[女性編]映画史に残る名脇役まとめ
映画の主人公が目立つのは当たり前ですが、良い映画というは、物語を固める脇役が魅力的であることが多いのではないかと思います。 そこでそんな名脇役たちをまとめてみました。
ドーラ/天空の城ラピュタ
「40秒で支度しな!」でおなじみ、空中海賊「ドーラ一家」の女頭領です。
豪快でいかにも「女傑」というイメージのある彼女ですが、シータとパズーの
淡い恋心に理解を示すなど、繊細な心配りも見ることが出来ます。
「女」であり、「母親」でありまた「海賊」である。そんな彼女の多様な一面
が見えるという点が魅力的なキャラクターに見せているのではないでしょうか。
ミア・ウォレス /パルプ・フィクション
「同時に複数の物語が進行する」という構成なので
主演としても見ることが出来ますが、「サタデーナイトフィーバー」
を彷彿とさせるジョン・トラボルタのダンスシーンや、
マフィア組織のボスの妻という立場から彼を魅了する妖艶な演技
は「引き立たせる」魅力があるとい点で名脇役と呼べるのではないでしょうか。
サマンサ/Her
唯一「声」のみの出演です。スカーレット・ヨハンソンが演じる、
サマンサは高度な人工AIを搭載する新型OSの呼び名で、主人公の
日常生活をあらゆる面からサポートします。まさに「顔の無い人格」
と言えるサマンサに主人公は恋をしてしまうのですが、人間特有の
豊かな感情を声だけで見事に表現しており、それも納得です。
マクゴナガル先生/ハリーポッターシリーズ
J・K・ローリング著の原作を読み、この「ハリーポッターシリーズ」
を見て「想像していたマクゴナガル先生だ!」と思った方はかなり多いと
思います。それほどに厳しく、優秀で、時には優しさが垣間見える
「マクゴナガル先生」を素晴らしい演技でマギー・スミスが表現して
いると思います。
るみ子/モテキ
近年の邦画における「重い女ランキング」1位ではないでしょうか。
「ちゃんと、あなたの好きなバンドのことyoutubeで見て勉強するからあ!
Bzが好きとか、もう言わないからあ!」と主人公、幸生にすがりつく姿は
美人ですが、どこか薄幸そうな麻生久美子さんの風貌もあいまって、
とても印象に残っています。
津田詩織(つだ しおり)/リリィシュシュのすべて
14歳の女の子が抱える破滅・衝動・美しさ・幼さ・残酷さ
すべてを、当時まだ無名だった女優・蒼井優が見事に演じきっています。