UA(ウーア)の徹底解説まとめ

UA(ウーア)とは大阪府出身、カナダ在住の歌手。FUJI ROCK FESTIVALのグリーン・ステージに出演した初の日本人女性アーティストである。R&Bを軸としたソウルフルな歌声と幅広いジャンルを盛り込んだ多様な音楽性が特徴的。元BLANKEY JET CITYの浅井健一らとの4人組バンドAJICO(アジコ)やUA×菊地成孔名義でも作品をリリース。女優としても活動しているほか、NHK(Eテレ)の音楽番組『ドレミノテレビ』には歌のお姉さん、ううあとしてレギュラー出演。俳優・村上虹郎の母でもある。

リズム

大沢伸一(MONDO GROSSO)プロデュースによる5thシングル「リズム」。ドラマ『フェイス』のエンディングテーマにもなった。4thシングル「情熱」に並ぶ代表曲としてロングヒットを記録。大沢伸一によるトラックのほか、ギター、ベース、トロンボーン、フリューゲルホルン、テナーサックスなどが加わった。ジャジーなサウンドとソウルフルなUAのボーカルの融合が魅力。

甘い運命

7thシングル「甘い運命」。カネボウ「テスティモII」のCMソングにもなった。5th「リズム」までは歌い上げるR&B系だったが、6th「雲がちぎれる時」から前作をうらぎる狙いでボーカルに変化をもたせるようになった。そのため「甘い運命」は曲名どおりのスウィートな(甘い)ボーカルがテーマ。UAのシングルのなかで最高の売上を誇る人気曲である。

悲しみジョニー

8thシングル「悲しみジョニー」。ドラマ『不機嫌な果実』の主題歌にもなった。そのドラマの物語のほか、1997年2月から5月にかけて発生した神戸連続児童殺傷事件の影響もあり、7thシングル「甘い運命」の「甘さ」とは真逆の「悲しさ」が表現されている。

朝本浩文がプロデュースしたほか、元ルースターズ(THE ROOSTERS、THE ROOSTERZ)の花田裕之がアコースティックギター、池畑潤二がドラムとパーカッションを担当した。

ミルクティー

朝本浩文プロデュースによる9thシングル「ミルクティー」。ダブテイストのゆったりとしたバラードで、ぬるくなったミルクティーのようなけだるい愛を表現している。古川昌義と名越由貴夫のギターのほか、上柴はじめの口笛も特徴的。HIROMIXが監督したミュージックビデオには村上淳やアンミカが出演している。

微熱

GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーが楽曲提供(作詞・作曲)したデジタルシングル。EP『Are U Romantic?』のリード曲。UAの代表曲「情熱」を彷彿とさせる曲名や歌詞が話題になった。マヒトゥ・ザ・ピーポーが監督を務めたミュージックビデオにはKento Yoshioka(スケーター)とCourtney(モデル)が出演している。

お茶

EP『Are U Romantic?』の収録曲。UAが作詞、ハナレグミの永積崇が作曲とコーラス、荒木正比呂が編曲を担当した。永積崇によるデモの仮タイトルは「お茶漬け」だった。EPのタイトルともからめ、ロマンティックに日常を過ごすアイテムとして「お茶」のイメージが膨らんだ。

UA(ウーア)の名言・発言

「わたしの10代の2大ディーヴァがアレサとジャニスだったの」

音楽ポータルサイト「LIVE LOVERS」(ライブ・ラバーズ)のアイナ・ジ・エンドとの対談記事での発言。

19歳の頃に誕生日プレゼントでもらったAretha Franklin(アレサ・フランクリン)のベスト盤『Aretha’s Gold』と、その後に観た映画『ジャニス』でJanis Joplin(ジャニス・ジョップリン)が「Cry Baby」を歌うシーンに衝撃を受けたため、10代のUAにとって2大歌姫となった。

2022年上演のミュージカル舞台『ジャニス』では元BiSHのアイナ・ジ・エンドがJanis Joplin(ジャニス・ジョップリン)役、UAがAretha Franklin(アレサ・フランクリン)役を演じた。

「歌詞は太宰治の『走れメロス』をイメージしながら書きました。それの女性版というか」

WEBサイト「Bezzy」(ベジー)のインタビューでの発言。初期の人気曲である3rdシングル「太陽手に月は心の両手に」の歌詞について語っている。

「個性的なサウンドがあって、そこにヴォーカルが乗ることのかっこよさみたいなものを、いつも目指していました」

Toru106
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@Toru106

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