THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)の徹底解説まとめ

THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)とは、1997年に北海道札幌で結成されたヒップホップグループ。1998年に1stアルバム『STILLING, STILL DREAMING』をリリースし、精力的なライブ活動で全国各地に熱狂的なファンベースを築いてきた。自身のレーベルである「THA BLUE HERB RECORDINGS」を運営し、メンバー個々でもソロ活動を行っている。特徴的なトラックとMC、練りに練られたリリックで、従来のヒップホップとは一線を画す存在として常に注目を集めている。

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SIGNALOG

2008年にリリースされた、O.N.Oのソロとしては初の1stアルバム。楽曲「GRAVITY HILL」「TRENCH LINE」は、アルバム発売に先駆けてTHA BLUE HERBの6thシングル「STRAIGHT YEARS」に収録された。

1. Signa
2. Gravity Hill
3. Effekt
4. Trench Line
5. Incell
6. Emotional Echo
7. Machine Drive
8. Light Velocity
9. Shops
10. August
11. She Sings
12. Bright Black
13. Film

SLOW DAY OVER HERE

2009年リリースの2ndアルバム。O.N.O流のリラクゼーションミュージックといえる、癒しの詰まった1枚となっている。

1. forest glow
2. the path
3. floating at dusk
4. groundwater
5. passing by
6. she side
7. night scene
8. struck a chord
9. tower resound
10. motion!

Ougenblick

2014年リリースの3rdアルバム。優れたビートを繰り出し、「ドラム職人」とも呼ばれるO.N.Oの真骨頂ともいえる一作に仕上がっている。

1. FrameStack
2. Strom
3. SketchFlow
4. InduktorBass
5. Strain
6. Affekt
7. Functor
8. Reng
9. DawningLine
10. Farbeyond

ライブアルバム

Machine Livelog at module, tokyo 30 / Jan / 2009

2009年リリースのライブアルバム。1stアルバム『SIGNALOG』リリース以来、重ね続けた計30本のライブから、選び抜かれたベストテイクを収録している。

THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

THA BLUE HERBは特異な存在であるが、それはヒップホップから逸脱しているという意味ではない。ポエトリーリーディングのスタイルを一般に知らしめたのは彼らである。
トラックにもサンプリング自体の創意工夫がいたるところに聞こえ、彼らならではの世界観を作り上げている。
彼らのサウンドはどこまでも現実を感じさせ、ラップすることへの意志や、ヒップホップという音楽についての向き合い方、時には哲学的な内容までふんだんに盛り込まれている。

PRAYERS

静かでありながらも力強い希望が宿る、内省的で壮大なアンセム。困難な時代における祈りや決意が、魂を揺さぶる言葉と音像で表現されている。2011年に発生した未曾有の大災害、東日本大震災やそれによる原発事故を題材にした曲である。MVはリリースと同時に発表した訳ではなく、実際に彼らが東北の地を訪れてライブをし、目で見て、耳で聞いたものを映像化している。
リリックも含めてサウンドはどこか枯れていて、言葉の一つ一つを大事にしていることがよく分かるものとなっている。

Ame Ni Mo Makez

宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」をモチーフに、逆境に立ち向かう人間の精神性を、力強くも叙情的なサウンドで描いた壮大なヒップホップ賛歌。

路上

keeper
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