TMG(Tak Matsumoto Group)の徹底解説まとめ
「TMG」とは、B’zのギタリスト・松本 孝弘が自身のソロプロジェクトとして海外アーティストとともに始動したバンドだ。2004年にリリースされた1stシングル『OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~』はオリコン週間チャート最高3位、1stアルバム『TMG I』はオリコン週間チャート最高1位と、英語歌詞でありながら日本で高い人気を誇った。2024年には20年ぶりに2ndアルバムをリリースし、日本6都市でツアーも開催した。
TMGの名言・発言
松本 孝弘「記録なんてものはいつか抜かされるもの。だから一喜一憂せずに自分たちが届けたい音楽を作り続けるだけ。」
シングルが50作連続でオリコン1位を獲得し、これに関して音楽雑誌からインタビューを受けた際の一言。松本 孝弘はB’z、そしてTMGでもほとんどの楽曲制作を手がけており、その際の気持ちを初めて口にし、彼の人間性も垣間見れた瞬間だったと言えるだろう。
松本 孝弘「物事をネガティブに考えていると、ポジティブなものがどんどん逃げていってしまう。仕事もプライベートもその時間を楽しんでできるだけ意味のあるものにしたい。」
B’zのオフィシャルブック『B’z TWELVE』に掲載されたインタビューでの発言。物事をネガティブに考えずにポジティブに捉えることで、より幸せな方向へ人生を持っていこうとする気持ちが表されている。
エリック・マーティン「僕にとって歌うことは“仕事”という感覚ではなく、ツアーをやって歌うことが“日常”なんだ。家でじっとするなんて僕にはできない。」
2017年4月に新バンドのUSAポップ・ブリゲイド”を率いて来日した際のインタビューで語った内容。“本業”とも呼べるMR.BIGのほかにも精力的に活動を展開している彼にとって、音楽は仕事ではなく生活の一部になっていることが分かる発言だった。
エリック・マーティン「僕の声で誰かの心に触れることができるとしたら、それが一番の幸せだよ。ありったけの愛を込めて。」
ボイス・オブ・ユース JAPANチャリティーソング・プロジェクトに参加し、シングル『I’ll be there just for you』についてインタビューされた際の発言。同楽曲に対する気持ちを力強く語っており、どんなときでも全身全霊を込めて歌う彼の姿勢が示されている。
エリック・マーティン「僕の心は日本の皆さんとともにあり、祈りをINORIとともに捧げます。」
東日本大震災の発生後に、“日本への祈りを捧げる”として届けられたコメント。「INORI」コンピレーションアルバム『Erick Martin Mr. Vocalist Best』に収録された1曲で、日本語訳詩を付加した新録カバーを、エリック・マーティンの日本サイトのトップ・ページで2011年3月18日から期間限定でフル視聴できるようにした。コメントが届けられた当時は、彼の日本に対する愛と気遣う気持ちなどが全ての人の胸を打ったと言えるだろう。
TMGの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
TMGの名前の由来はMSG
TMGはTak Matsumoto Groupの略だが、松本 孝弘は子どものころに憧れていたマイケル・シェンカーのバンド、MSG(Michael Schenker Group)がバンド名の由来であることを明かしている。いつか自分のバンドを結成して、同じ名前を付けたいという夢がかなった形だ。
MSGは“インスピレーションがあった”ことで結成
松本 孝弘はTMGのメンバー探しにおいて、B’zの北米ツアーのときに顔を会わせていたエリック・マーティンとジャック・ブレイズに声をかけた。その際に“インスピレーションがあった”ことで、メンバーとして一緒にやっていけると感じて決定。松本 孝弘の直感によってスーパーロックバンドが結成されることとなっている。
ボーカルとしてデイヴィッド・カヴァデールが候補に浮上
TMGといえばファンの多くがエリック・マーティンと声をそろえていうだろうが、バンドメンバーを探している際に、最初はハードロックバンドのディープ・パープルや、ホワイトスネイクのボーカルのデイヴィッド・カヴァデールが候補に上がり、実際に声をかけていたことも分かっている。
TMGのボーカルをデイヴィッド・カヴァデールが担当することはなかったが、これが実現されていたとしたら、また異なった楽曲が聴けたのかもしれない。
「Mステ」出演時にはジャック・ブレイズがボーカルを担当
シングル『OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~』を発売し、日本での活動を本格化するといったときに、エリック・マーティンは妻の双子妊娠を理由に来日が遅れてしまっていた。
そのため、音楽番組「ミュージックステーション」に出演した際には、ナイト・レンジャーでもベース・ボーカルとしてすばらしい歌唱力を披露していたジャック・ブレイズがベースとボーカルを担当。3人体制のTMGのパフォーマンスがそのときのみ実現した。
KAT-TUN「Real Face」のメロディを盛り込んでいる「Gutiar Hero」
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目次 - Contents
- TMG(Tak Matsumoto Group)の概要
- TMGの活動経歴
- TMGの原点
- TMG結成までの経緯
- ライブツアーで全国5都市9公演を開催
- 1stアルバム『TMG I』を海外でもリリース
- 2024年に再集結して2ndアルバム『TMG II』を発売
- デジタル配信とCDで『TMG II』を世界展開
- TMGのメンバー
- 松本 孝弘(Tak Matsumoto)
- エリック・マーティン(Eric Martin)
- ジャック・ブレイズ(Jack Blades)
- ブライアン・ティッシー(Brian Tichy)
- シンディ・ブラックマン(Cindy Blackman)
- クリス・フレイジャー(Chris Frazier)
- マット・ソーラム(Matt Sorum)
- 滝山 幸英(Yukihide “YT” Takiyama)
- TMGのディスコグラフィー
- シングル
- 『OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~』
- アルバム
- 『TMG I』
- 『TMG II』
- ライブ・ビデオ(DVD・VHS)
- 『Dodge The Bullet』
- TMGの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 『OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~』
- 『GUITAR HERO』
- 『CRASH DOWN LOVE』
- TMGの名言・発言
- 松本 孝弘「記録なんてものはいつか抜かされるもの。だから一喜一憂せずに自分たちが届けたい音楽を作り続けるだけ。」
- 松本 孝弘「物事をネガティブに考えていると、ポジティブなものがどんどん逃げていってしまう。仕事もプライベートもその時間を楽しんでできるだけ意味のあるものにしたい。」
- エリック・マーティン「僕にとって歌うことは“仕事”という感覚ではなく、ツアーをやって歌うことが“日常”なんだ。家でじっとするなんて僕にはできない。」
- エリック・マーティン「僕の声で誰かの心に触れることができるとしたら、それが一番の幸せだよ。ありったけの愛を込めて。」
- エリック・マーティン「僕の心は日本の皆さんとともにあり、祈りをINORIとともに捧げます。」
- TMGの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- TMGの名前の由来はMSG
- MSGは“インスピレーションがあった”ことで結成
- ボーカルとしてデイヴィッド・カヴァデールが候補に浮上
- 「Mステ」出演時にはジャック・ブレイズがボーカルを担当
- KAT-TUN「Real Face」のメロディを盛り込んでいる「Gutiar Hero」