南海トラフ巨大地震(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『南海トラフ巨大地震』とは、原作biki、作画よしづきくみちにより、2023年5月から現代ビジネスで連載をし、2024年7月から講談社マガジンポケットに移籍・連載している漫画。100~150年周期で起こるとされている南海トラフ地震が2025年2月11日に発生してしまうという設定。挫折をし、人生に希望を見出せない西藤命が、過酷な災害現場を生き抜きながらも精神的に成長していく物語。綿密な取材によって、起こりうる地震のリアルな現場を描いているため、防災知識の学習としても大いに役立つ漫画である。
29歳。大手食品会社「味の友」商品企画部の主任として東京で働く。出張で名古屋を訪れていたところ震災に巻き込まれることとなった。人を見捨てられない優しい性格。
サブキャラクター
狛村 慶介(こまむら けいすけ)
西藤命の高校時代の友人。妻と子ども、持ち家を持っている。その話を聞いた西藤命は自分と比べて悲観的になっていた。
大磯 源(おおいそ げん)
朝霞の陸上自衛隊時代の上官。教育隊長、2等陸佐。演習中に崖から落ちてしまった朝霞に、厳しくも声をかけた人物。
『南海トラフ巨大地震』の用語
南海トラフ巨大地震
駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震のことである。発生すれば、太平洋沿岸部では震度6弱から震度7となる可能性があり、また10mを超える大津波の襲来が想定されている。
津波火災
浸水域に漂着した可燃物などにより、出火する二次災害。
バックドラフト
建物内における火災時に、密閉された室内が火の海であり、その部屋の扉を開けることにより一気に酸素が流入し、爆発が起こること。朝霞は次の部屋に進む際、手の甲で扉を触って温度を確かめてから進むことで危険を回避していた。
『南海トラフ巨大地震』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
西藤命「こっちも極限状態なんだよ…」
西藤命の死への恐怖があふれた際の「こっちも極限状態なんだよ…」というセリフ。迫りくる津波から逃げ、自分だけでも生きるために老人を置き去りにしようとするが、死が間近に迫り絶望の表情をする老人を見捨てられないと葛藤をするシーン。人を見捨てることはできないが、見捨てなければ自分の命も危ないという災害現場のリアルを西藤命の心情とともに描かれている。
西藤命「でも何か…『出来ること』はないですかね?」
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目次 - Contents
- 『南海トラフ巨大地震』の概要
- 『南海トラフ巨大地震』のあらすじ・ストーリー
- 地震発生前
- 地震発生直後
- 津波火災
- 食料調達
- 『南海トラフ巨大地震』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- 西藤 命(さいとう めい)
- 倉石 光行(くらいし みつゆき)
- 朝霞 鋼太郎(あさか こうたろう)
- 許斐 結衣(このみ ゆい)
- サブキャラクター
- 狛村 慶介(こまむら けいすけ)
- 大磯 源(おおいそ げん)
- 『南海トラフ巨大地震』の用語
- 南海トラフ巨大地震
- 津波火災
- バックドラフト
- 『南海トラフ巨大地震』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 西藤命「こっちも極限状態なんだよ…」
- 西藤命「でも何か…『出来ること』はないですかね?」
- 朝霞鋼太郎「オレはもしもの時アンタを見棄てて脱出すると思う」
- 朝霞鋼太郎「「知識」は命を救う いざという時に必ずお前を助けてくれる」
- 『南海トラフ巨大地震』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実際の地震が生む防災意識
- 現実に起きたら連載終了の意志
- 単行本巻末で災害対策