任天堂の看板男『マリオ』出世作の一つ、『スーパーマリオブラザーズ3』の怖いところ
『マリオ』といったら、任天堂の人気ゲームキャラの一人。カートやらパーティーやらで結構楽し気なイメージがついているかと思います。しかし、光に闇はつきもの。20年以上も前の「ファミコン」ゲームですが、現在のゲームに負けず劣らず心の琴線をつく「怖い」部分が結構あったんです。
『スーパーマリオブラザーズ3』の概要
舞台はキノコワールドに点在する7つの国。クッパの子供たち7人(コクッパ)が王の杖を奪うわ、王の姿を異業に帰るわやりたい放題。前作との違いとして、各国のステージマップが登場し、ある程度クリアするステージに「選択の自由」があること。またアイテムがもらえるミニゲームなどが挙げられる。敵キャラの数も段違いに増え、グラフィックの向上やBGMの変化もお楽しみの一つ。セレクト画面の段階でアイテム使用状態にできるため、チビマリオ状態でクリアしてもファイアマリオの状態で始めることも可能。
出典: ja.wikipedia.org
基本楽しいゲームですけど、ところどころ「怖い」部分があるのは世の常。こと、ファミコン作品はかわいいめのゲームでも容赦のない「トラウマ」要素があったりするものでした。
太陽
これは「みんなのトラウマ」認定されてるんじゃないかってくらい怖いキャラです。まず顔が怖い。敵キャラなんで当たり前ですし、人(?)の容姿をあげつらうものじゃありませんが、「何でそんな憎々しげな顔で見てるの?」ってなくらいの表情です。カメラ目線ですし。マリオじゃなくてプレイヤーを見ているあたり、「見透かされている」という錯覚に陥るんでしょうかね。
第二に「動きが怖い」。ステージの中盤辺りまでは画面左上で、微動だにしません。そう、太陽自体は「動いている」ように見えないのに、マリオに追走してるんです。他キャラとは違った動きがまず不安をあおります。その上ある地点から弧を描くような、ゆっくりと素早さの中間くらいのスピードで襲い掛かってくるんです。何か出すわけじゃなく体当たり攻撃(このころの『マリオ』の敵は基本体当たり攻撃です)ですが。急に攻撃、しかも画面を縦横無尽という、所見の人にとっては不規則な動きが怖さを醸し出してるんでしょうね。亀の甲羅で倒せますけども。
クリボーと太陽を比較してみる
「クリボーだってしかめっ面だし正面向き」なのに、太陽の方が怖く感じる。思うに、クリボーは
・一作目からいるお馴染みの「雑魚」キャラ。
・目線は上を向いているように見える。(プレイヤーと目が合わない。合ったと認識しても凛々しい表情に見える)
・口が描かれていないため、見ようによっては威嚇しているように見えない。
・動きが単純で、何かコミカル。
といった要素があるため怖いと思わないのかもしれません。
カロン
亀のノコノコの、「骨バージョン」といったところ。今ではそれなりにかわいいキャラなんでしょうけど、このゲームでは「怖い」キャラでした。ノコノコは踏んづけて放置していると、しばらくして復活します。が、このカロンも復活するんです。骨だけなんでぐしゃっとつぶれるにもかかわらず。何もなかったように元に戻ってテクテク歩いてるんです。それだけのキャラなんですけどね。
ワンワン
鎖につながれた鉄球…に口と目がついて、生きてます。猛犬のごとく鎖を引っ張り暴れます。顔と動きが怖いです。名前はプリティーですが、無敵状態でないとで倒せないのも怖いところです。
砦
上述の「カロン」がいるステージです。BGMがそもそも不気味ですし、マグマの吹き溜まりのようなものさえ生きているような錯覚を覚えます。クリアすると崩れますし、砦。
宝船
ステージセレクト画面を移動する宝船のようなものですが、こちらのステージもBGMが不気味。基本的にマリオが移動すると画面もそれに合わせて横にスクロールするんですが、このステージでは強制的に横スクロールされていて、妙な焦りを感じもします。
巨大な火を噴くバーナーだの、大砲だの…クッパさん完全にガチです。