2015年コミック売上ランキング

1位 ワンピース（約14,104,510部数）

1997年、週刊少年ジャンプで尾田栄一郎によって連載が開始された漫画。
海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィが仲間と共に、夢への冒険と「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を目指す海洋冒険ロマン作品。
作品特徴として、深く練り込まれた壮大な世界観・巧緻な設定のストーリー等が魅力的な作品です。
2015年12月に80巻まで刊行されており、掲載されている「週刊少年ジャンプ」では「こちら葛飾区亀有公園派出所」に次ぐ長期連載となっています。また、海外でも人気は高く35カ国でも刊行され、2015年6月15日、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。
1999年からアニメ化や映画化、歌舞伎等され、2010年からは企業コラボや地域コラボ等も行われています。

2位 七つの大罪（約10,304,112部数）

2012年、週刊少年マガジンで鈴木央によって連載が開始された漫画。
国内に蔓延る聖騎士団による国の荒廃を止める為、王女エリザベスは指名手配されている騎士団「七つの大罪」に依頼に向かい、団長である少年メリオダスと出会う。
エリザベスとメリオダスは散り散りとなった団員を探しながら、国の平和の旅をするというファンタジー活劇です。
モデルとなっているキリスト教の用語は、漫画内のキャラクターの二つ名等で出てきている上に、主要キャラクター以外にもキャラクターの能力を名称する名前などが付いている。
2014年にはアニメ化もされ、ゲーム化やトレーディングカード化もしている。また、2011年に掲載されたプロットとなる読み切り漫画もありました。

3位 進撃の巨人 （約8,778,048部数）

2009年、別冊少年マガジンで諫山創によって連載が開始された漫画。
巨人によって滅亡に危機に立った人類は強大な城壁を作って100年の安寧を保っていたが、突如として平和を破られて、その時生活を母親を奪われた少年エレン・イェーガーは「巨人を駆逐する」事を誓う。そこから始まる人類と巨人との壮絶な戦いを描いたダークファンタジーバトル漫画。
作者は2009年の段階で新人漫画でしたが、2011年には講談社漫画賞の少年部門で受賞したり、アニメ化、ゲーム化、実写映画等多数のメディアミックスが行われる程、高い評価を得ている漫画です。

4位 暗殺教室 （約8,605,861部数）

2012年、週刊少年ジャンプで松井優征によって連載が開始された漫画。
ある進学校の落ちこぼれクラスを集めたE組の生徒の元に防衛省の全く人間ではない触手の生えた生物が現れ、強大な力を持つ危険な生物は「来年3月までに自分を殺せない場合、地球を破壊すること」と「自分を落ちこぼれクラスのE組の担任すること」を提示した。生徒達はその奇妙な生物を様々な方法で暗殺しようと試みるが全てかわされてしまう上に、いざ授業が始まるとその奇妙な空間にも関わらず、先生の指導と手解きによって授業を楽しんでいくという一風変わった学園漫画兼ブラックコメディ漫画です。
作者の前作「魔人探偵脳噛ネウロ」の雰囲気を継承している作品で、アニメ化やゲーム、実写映画などメディアミックスも行われている。
「生徒全員が教師に銃を突きつける」シーンを作者が思い浮かべ、そこから細かな設定等を作っていった作品です。

5位 キングダム （約8,569,215部数）

2006年、週刊ヤングジャンプで原泰久によって連載が開始された漫画。
中国の春秋時代を舞台に、大将軍を目指す孤児の少年・信と、彼の親友に瓜二つで王宮の反乱の為、逃れてきた後の秦の始皇帝である少年・政の出会いから始まる、二人の活躍を中心に動乱の世を描く伝奇・武侠漫画です。
2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞しています。
またアニメ化やゲーム、VOMIC等メディアミックスも行われており、バラエティ番組「アメトーク」でキングダム芸人を構成として放送もされました。

6位 ハイキュー!! （約6,531,508部数）

2012年、週刊少年ジャンプで古舘春一によって連載が開始された漫画。
宮城県立烏野高校バレー部のエースであった「小さな巨人」に憧れ、バレーボールを始めた小柄な少年・日向翔陽は、類稀なる運動神経とバネを持ち合わせていたが、中学の公式戦で試合で日向は「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄に惨敗してしまう。影山へのリベンジを誓う日向は憧れの鳥野高校のバレー部に入部するが、そこにはリベンジを誓った影山も入部していた。お互いにいがみ合いながらも、其々が掛け合った独自の技など編み出し、一風変わった鳥野高校バレー部員達とともに全国大会を目指すスポーツ漫画。
主人公コンビ以外は現実的なプレイなのでスポーツ漫画として地味な部類に入りますが、何度かコミックのオリコンの首位を獲得するなど評価は高く、連載当初からバレー関係でのコラボであったり、アニメ、ゲーム、トレーディングカードなどメディアミックスも活発な作品です。