デイヴ・ザ・ダイバー(Dave the Diver)のネタバレ解説・考察まとめ

『デイヴ・ザ・ダイバー』とは、MINTROCKETより2023年に発売されたアクションアドベンチャーゲームである。昼は深海を探索しながらアグレッシブな漁を行い(アクションアドベンチャー)、自身のギアレベルを上げ幾度も深海の奥地へ冒険し(RPG)、夜は寿司屋では客の要望に応えながらやりくりする(経営シミュレーション)といったように、本作は様々なジャンルが組み合わさっている。食いしん坊ダイバーデイヴが海に潜って魚を獲って寿司にし、魚人族に出会い海の平和を取り戻していくという物語である。

ブルーホール

本来の意味は、かつての洞窟や鍾乳洞といった地形が何らかの理由により海中へ水没し、浅瀬に穴が空いたように見える地形のこと。ブルーホール周辺は現実でもダイビングスポットとして人気だが、急な水深の変化によって急速に海底へと沈み込んでしまう死亡事故などが発生している。
本作では新しく発見された今までにない深さの巨大なブルーホールを舞台としている。この海は入るたびに地形が変わり、熱帯魚から古代生物まで世界各地の海の幸が出現する不思議な場所である。

魚人族

ゲームの舞台となるブルーホールに暮らしている上半身が人間、下半身が魚の形をした知的生命体。
かつてはワープ装置や古代から現代まで稼働し続ける施設をつくるなど高度な文明をもち、陸上の人間とも交流があったが、万能のエネルギーである建木の実に関する出来事によってそれらを失い海底でひっそりと暮らしている。

建木

魚人族の生活を支える巨大な大木。魚人族の村の中心に生え、村人はここから建木の実を採取し生活に役立てている。

建木の実

建木から採取できる金色に輝く実。エネルギー源となり、魚人族の生活に使われている。
ゲーム中ではギミックにセットすることで強い光を出す、ビームを放つなどの使用方法があった。
このエネルギーを注入することによって魚人族をゾンビのような生物に変えたり、古代生物を巨大化したりしていた。

ガドン

建木の実のエキスを魚人族へ直接注入する人体実験によって生み出されたアンデット。
身体能力が飛躍的に上昇する代わりに思考が停止し凶暴化してしまう。古代生物がいた時代から現代まで閉じ込められていたが、活動を続けておりデイヴに襲い掛かってくる。

『デイヴ・ザ・ダイバー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

2Dピクセルと3Dアートが融合したグラフィック

『デイヴ・ザ・ダイバー』では、2Dのアーケードゲーム的なアクションと3Dの空間的な感覚の両方が存在していることが魅力だとされている。この二つが融合したグラフィックを実現するためにはCinemachineというツールセットが使われ、まるで撮影現場のように複数のカメラを使った配置や構成が設定されていた。

別のゲームでも登場していたコブラ

『エビルファクトリー』は、2017年2月にリリースされた、iOS・Android向けモバイルアクションゲーム。『デイヴ・ザ・ダイバー』と同一のディレクターが開発に携わっている。
コブラは『デイヴ・ザ・ダイバー』内では元武器商人としてダイビングをサポートするアイテムを販売しているが、この作品では現役の武器商人として登場する。

シーブルーのモデルはシーシェパード

何度もデイヴの邪魔をするジョン・ワットソンは海洋生物保護団体シーブルーのリーダーを務めている。しかし、シーブルーの活動には作中で疑問が持たれており、実際彼らはイルカの密漁を行っていた。そのためシーブルーは自称海洋生物保護団体として扱われ、海賊のようなものだとされている。シーシェパードは過激な活動を行う反捕鯨・環境保護団体であり、こちらもその活動の過激さから現代の海賊と言われてしまうこともある。

kurico174
kurico174
@kurico174

目次 - Contents