戦×恋(ヴァルラヴ)のネタバレ解説・考察まとめ

『戦×恋』(ヴァルラヴ)とは朝倉亮介によるバトルアクション漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。『少年ガンガン』において2016年から2023年まで連載されていた。強面の高校生、亜久津拓真と九人の戦乙女達による恋愛や戦いが描かれるお色気バトル漫画である。世界の危機に立ち向かうために拓馬と信頼を深めていくヒロイン達のお色気やそれぞれの個性が魅力であり、2019年にはTVアニメも放送された。

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『戦×恋』(ヴァルラヴ)の概要

『戦×恋』とは朝倉亮介によるバトルアクション漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。『少年ガンガン』において2016年1月号から2023年4月号まで連載されていた。人類を滅ぼそうとする悪魔たちに、対人恐怖症の高校生である亜久津拓真(あくつたくま)と戦乙女である九人のヒロイン達との恋や戦いの様子を描いたお色気バトルアクション作品である。恋が源となる戦乙女たちと拓真による「戦恋(ヴァルラブ)」と呼ばれるお色気描写や個性豊かなヒロイン達が魅力的な作品である。2019年10月にはTVアニメ化もされ、監督は直谷たかし、アニメーション制作はフッズエンタテインメントが担当し全12話が放送された。

強面のため「アクマ」と呼ばれて皆から恐れられている亜久津拓真は周囲と上手く交わることができない人間恐怖症となっていた。唯一の肉親であった母親とも死別し、良い大学に入るために勉強漬けの毎日を過ごしていた。ある時、神界の神オーディンから悪魔達により人間界が危機に瀕していると伝えられ、人間界を守るために戦う戦乙女の少女達の恋人になり彼女達を強くすることを頼まれる。恋により強くなる彼女達と一つ屋根の下で暮らすことになった拓真は「戦恋」と呼ばれる恋人ミッションをこなし悪魔と戦う日々を始めるのであった。

『戦×恋』(ヴァルラヴ)のストーリー・あらすじ

戦乙女と悪魔の戦い

この世界は世界樹によって構成され、神界、人間界、冥界の3つの世界が存在した。ある時、冥界の異変により世界を構成する世界樹に異常が起こり、世界には病と呼ばれる謎の病気が流行していた。神界では全ての人々を救おうとする主神派と、限られた人々が生き残るべきであるとする邪神派が対立していた。主神派のリーダーであるオーディンは娘である早乙女七樹(さおとめなつき)を人間界の元へ向かわせ力を増す恋人を探すように命じる。

生まれつきの強面のため周囲の人々から「アクマ」と呼ばれ恐れられていた亜久津拓真(あくつたくま)は人間恐怖症に陥り、孤独な日々を過ごしていた。8年前に唯一の肉親であった母親を亡くした拓真は大学に入ることだけを目標に勉強漬けの暮らしをしていた。ある時、邪神派と戦う七樹を助けた事により、拓真は恋人と認められ、七樹をはじめとした早乙女家の九姉妹と同居し「戦恋」と呼ばれる彼女達をパワーアップさせるミッションをこなすことになるのであった。始めは姉妹たちとの関係に悩む拓真であったが、次第に彼女達と打ち解けていく。七樹の姉妹であり三つ子の五夜(いつよ)、六月(むつみ)とも関係を深め、力を強めていく。学校で開かれた学園祭でのデートの最中、生徒会のメンバーに紛れていた邪神派のガルムが強襲し拓真は致命傷を負ってしまう。七樹の助けもあり、一命を取り留めた拓真は自らの力を解放し、本の能力を使いガルムを撃退する。

