賭ケグルイ(Kakegurui)のネタバレ解説・考察まとめ

『賭ケグルイ』とは2014年に原作河本ほむら、作画尚村透によって出版社スクエアエニックス『月刊ガンガンJOKER』で連載が開始されたギャンブル漫画である。名門、私立百花王学園に転校してきた蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)は大きなリスクを負うことに興奮を感じる通称『賭ケグルイ』だった。
人間の心の闇、執着、醜さと言ったリアルで生々しい表現は、日本国内のみならず世界中から評価されている。2017年7月にアニメ1期『賭ケグルイ』の公開。2019年1月にはアニメ2期『賭ケグルイxx』が公開された。

「赤の他人の貴方を誘うわ。私の秘書にならない?」

ギャンブル「扉の塔」にて、お互いの全てとも言える、蛇喰夢子からは今後ギャンブルをしない。五十嵐清華からは生徒会長との関わりを一切断つ。という条件を賭けたギャンブルで、五十嵐清華は蛇喰夢子に敗北してしまう。関りを全て排除するために生徒会長の桃喰綺羅莉から「扉の塔」から飛び降りるよう命令される。しかし、飛び降りる箇所6か所のうち、1か所にはマットがしいてあり生き残ることができる仕組みとなっていた。「扉の塔」の「正解すれば生き残れる」という根本的な仕組みに運よく正しい答えを選び生き残ることができた五十嵐清華に対し、生徒会長の桃喰綺羅莉は「赤の他人の貴方を誘うわ。私の秘書にならない?」と再度、五十嵐清華を秘書として任命する。

蛇喰夢子「二度と私の前に姿を現さないでくださいませ。不快です」

「二度と私の前に姿を現さないでくださいませ。不快です」

ギャンブル「指切りギロチン」にて一度は仲たがいしていた蛇喰夢子と生志摩妄。1 / 20の確率で指がなくなってしまうギャンブルが1 / 2の確率まで絞れたという奇跡に感動していた蛇喰夢子であったが、その1 / 2の確率を生志摩妄が最後に2本の糸を同時に切断するという反則を犯しギャンブル自体を台無しにする。その行為に対し蛇喰夢子は「二度と私の前に姿を現さないでくださいませ。不快です」と生志摩妄に対し怒りをあらわにする。

早乙女芽亜里「だから言ったじゃん、弱者はあんた達だって…」

「だから言ったじゃん、弱者はあんた達だって…」

ギャンブル「ニム零式」にて蛇喰夢子の代打としてギャンブルに参戦した早乙女芽亜里。人を支配するのは暴力であると、毒を盛るなど、ギャンブルに対し妨害を図る陰喰三欲と陽喰三理であったが、早乙女芽亜里は「この学園で弱者はあんたたち」と発言する。ディーラーの仕組んだ罠を理解しギャンブルの勝機を見出した早乙女芽亜里は再度「だから言ったじゃん、弱者はあんた達だって…」といい、陰喰三欲と陽喰三理に勝利する。

豆生田楓「お前だ、お前の『追放』を提案する」

「お前だ、お前の『追放』を提案する」

ギャンブル「公共財ゲーム」にて、ゲーム参加者5人が協力しなければいけない状況の中、皇伊月と骨喰ミラスーヴァは共謀し多くの銀貨を手にしていた。その中で豆生田楓は2人の共謀を暴き、「お前だ、お前の『追放』を提案する」と骨喰ミラスーヴァのゲームからの追放に成功する。皇伊月は自分の裏切りがばれてしまい動揺するがそれ以上に豆生田楓のギャンブラーとしての復活を垣間見、結果的に敗退になるものの満足気な表情を浮かべる。

夢見弖ユメミ「勝ちたくないけど、勝たなきゃいけないんだよ…!!!」

「勝ちたくないけど、勝たなきゃいけないんだよ…!!!」

ギャンブル「ACTIVE STATION」にて、夢見弖ユメミが尊敬する芸能人であった和楽喰 淑光と対峙した際、和楽喰淑光の演技力に魅了され、勝ち負けなどどうでもよい、と夢見弖ユメミは発言する。しかし、「ACTIVE STATION」の第3回戦目、「スワサント・トロワ」内で勝ちたくないのは本当だが、ギャンブラーとして、アイドルとして成長するためには和楽喰淑光を打ち倒さなければならないという信念で「勝ちたくないけど、勝たなきゃいけないんだよ…!!!」と声に出し、最終的には和楽喰淑光に日本のアイドルも捨てたものではない、と認められる。

桃喰リリカ「嘘は暴かれたよ」

「嘘は暴かれたよ」

ギャンブル「戦争」にて尾喰凛は早乙女芽亜里のクラスメイトであった、杏子、有架、美鳥を騙し。個人事に嘘をつき、3人でお互いに裏切りをしあうという行為をするように仕向けた。その行為に気が付いていた桃喰リリカは3人の騙しあいと尾喰凛との共謀を暴く。「嘘は暴かれたよ」と口にし、その後、逆転し勝利することとなる。

早乙女芽亜里「あんたに負けたくなかったから。」

「あんたに負けたくなかったから」

大集約「じゃんけんポーカー」決勝戦にて蛇喰夢子と早乙女芽亜里が対峙した際、大集約の胴元であった等々喰定楽乃に大金が流れるのを阻止するために、同点で決着させるという道を選んだ。蛇喰夢子と早乙女芽亜里の友人でありライバル関係という間柄であえてはっきりとした勝敗をつけず、等々喰定楽乃に損害を与えた。蛇喰夢子は早乙女芽亜里に対し「なぜ同点という決着を選んだのか」の問いに対して、早乙女芽亜里は「あんたに負けたくなかったから」と答え、大集約終結となった。

等々喰定楽乃「一人で自由になりたくないんだ 私は」

「一人で自由になりたくないんだ 私は」

ギャンブル「双頭蓮館」にて、ギャンブルの最中に双頭蓮館を用意した、生徒会の会長、桃喰綺羅莉にギャンブルのプレイヤーが呼ばれる。その中で桃喰綺羅莉は等々喰定楽乃に対し「なぜ家畜をもっと利用しないのか?等々喰ユミを守りながら戦うのか」と問う。その問いに対して等々喰定楽乃は「一人で自由になりたくないんだ」と話す。
下の者を自分のために利用することを考える桃喰綺羅莉と窮地に追いやられると分かっていながら他の者と進む道を選ぶ等々喰定楽乃。ギャンブルの中でも百喰一族の長になるであろう人間の真逆の考えが対峙している。

『賭ケグルイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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