きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の徹底解説まとめ

きのこ帝国とは、2007年に結成された日本のロックバンド。シューゲイザーやポストロック、オルタナティヴ・ロックなどの影響を取り入れた独自の音楽性で注目を集めた。インディーズシーンで人気を高め、2015年には「桜が咲く前に」でEMI Recordsからメジャーデビュー。2017年には結成10周年を迎えたが、2019年にメンバー脱退に伴い活動を休止。尖ったシューゲイザー・サウンドからメジャー期の洗練されたポップロックまで音楽性を変化させ、多くのリスナーに強い印象を残したバンドとして語り継がれている。

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きのこ帝国のインディーズ時代を代表する名曲のひとつ。淡々とした歌声と浮遊感のあるサウンドから、サビで一気に視界が開けるような展開が印象的。都会への憧れと寂しさが入り混じった歌詞も美しく、バンドの代表的なラブソングとしても知られる。インディーズ期の代表曲を集めた公式プレイリストにも収録されており、長きにわたってたかい人気を誇っている楽曲である。

怪獣の腕のなか

メジャー1stアルバム『猫とアレルギー』に収録された楽曲で、それまでのきのこ帝国から大きく音楽性を広げたことを象徴する一曲。ギターではなく鍵盤を中心とした柔らかなサウンドと、佐藤千亜妃の優しい歌声が印象的で、初期の轟音とは対照的な温かなポップソングに仕上がっている。ライブでも大きな変化を感じさせる楽曲として披露された。

猫とアレルギー

メジャー1stアルバム『猫とアレルギー』の表題曲。ピアノやストリングスを取り入れた繊細なアレンジと、儚げなボーカルが特徴で、インディーズ時代の尖ったサウンドからポップスへと進化したきのこ帝国を象徴する一曲となっている。一方で、終盤にはギターが大きく鳴り響き、これまでのきのこ帝国とのつながりも感じさせる。

海と花束

シューゲイザー的なテイストを強く押し出した轟音と美しいメロディーが同居した、インディーズ期を代表する人気曲。重厚な音の渦に対して、別れを歌う佐藤の歌声はどこか冷静。そのアンバランスさが独特の浮遊感を生み出している。公式の10周年記念バンドスコアにも収録された定番曲で、くるりの岸田繁が「自身の好きな楽曲」として挙げたことでも知られる。

春と修羅

1stアルバム『eureka』に収録された、初期のきのこ帝国の尖った魅力がぎゅっと詰まった一曲。タイトルから宮沢賢治の詩集『春と修羅』の美しい世界観を想起させる一方、楽曲は非常に攻撃的で、重く歪んだギターと、気だるげでありつつも切迫感のある歌声が炸裂する。美しく幻想的なイメージだけでは語れない、バンドの持つ「毒」を象徴するような楽曲として高い人気を誇っている。

金木犀の夜

2018年のアルバム『タイム・ラプス』から先行配信された楽曲。初期のきのこ帝国にあった重く幻想的な雰囲気からさらに洗練され、シンプルで美しいメロディーと、どこか懐かしさを感じさせる歌声が印象的な一曲に仕上がっている。結成10周年を迎えたバンドの成熟と、新たなポップセンスを感じさせる後期の代表曲である。

退屈しのぎ

8分という大作だが、最初から最後まで漂う緊張感のインパクトが強い。そして、森田童子のような語りは日本フォークの影響も感じられる楽曲として、高い人気を誇っている。

きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の名言・発言

佐藤千亜妃「とにかく傑作をつくりたかった。前作をおいてけぼりにするような作品をつくらなきゃって。でも、曲を揃えていくうちに、果たしてこれで良いアルバムにできるのか、自分の中で確信がもてなくなって。そこからひたすら曲を書き足したり、構成を練り直したりして。自分の中でずっと緊張感が切れない状態のまま作っていました。」

1stアルバム『eureka』のリリースに際し、佐藤はインタビューで「とにかく傑作をつくりたかった。前作をおいてけぼりにするような作品をつくらなきゃって。でも、曲を揃えていくうちに、果たしてこれで良いアルバムにできるのか、自分の中で確信がもてなくなって。そこからひたすら曲を書き足したり、構成を練り直したりして。自分の中でずっと緊張感が切れない状態のまま作っていました。」という言葉を残している。佐藤の音楽に対する姿勢を垣間見れる一言であるとともに、アルバムを一枚作ることに対してもこの繊細な気の配り方と野心に感嘆したファンは多い。

きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

バンド名の由来は「あーちゃんの髪型」と「ゆらゆら帝国」

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