霧切響子(ダンガンロンパシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

霧切響子(きりぎりきょうこ)は『ダンガンロンパシリーズ』に登場する「超高校級の探偵」。代々探偵を家業とする霧切家の娘であり、父親の霧切仁とは確執がある。父親に直接絶縁を言い渡すために、父親が学園長を務める希望ヶ峰学園に入学する。『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』で「コロシアイ学園生活」に巻き込まれた時には自分の才能についての記憶が消されており、「超高校級の???」と表示されている。しかし推理力などは健在で、主人公の苗木誠をサポートする。

霧切響子の概要

霧切響子(きりぎりきょうこ)はスパイク・チュンソフトのゲーム『ダンガンロンパシリーズ』に登場する「超高校級の探偵」。霧切家は代々探偵を家業とする家系であり、霧切響子は幼少期から探偵として活動していた。推理力や観察力が高く捜査も手慣れている他、行動力もある。父親の霧切仁(きりぎりじん)は霧切響子が幼い頃に家を飛び出しており、親子の間には確執がある。霧切響子は父に直接絶縁を叩きつけるために、彼が学園長を務める希望ヶ峰学園に入学する。
第1作目の『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』では、黒幕によって才能に関する記憶が消されており、当初は「超高校級の???」と表記されていた。しかしその推理力や行動力は健在で、捜査パートや推理パートで主人公の苗木誠をサポートする。

霧切と交流することで入手できるスキルは学級裁判で精神集中していられる時間が長くなる「右脳解放」と、学園探索時に調べられる場所が分かる「観察眼」。

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霧切響子のプロフィール・人物像

身長:167cm
体重:48kg
胸囲:82cm
血液型:B型
誕生日:10月6日
出身校:???
好きなもの:三つ編み
嫌いなもの:ゴーヤ、パクチー
CV;日笠陽子
舞台版キャスト:岡本玲

霧切はクールな美貌の持ち主で、長い髪を左側だけ三つ編みにしている。手に黒い手袋をはめていることが特徴的であり、滅多なことがないと外さない。これは他人に踏み込みすぎてしまい判断を誤ったことで両手に酷いやけどを負ってしまったから。その過去があるため、人に騙されることがないように徹底して鉄仮面を貫いている。
性格は冷静沈着で他人と関わろうとせず単独行動を好む。捜査の際にも団体行動を無視して秘密裏に動いていることが多い。喜怒哀楽は人並みにはあり、予想外の事態には強引さや子供っぽい一面を垣間見せる。

霧切響子の称号:超高校級の探偵

霧切家は代々探偵の家系であり、霧切響子はその後継ぎである。探偵としての能力は非常に高く、推理・調査能力に優れている。また精神の強さ、行動力の高さも持ち合わせている。その他、「死神の足音」を聞くという能力があり、これにより事件の起こりそうな場所が分かる。

霧切響子の来歴・活躍

手のやけど

霧切響子は代々探偵の家に生まれた。父親の仁は優秀な跡取りだったにもかかわらず、家を出ており、それ以降霧切響子は祖父によって育てられた。中学生の頃には探偵の情報ファイルが分類されている「探偵図書館」に登録。その直後の事件で探偵の五月雨結という女子高生と知り合う。2人は「犯罪被害者救済委員会」という組織が執り行う復讐殺人ゲーム「黒の挑戦(デュエル・ノワール)」を阻止するために協力することになり、仲を深めていく。
しかし組織を追う中で結は死亡。霧切も手にやけどを負ってしまい、結を失ったことで心にも傷を負ってしまう。

コロシアイ学園生活の開幕

成長した霧切は父親に会うために自らを売り込み、希望ヶ峰学園に入学する。それから1年間は平和に過ごしていたが、ある時、「人類史上最大最悪の絶望的事件」が発生してしまう。これは「超高校級の絶望」である江ノ島盾子(えのしまじゅんこ)により絶望的思想に染められた希望ヶ峰学園第77期生が起こした同時多発テロのことで、それにより世界は一気に荒廃した。希望ヶ峰学園の学園長を務める霧切仁は、生き残った霧切響子たち第78期生を守るために学園のシェルター化を決める。

