ラム(うる星やつら)の徹底解説・考察まとめ

ラムとは漫画『うる星やつら』に登場するメインヒロインである。虎柄のビキニを常に着用し、雷様の様な角が特徴である。元々は地球を侵略しに来た宇宙人であり、主人公の諸星あたると、地球の命運を賭けた鬼ごっこを展開した。結果的に諸星に敗北し、且つ彼にプロポーズされたと勘違いする。以降は諸星を「ダーリン」と呼び、彼に猛烈なアプローチを仕掛けた。また雷を操る超能力を持っており、浮気性で多くの女性を口説きまくる諸星を度々電撃で懲らしめる。最後は諸星と喧嘩しながらも、本心では互いを想い合う温かい関係を築き上げた。

諸星家

諸星あたる(もろぼし あたる)

本作『うる星やつら』の主人公の少年。友引高校2年4組に通う。極度の浮気性であり、美女とあれば誰でも口説いてしまう悪癖を持つ。また「ゴキブリ並み」と称される程の頑丈な肉体を持つ。作中では、ラムの電撃や美女に殴られても再び立ち上がり、再度美女にナンパするガッツを見せた。

ラムの父親が、地球を賭けた鬼ごっこの代表兼鬼役として諸星を無作為に選んだ。これにより、ラムは彼から10日間逃げる事となる。当初はラムの優勢で進んだが、諸星が彼女のブラジャーを奪い、それを囮にした事で捕まってしまう。その際に諸星が「結婚」という言葉を叫んだ為、ラムはこれをプロポーズだと受け取り、彼と結婚する事を決意する。だが、この結婚という言葉はラムに対してではなく、当時付き合っていたしのぶに対しての言葉であった。こうしてラムは勘違いから、彼に押しかけ女房をする事となる。

物語前半では、ラムは諸星をしのぶと取り合う三角関係を展開した。基本的に諸星がしのぶを本命にして追い掛け、ラムがそれに割り込むという形である。また諸星は他の美女にも浮気し、口説いていた。ラムはその度に嫉妬したり怒ったりし、彼に電撃を喰らわせた。当初はラムから逃げ回りつつ、しのぶや他の美女に浮気していた諸星であるが、次第に彼はラムの一途な想いや魅力に惹かれていく。また表には出さないが密かにラムの身を案じており、彼女が危険な目に遭いそうな時は身を挺して庇っていた。

物語後半で諸星は、面堂を好きになったしのぶに振られてしまう。すると彼の浮気性に拍車が掛かり、しのぶを含めた多くの美女を見境なく口説く様になった。相変わらずラムは諸星が浮気をする度に、彼に電撃を喰らわせてお仕置きをしている。

尚、諸星は原作中で一度もラムを口説いた事は無い。ラムに魅力を感じていない訳では無く、彼女の事が本気で好きであるが故に、軽々しく好意を示したりしないのである。物語終盤では諸星のこの拘りが原因でラムとの大喧嘩となり、地球の命運を賭けたトラブルに発展してしまった。それでも諸星は心の中ではラムの事を想い続けており、その事が彼女に伝わって和解を果たす。

諸星母

諸星の母親。イケメンを見ると浮気心を抱き、色目を使ってしまう。レイが諸星家に現れた際には化粧をして気合いを入れていた。こういった浮気心が出てしまう部分が、諸星に受け継がれている。

ラムが家に来た際には、諸星父と共に受け入れている。だが彼女達が引き起こすトラブルに辟易する一面もあり、終いには見て見ぬ振りをしていた。

諸星父

諸星の父親。諸星家の中では比較的まともな人間である。

イケメンに浮気心を抱いてしまう諸星母に嫉妬して不貞腐れる展開が多い。一度は家出をしようとした。

ラムが家に来た際には、諸星母と共に受け入れている。だが彼女達が引き起こすトラブルに辟易する一面もあり、終いには見て見ぬ振りをしていた。

親族

ラムの父親。雷様の様なガッシリとした身体に、威圧的な顔が特徴である。地球を侵略する為に来襲した。そしてランダムで地球人を選び出し、娘のラムと地球の命運を賭けた鬼ごっこをさせる。これにより諸星が選ばれ、ラムは彼と鬼ごっこをする事となった。

ラムの母星では鬼の一族と福の神一族が共存しており、節分の日に玉入れ競争をする事になっている。その際は彼女を地球から呼び戻し、諸星共々節分に参加させた。

勘違いでありながらも、ラムが諸星と結婚する事を認めている。だがいつまでも進展しない2人に業を煮やし、勝手に彼女のお見合いを設定した事もある。

ラムに対しては基本的に優しい。だが、ラムが幼少期に銃を持ち出して遊んだ際には、本気で彼女を叱り付けている。理想の父親といえる。

ラムの母親。虎柄のチャイナドレスを身に纏う美女である。

ラムの通う友引高校の授業参観の際、地球に来訪した。日本語が話せない為、麻雀牌表記の言葉を話す(ラム達鬼族の言語)。尚、1981年版アニメでは小声で会話する設定に変更されている。また2022年版アニメでは独自の鬼族言語が設定され、その言葉を話している。

ラムの父親を尻に敷いている。彼女の気性の荒さから、彼は一度家出をして地球に逃げて来た事がある。

曽祖父

ラムの曽祖父。コールドスリープで眠っていた。だが引っ越しの際に、彼の眠っていたカプセルの所在が分からなくなり20年間発見されなかった。

物語終盤に目覚め、ひ孫であるラムに会う為、彼女を母星に呼び寄せた。だが120年前の彼と、ウバとの因縁によりラムは攫われてしまう。そして彼女はそのままウパの曽孫ルパと結婚させられるトラブルに巻き込まれてしまった。

テン

ラムの従兄弟にあたる幼児。ラムに年賀状を届けるべく、地球へ来訪した。そのまま地球に居座りラムと諸星家で生活する事となる。

ラムとは異なり、口から火炎を吐き出す超能力を持つ。またプレイボーイを自称しており、女性の前では猫を被る。ラムの前でも良い子を演じていた。

おば

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