スクルドとの戦い

敗北したガルムは邪神派の少年ウルに保護される。ガルムの失敗を知った邪神派は新しい刺客としてスクルドを送り込む。一方で拓真と早乙女姉妹の元にもこれまで任務で留守にしていた長女、一千花(いちか)が戻ってくる。拓真を軟弱者として認めない一千花の指導の元、姉妹たちと交流を深め、力をつけていく。八雲(やくも)と三沙(みさ)とも交流を深める中、スクルドが襲撃してくる。苦戦を強いる中で、一千花と拓真は窮地に立たされる。自分を守ろうとする拓真を見て一千花は彼を認め、戦恋を行い能力を目覚めさせる。姉妹たちを守りたいと思う二葉(ふたば)の助けもありスクルドを退ける事に成功する。しかし、早乙女家を別の邪神派が襲撃し、秘かに隠していた宝樹であるヤドリギの枝(ミストルテイン)を奪われてしまい、皆を守ろうとした三沙が致命傷を負ってしまう。拓真は三沙を救うために単身冥界に向かい、彼女の魂を救い出すのであった。

激化する戦い

ヤドリギの枝(ミストルテイン)を手にした邪神派のリーダーであるロキは本格的に終末戦争(ラグナロク)を起こすために活動を開始する。激化する戦いに備え、これまで病のため一人で蔵に籠っていた四乃(しの)が本格的に同居生活に加入、神界からはオーディン直轄の騎士団の時鳴鳥(グリンカムビ)が戦乙女達の監督を務めるために人間世界にやってくる。前回の戦いに敗北したスクルドは恋人のレスクヴァを失っていた。ショックを受けて意気消沈するスクルドであったがウルの協力もあり新たな恋人を探すことになる。新たな恋人候補は六海とユニットを組むアイドル小鳥遊新奈(たかなしにいな)であった。新奈は始めはスクルドを疑うが、病に苦しむ父親が悪魔によるものである事、レスクヴァの事を悲しむ様子を見て彼女を信頼し恋人として契約を結ぶ。ロキの介入により人間界はより混乱に陥り、冬なのに夏のような異常気象が続くなど徐々に異変が襲うようになる。遂には世界樹の一部が暴走し人間界を破壊し始める。拓真は四乃の力をより高めるべく彼女と戦恋をする。四乃と親しくなる中で拓真は彼女と幼少時代に出会っていた記憶をおぼろげながら思い出す。四乃の力、結界により世界樹の暴走を食い止めるが、主神派と邪神派の戦いが人々の知るところとなってしまう。

冥界の決戦

激化する戦いの中、九姉妹の父親であるオーディンが拓真の元へと現れる。オーディンは世界樹の根にある冥界に棘が刺さっている事、異変の元凶となっている事を告げる。かつて三沙を救出することが出来た拓真なら冥界へ乗り込む事が出来ると言い、世界を救ってほしいと頼む。決意を固めた拓真は冥界へと乗り込む為に更なる修行に励むのであった。一方でロキが人間界へと降臨、邪神としての力が弱体化している事をチャンスと見た時鳴鳥は、事故を装ってロキの暗殺を試みるが失敗し致命傷を負ってしまう。受けたロキの呪いを解除するには、神界で治療を受ける必要があり、二葉は治療のため時鳴鳥と共に一旦神界へと帰還する。