しかし第78期生の中には、江ノ島とその姉・戦刃むくろ(いくさばむくろ)という2人の「超高校級の絶望」が混じっていた。彼女たちは学園がシェルター化してからおよそ1年後に霧切仁を殺し、第78期生の学園に来てからの記憶を奪ったうえで「コロシアイ学園生活」を強制する。霧切に限っては自分の才能の記憶も消されており、当初は自分のことが分からなかった。
「コロシアイ学園生活」は「学園の中で一生暮らし続けること、外に出たければ誰か他の生徒を殺さなければならない」というルールであり、記憶をなくした生徒たちは閉じ込められた学園から出ようとする。江ノ島は裏でモノクマという白とクマのぬいぐるみを操り、戦刃は「江ノ島盾子」として「コロシアイ学園生活」に参加。しかし江ノ島の裏切りによって戦刃は早々に脱落した。

霧切は生徒が誰か殺されると、独自に捜査を行い、犯人の特定に貢献する。やがて学園を調べる中で、15人しかいないはずの「コロシアイ学園生活」の、16番目の高校生である戦刃むくろという人物の存在を突き止める。しかしその直後に主人公の苗木誠や霧切を邪魔に思った江ノ島により、江ノ島として死んだ戦刃の死体が利用され、苗木もしくは霧切が犯人だという状況に追い込まれてしまう。学園生活の中で苗木と信頼関係を築いていた霧切だったが、この時ばかりは死ぬわけにはいかないと自分の無実を証言する。その後すぐに苗木が犯人ということもあり得ないと証明しようとするが、すかさずモノクマが話を切り上げて苗木が「おしおき」という公開処刑を受けることになってしまう。しかし「超高校級の幸運」である苗木は死ぬ直前に「幸運」が発動し、生き残ることができた。
霧切は生き残った苗木を迎えに行き、黒幕が何者なのかをかけた学級裁判をモノクマに開かせる。そこで霧切は苗木たちと共に、江ノ島を黒幕だと暴くことができた。

遂に皆の前に姿を現した江ノ島は、コロシアイをしていたのが2年間もクラスメイトとして過ごした仲間だったこと、外の世界はすでに荒廃していることなどを暴露して生き残った第78期生を絶望させようとする。しかし「超高校級の希望」に覚醒した苗木によって絶望に折れかけた仲間は希望を取り戻し、江ノ島を敗北に追い込んだ。江ノ島は自分で定めたルールに従い処刑され、霧切たちは外の世界に足を踏み出した。

霧切の死

外の世界に出た霧切たちは、世界に蔓延した絶望的思想による秩序の崩壊に対処するための組織「未来機関」に所属することになった。霧切は第十四支部支部長を務めることになるが、未来機関支部長たちによる「KOROSIAI GAME」が発生してしまう。これは未来機関に潜む裏切り者が仕掛けた新たなコロシアイだった。このコロシアイでは各人に1つずつ「NG行動」と呼ばれる禁止事項が設定されており、それを行うと装着させられたバングルから致死量の毒が注射され死に至ってしまう。霧切のNG行動は「苗木誠が生存したまま4回目のタイムリミットを迎える」こと。だが霧切は苗木のことを信じており、タイムリミットの直前には「何があっても絶対に希望を諦めないで」と言い残して彼に後を託して死亡する。苗木は霧切の遺した手記により、「KOROSIAI GAME」を終焉に導くことにできた。

その後、霧切は元「超高校級の薬剤師」である忌村静子(きむらせいこ)が開発した拮抗薬の試作品を飲んでおり、それにより毒では死なず、仮死状態になっていたことが判明。「超高校級の保健委員」の罪木蜜柑(つみきみかん)のおかげで復活を果たした霧切は、無事に苗木たちと再会を果たした。

霧切響子の関連人物・キャラクター

苗木誠(なえぎまこと)

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の主人公であり、「超高校級の幸運」の肩書を持つ少年。霧切は「コロシアイ学園生活」の中で彼と信頼関係を築いていく。苗木に隠し事をされた時には途端に機嫌を悪くして彼を避けるようになるなど、彼が相手だと霧切は子どもっぽい行動をとることがある。

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霧切仁(きりぎりじん)

希望ヶ峰学園の学園長。霧切響子が幼い頃に家を出ており、2人の間には確執がある。

五月雨結(さみだれゆい)

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