きのこ帝国とは、2007年に結成された日本のロックバンド。シューゲイザーやポストロック、オルタナティヴ・ロックなどの影響を取り入れた独自の音楽性で注目を集めた。インディーズシーンで人気を高め、2015年には「桜が咲く前に」でEMI Recordsからメジャーデビュー。2017年には結成10周年を迎えたが、2019年にメンバー脱退に伴い活動を休止。尖ったシューゲイザー・サウンドからメジャー期の洗練されたポップロックまで音楽性を変化させ、多くのリスナーに強い印象を残したバンドとして語り継がれている。
しかし2019年、結成以来メンバーとして活動してきた谷口滋昭が、家業である寺の仕事を継ぐため脱退することを決意。前年に30歳という人生の節目を迎え、10周年イヤーを終えたことで今後の人生を考えた結果だったという。
残る3人はバンドの継続も検討したものの、谷口の代わりとなるベーシストを迎えて活動を続けるという選択には至らなかった。4人は大学時代からの友人でもあり、「谷口の代わりを入れて続ける」のではなく、4人で築き上げてきたきのこ帝国の時間をそのまま残すことを選択。2019年5月、きのこ帝国は無期限の活動休止を発表した。
約10年間にわたり、シューゲイザーやポストロックを取り入れた初期の轟音サウンドから、ポップスとしてのメロディーを強めたメジャー期まで、作品ごとに音楽性を変化させてきたきのこ帝国。その変化そのものを魅力として、多くのリスナーを惹きつけたバンドだった。活動休止後は佐藤千亜妃がソロ活動を本格化させるなど、メンバーそれぞれが新たな道へ進んでいる。
きのこ帝国(Kinoko Teikoku)のディスコグラフィー
アルバム
eureka
2013年にインディーズでリリースした1stアルバム。初期の荒削りな楽曲群は、轟音と透明感が共存する不思議なテイストで、1枚目ながら強烈な個性をつくりだしている。
人気楽曲「春と修羅」も収録。
1. 夜鷹
2. 平行世界
3. 春と修羅
4. 国道スロープ
5. ユーリカ
6. 風化する教室
7. Another Word
8. ミュージシャン
9. 明日にはすべてが終わるとして
フェイクワールドワンダーランド
2014年にインディーズからリリースされた2ndアルバム。後々まで名刺代わりとなった名曲「クロノスタシス」や人気曲「東京」を収録している。
前作とは違うアプローチとなっており、のちの方向性を定める転換期の1枚として、ファンからの人気も非常に高い。
1. 東京
2. クロノスタシス
3. ヴァージン・スーサイド
4. You outside my window
5. Unknown Planet
6. あるゆえ
7. 24
8. フェイクワールドワンダーランド
9. ラストデイ
10. 疾走
11. Telepathy/Overdrive
猫とアレルギー
2015年リリース、メジャー1枚目となったアルバム。表題曲「猫とアレルギー」のほか、「怪獣の腕のなか」など、以前とはまた違う音楽性を提示した1枚。
轟音の中にもかわいらしさやセンチメンタルを感じる作品として愛され続けている。
1. 猫とアレルギー
2. 怪獣の腕のなか
3. 夏の夜の街
4. 35℃
5. スカルプチャー
6. ドライブ
7. 桜が咲く前に
8. ハッカ
9. ありふれた言葉
10. YOUTHFUL ANGER
11. 名前を呼んで
12. ひとひら
愛のゆくえ
2016年リリース、メジャー2枚目となったアルバム。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の主題歌「愛のゆくえ」をはじめ、「夏の影」「クライベイビー」などを収録。
前作で広げた音楽性をさらに押し進め、温かさとクールさを併せ持つサウンドへと進化した、きのこ帝国の新たな魅力を感じられる1枚。
1. 愛のゆくえ
2. LAST DANCE
3. MOON WALK
4. Landscape
5. 夏の影
6. 雨上がり
7. 畦道で
8. 死がふたりをわかつまで
9. クライベイビー
タイム・ラプス
2018年リリース、メジャー3枚目となったアルバム。結成10周年の節目に発表され、「金木犀の夜」「夢みる頃を過ぎても」などを収録。
洗練されたポップサウンドの中にも初期から続く繊細さや儚さを感じさせる、10年間の活動の集大成ともいえる1枚。初回限定盤には自主制作時代の音源も収録されている。
1. WHY
2. &
3. ラプス
4. Thanatos
5. 傘
6. ヒーローにはなれないけれど
7. 金木犀の夜
8. 中央線
9. Humming
10. LIKE OUR LIFE
11. タイトロープ
12. カノン
13. 夢見る頃を過ぎても
自主制作盤『夜が明けたら』音源入りCD(初回限定盤のみ付属)
1. 退屈しのぎ
2. 畦道で
3. 国道スロープ
4. ミュージシャン
5. 夜が明けたら
きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の代表曲とミュージックビデオ
クロノスタシス
きのこ帝国を代表する名刺代わりのような楽曲のひとつ。ヒップホップ調のビートと浮遊感のあるギターサウンドが特徴。バンド初期の轟音の要素は残しながらも、独特のリズム感とキャッチーなメロディーによって、バンドの個性をより分かりやすく楽しめる一曲となっており、バンドのファン以外にも広く浸透している曲である。
東京
目次 - Contents
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の概要
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)のメンバー
- 佐藤千亜妃(さとうちあき)
- あーちゃん
- 谷口滋昭(たにぐちしげあき)
- 西村"コン"(にしむらコン)
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の活動経歴
- 大学の同級生から始まった「きのこ帝国」
- 独自の世界観でインディーズシーンを席巻
- メジャーデビューで広がった音楽性
- 10年間の活動を経て活動休止へ
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)のディスコグラフィー
- アルバム
- eureka
- フェイクワールドワンダーランド
- 猫とアレルギー
- 愛のゆくえ
- タイム・ラプス
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の代表曲とミュージックビデオ
- クロノスタシス
- 東京
- 怪獣の腕のなか
- 猫とアレルギー
- 海と花束
- 春と修羅
- 金木犀の夜
- 退屈しのぎ
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の名言・発言
- 佐藤千亜妃「とにかく傑作をつくりたかった。前作をおいてけぼりにするような作品をつくらなきゃって。でも、曲を揃えていくうちに、果たしてこれで良いアルバムにできるのか、自分の中で確信がもてなくなって。そこからひたすら曲を書き足したり、構成を練り直したりして。自分の中でずっと緊張感が切れない状態のまま作っていました。」
- きのこ帝国(Kinoko Teikoku)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バンド名の由来は「あーちゃんの髪型」と「ゆらゆら帝国」
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