頷かされる妙味に溢れている。ギャグとシリアスの絶妙なバランスで展開される八幡の「ぼっち流」思想を、6つのカテゴリに分けて100個もご紹介!

俺もそうだが悪口や暴言は言われ慣れてると切り返し方と言うか折り合いのつけ方がうまくなるのだ。何この悲しいスキル。涙出てくるわ。

鋼の心。

おいおい、そんなんじゃ一級拒絶鑑定士の俺の目は誤魔化せないぜ。女子が本当に拒絶するときはもっと冷たい目をしてほとんど無表情で「あの、本当にやめてくれる?」って言うんだぜ。心臓凍えるかと思う程怖いし、死にたくなる。

クラスメイト・相模南は、文化祭実行委員決めのとき「最初だけ」断っていた。

お互いに期待しない、期待されないというのは結構楽でいい関係なんじゃないかと俺は思う。まぁ、ほら。パンドラちゃんが持ってた箱の中にはあらゆる災厄と一緒に希望が詰まってたっていうじゃんか。あれだよあれ。希望も災厄ってことだ。

ちょっと上手い。

みんな仲良くという言葉自体が元凶なのに。あれは呪いじみたお題目なのに。
あれは強制するための言葉なのだ。ギアスなのだ。

イケメンリア充・葉山のアイデアに対して反論。人間関係についての問題は、八幡の理解がやはり深い。

◆3、「人生(社会)」について…(74/100)

「仕事ってのはやめることはあっても終わることはねぇんだよ」

文化祭実行委員としての仕事中、由比ヶ浜に「終わったか?」と問われて。彼が将来働きたくない理由がわかる。

働かなきゃいけないうえに人間関係まで気を遣うとか罰ゲームかよ。人間関係手当ちゃんとついてんの?追加料金発生しないとおかしいだろそれ。やっぱり俺は働いてはいけないんだと思いました。

組織で働くことについて一言。さすが、専業主夫志望。

「実家楽すぎて最高だしな。限界まで働かない、それが俺のジャスティス」

妹・比企谷小町に「家出るの?」と聞かれて。

変わらなければ悲しみは生まれない。たとえ何も生まれなかったとしてもマイナス要素がでないというのは大きなメリットだと思うのだ。収支表を照らし合わせて赤字になってないならそれは経営方針としてけして間違いではない。
だから俺は変わらないでいることを否定しない。過去の俺も、今の俺も否定する気はさらさらない。

変わらないことも、また良し。八幡のポリシーのひとつ。

けれど、俺だって、いつかは変わるのだと思う。
必ずいつか変わる。変えられてしまう。
俺自身の心はどうあれ、その見られ方、捉えられ方、評価のされ方はきっと変わる。
万物が流転し世界が変わり続けるなら、周囲が、環境が、評価軸そのものが歪み、変わり、俺の在り方は変えられてしまう。
だから。
――だから俺は変わらない。

いずれ変えられるからこそ、自分からは変わらないという強い意志。

「環境が変わってもお前が変わるわけじゃない。高校入れば何かが変わるっていうのは幻想だ。夢を見るのはやめておけ」

クラスメイト・川崎沙希の弟で総武高校志望の川崎大志くんへピシャリ。ごもっとも。

「いいか、雪ノ下。生きているというのは何よりも尊いんだ。それを恥ずかしく思うだなんてそのほうが恥ずかしいんだぞ?だから、俺のことを見て『はっずかし~ぷっくっすくす』とか笑っちゃう奴らに生きる価値とかないよな」

立派なことを言っている…?

自分だけでは自分を肯定できないから、だから彼らは徒党を組む。

世の中そんなもの。

「お前含めて、社会が俺に厳しいんでな。せめて俺くらいは俺に優しくしてあげようと思うわけ。みんなもっと自分を甘やかすべきだろ。みんなダメになればダメな奴はいなくなる」

MAXコーヒーくらい甘く。

◆4、「青春」について…(78/100)

青春とは嘘であり、悪である。

リア充が謳歌せし青春への露骨な批判。1巻の初っ端に登場。

中二病 一生治らぬ 心の病 (字余り)
八幡、心の一句。ちなみに季語は中二病。中二病は青い春の季語だ。

中二病と高二病は本作では重要。

青春のまっただ中にいる彼らは、敗北すら素敵な思い出に変えて見せる。いざこざももめ事も悩める青春のひと時と化して見せる。
彼らの持つ、青春フィルターを通してみれば世界は変わるのだ。
だとすれば、俺のこの青春時代もラブコメ色に染まるのかもしれない。間違ってなどいないのかもしれない。
なら、俺が今いるこの場所もいつか輝いて見えるのだろうか。死んだ魚のように腐った目でも。

八幡、青春へのほのかな期待。

誰かの顔色を窺って、ご機嫌とって、連絡を欠かさず、話を合わせて、それでようやく繋ぎとめられる友情など、そんな物は友情じゃない。その煩わしい過程を青春と呼ぶのなら俺はそんな物いらない。
ぬるいコミュニティで楽しそうに振る舞うなど自己満足となんら変わらない。そんなものは欺瞞だ。唾棄すべき悪だ。

そんな人間関係ならこっちから捨ててやる、という八幡の覚悟。

◆5、「リア充」について…(91/100)

成績優秀スポーツ万能エリート一家のイケメンリア充で美少女の幼なじみがいる。
ふむ…。なんかこううまく言えないが死なないかな。

イケメンリア充・葉山に思わず本音。

ちなみに「意識が高い」「刺激を受ける」「みんなを巻き込む」とかこの辺の言葉、俺は大嫌いだ。リア充(笑)ってこういうワード好きだよね。あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ。

どこかで聞いたような…。

顔も性格もいいだと…。悟空とベジータがポタラで合体したくらいの絶望感だ。もうなんでこいつ生きてるんだよ。

葉山を評して。

それにしても、リア充は「やっべガッコマジだりぃ。うは!夏休み中に教科書失くしたし!」とか言いながらなんであいつらあんなに学校大好きなの?毎日来るよね。心にもないことを言うのがリア充なのだろうか。つまり、嘘つきはリア充の始まりである。

嘘つきはリア充の始まり…。そうか?

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