戦いの中で邪神派とロキが何かを隠していると感じたウルは一千花と三沙に接触し、戦いに裏があることを忠告して去っていく。修行を重ねた拓真は冥界の扉を開く手段を身につけるが、そこに神界から帰還した二葉が拓真を襲う。神界で保管されていた世界樹の涙を奪いロキに寝返ったのであった。二葉は更に拓真の右腕を切り落とし「本」の力を奪い去っていく。二葉は邪神派の勝利の後に九姉妹の安全と四乃の延命を条件にロキに協力する事を誓うのであった。拓真は神界から届けられた義手宝樹により、一命を取り留める。しかし本の力を失い、冥界へと向かう手段は閉ざされてしまった。四乃は強引に扉を開くのではなく、冥界と人間界を繋ぐ正面扉のような場所からなら冥界へ行くことができると提案、かつて拓真と出会った病院へと連れていく。そこは拓真の母親が入院していた病院であり、幼い頃に拓真と四乃が冥界へと迷い込んだ場所であった。この場所なら冥界へ行くことができると知った拓真達は冥界の扉を開く準備を始める。ロキの行動に疑問を持ったウルやスクルド、さらには強いエーテルの力を持つとわかったクラスメイトの山田の協力もあり、拓真は冥界の扉を開くことに成功する。一方で神界のオーディンの居城である戦士の館には邪神派の軍勢が襲来、さらにはロキが人間世界に降臨する。拓真はスクルドやウル達にロキとの戦いを任せて、九姉妹と共に冥界の最深部へと向かう。神界、人間界、冥界のそれぞれの場所で最後の戦いが始まるのであった。冥界の最深部にはロキの悪魔ヨルムンガンドを宿した二葉が拓真たちに立ちふさがる。冥界を蝕む棘はロキの魔剣によるものであった。戦いの中で拓真は本の力を奪還し、一千花は二葉と戦い決着をつける。もう九姉妹の元に戻れないと思う二葉を一千花は「家族だ」と受け入れ二葉は正気を取り戻すのであった。神界、人間界とそれぞれの戦いに決着がつきつつある中、拓真は世界樹を癒すために九姉妹と最後の戦恋をする。戦恋の中で拓真は自分の本命が七樹であると思い、彼女へ告白をするのであった。パワーアップした九姉妹それぞれの力で冥界の棘を浄化していく。しかし、棘に存在したロキの心臓の攻撃により七樹が消滅してしまう。世界樹の崩壊が止まり、世界は守られたが七樹が戻る事はなかった。途方に暮れる拓真に世界樹の意志が語りかけてくる。世界樹は七樹の体は消滅したが、魂を共存させ拓真と生きていくことができるという。拓真は七樹に告白し共に生きていくことを誓い、再び七樹の体を取り戻すのであった。

『戦×恋』(ヴァルラヴ)の登場人物・キャラクター

主人公

亜久津拓真(あくつたくま)/恋人(エインヘリヤル)

CV:広瀬裕也
本作の主人公であり高校2年生。生まれつき強面であったために、周囲からはアクマと恐れられており、その為、対人恐怖症であり周囲と上手くコミュニケーションが取れない。将来は良い大学や良い会社に入ることを目標としており日々勉強に励んでいる。戦乙女の恋人に選ばれ、早乙女姉妹たちと一緒に暮らすことになり悪魔と戦うことになる。人と関わることに消極的であったが、姉妹たちとの戦いの中で徐々に信頼関係を築いていく。戦いの中で、戦乙女達の力や傷を回復する「本」にも目覚める。

戦乙女

早乙女七樹(さおとめなつき)/ジークルーネ

CV:本渡楓
本作のヒロイン。早乙女九姉妹の七女で、五夜と六海とは三つ子。学園では五夜と六海と並び美人姉妹として人気を得ている。活発な性格で一人称はボク、三つ子の中では胸が小さい事がコンプレックスを持っている。父であるオーディンからの恋人探しの任務を受け九姉妹の中で最初に人間界に降り立ち拓真と出会う。戦闘では剣の能力を持ち、その万能な戦いから優先的にレベルを上げる候補として拓真と戦×恋に選ばれる事が多かった。最終決戦でその肉体が完全に消滅してしまうが拓真と魂を共存する事により復活する。戦いから一年後は拓真の本命として彼の子供を授かった。

早乙女五夜(さおとめいつよ)/シュヴェルトライテ

CV:加隈亜衣
早乙女九姉妹の五女、七樹と六海とは三つ子。二人と同じく拓真と同じ高校に通い、学校では生徒会長を務める。学年の中でもトップの成績を収め、生徒たちから憧れの的である。幼い頃は引っ込み思案の性格であったらしく常に七樹に頼りっきりであった。ファザコンであり父親であるオーディンがやってきたときには誰よりも喜んでいた。能力は鎖であり、敵の悪魔の行動を阻害したり、能力を封じ込める事を得意としている。拓真には好意を抱いているが、最終決戦において彼の本命が七樹である事を知り六海と一緒に「大好きだった」事を告白する。戦いが終わった後は世界樹復興局の局長に就任する。

早乙女六海(さおとめむつみ)/ヘルムヴィーゲ

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