UA(ウーア)の徹底解説まとめ
UA(ウーア)とは大阪府出身、カナダ在住の歌手。FUJI ROCK FESTIVALのグリーン・ステージに出演した初の日本人女性アーティストである。R&Bを軸としたソウルフルな歌声と幅広いジャンルを盛り込んだ多様な音楽性が特徴的。元BLANKEY JET CITYの浅井健一らとの4人組バンドAJICO(アジコ)やUA×菊地成孔名義でも作品をリリース。女優としても活動しているほか、NHK(Eテレ)の音楽番組『ドレミノテレビ』には歌のお姉さん、ううあとしてレギュラー出演。俳優・村上虹郎の母でもある。
WEBサイト「Bezzy」(ベジー)のインタビューでの発言。Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)とJanis Joplin(ジャニス・ジョップリン)の影響により、5thシングル「リズム」までは歌い上げるR&B系だったが、6thシングル「雲がちぎれる時」からさまさまな変化を意識するようになった。
とくにデビュー前から聴いていたクラブミュージックの影響で、ボーカル以外のサウンドに耳が行くタイプなので、Björk(ビョーク)やフィッシュマンズ(Fishmans)のサウンドにも魅了され、UA自身の楽曲制作においてもサウンド重視を心がけている。
「虹郎には迷惑かけたなという思いもあり、今では謝りたいようなこともあります」
Billboard JAPAN「わたしたちと音楽 Vol.10」のインタビューでの発言。UAにとって妊娠や出産はありがたいギフトのようなものだが、第1子の子育てはとくに大変で「自分自身も子供のまま、親になる練習をさせてもらっていたような体験」と語っている。
UA(ウーア)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
アーティスト名UAの意味は花
デビューする際、アーティスト名をスワヒリ語の「虹」にしたいと思ったが、単語ではなく長い言葉だったため諦め、辞書で調べたときに衝撃を受けた「花」または「殺す」という意味のスワヒリ語「UA」(ウーワ)にした。日本語の「うわー」と響きが近いことも決め手になった。
それから10年後、「殺す」の意味は必要ないと思い、「花」の意味だけにした。さらにカタカナ表記もいつのまにか「ウーア」が定着した。
カナダの離島でサステナブルな暮らしを実践
UAが2005年から田舎暮らしを始めたのは、長男の村上虹郎をシュタイナー教育の学校に通わせるためだった。歌のテーマとして自然や根源的なものを表現したいという欲求もあった。
再婚した夫・長谷川琵修(長谷川大樹)の父(UAの義父)は日本でサステナブル(持続可能)な暮らしを実践するセルフビルダー。夫の祖父がカナダの東側で暮らしていて、夫にカナダの居住権があることから移住が実現した。
UAの母方の故郷が奄美大島ということもあり、カナダ南西部の離島に縁を感じて落ち着き、広大な敷地で農的な暮らしをしている。
AJICOの再始動はUAが提案
2000年に結成、2001年に活動休止、2021年に再始動したAJICO。
UAの3rdアルバム『turbo』(1999年10月発売)で浅井健一が「ストロベリータイム」と「午後」の2曲を楽曲提供しているが、その前の1999年8月開催のRISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジング・サン・ロックフェスティバル)の打ち上げで盛り上がった後、浅井健一がUAにバンド結成を持ちかけた。
ツアーが終わり、浅井健一はSHERBETS、UAも自分の活動に戻るため、同時に複数のことができない両者にとって、AJICOの活動休止は自然な流れだった。20年のブランクの間に浅井健一側では再結成の話が持ち上がったが、UAの気持ちを考え、実行に移さなかった。
2021年の再始動を提案したのはUA。2015年頃にカナダへ移住したことにより、日本の音楽シーンを俯瞰できるようになり、再び本気でポップミュージックをやりたいと思ったことがきっかけだった。
目次 - Contents
- UA(ウーア)の概要
- UA(ウーア)の活動経歴
- ジャズクラブでのスカウトにより歌手デビュー
- シングル『情熱』でブレイク中に結婚・出産
- 4人組バンドAJICO(アジコ)を結成
- 女優・歌のお姉さん・UA×菊地成孔名義でも活躍
- UA(ウーア)のプロフィール・人物像
- UA(ウーア)のディスコグラフィー
- シングル
- 『HORIZON』
- 『COLONY』
- 『太陽手に月は心の両手に』
- 『情熱』
- 『リズム』
- 『雲がちぎれる時』
- 『甘い運命』
- 『悲しみジョニー』
- 『ミルクティー』
- 『歪んだ太陽』
- 『数え足りない夜の足音』
- 『スカートの砂』
- 『プライベート サーファー』
- 『閃光』
- 『DOROBON』
- 『Lightning』
- 『踊る鳥と金の雨』
- 『黄金の緑 / Love scene』
- 『2008』
- 「微熱」
- 「アイヲ」
- 『微熱(秋) / Honesty(Session 1)』
- 「会いにいこう」
- アルバム・ミニアルバム・EP
- 『PETIT』
- 『11』
- 『FINE FEATHERS MAKE FINE BIRDS』
- 『アメトラ』
- 『turbo』
- 『泥棒』
- 『空の小屋』
- 『Illuminate 〜the very best songs〜』
- 『SUN』
- 『la』
- 『Breathe』
- 『Nephews』
- 『Golden green』
- 『iTunes Originals - UA』
- 『ATTA』
- 『ハルトライブ』
- 『KABA』
- 『JaPo』
- 『Are U Romantic?』
- ううあのアルバム
- 『うたううあ』
- AJICOのシングル
- 『波動』
- 『美しいこと』
- 『ペピン』
- AJICOのアルバム・EP
- 『深緑』
- 『AJICO SHOW』
- 『接続』
- 『ラヴの元型』
- UA×菊地成孔のアルバム
- 『cure jazz』
- 『cure jazz reunion』
- DVD
- 『AMETORA’98』
- 『AJICO SHOW』
- 『空の小屋』
- 『Illuminate〜the very best clips〜』
- 『ドレミノテレビ vol.1』
- 『ドレミノテレビ vol.2』
- 『ドレミノテレビ vol.3』
- 『ドレミノテレビ vol.4』
- 『ドレミノテレビ vol.5』
- UA(ウーア)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 太陽手に月は心の両手に
- 情熱
- リズム
- 甘い運命
- 悲しみジョニー
- ミルクティー
- 微熱
- お茶
- UA(ウーア)の名言・発言
- 「わたしの10代の2大ディーヴァがアレサとジャニスだったの」
- 「歌詞は太宰治の『走れメロス』をイメージしながら書きました。それの女性版というか」
- 「個性的なサウンドがあって、そこにヴォーカルが乗ることのかっこよさみたいなものを、いつも目指していました」
- 「虹郎には迷惑かけたなという思いもあり、今では謝りたいようなこともあります」
- UA(ウーア)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アーティスト名UAの意味は花
- カナダの離島でサステナブルな暮らしを実践
- AJICOの再始動はUAが提案