巨人の星(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『巨人の星』とは星飛雄馬が主人公の日本を代表する野球マンガで、1960年代と1970年代に大ヒットした。その後も続編『新・巨人の星』が制作されただけではなく、原作を母体とした別の作品まで制作された。『巨人の星【特別編】 猛虎 花形満』などである。『巨人の星』の内容は、飛雄馬が野球のスターを目指していく物語。最初は速球での勝負だが通用しなくなると魔球で戦っていくことに。この基本ストーリーに、父、姉、ライバル、巨人軍実在選手との人間関係を絡ませていき、当時の社会情勢も背景に取り入れている。

『巨人の星』の用語

大リーグボール1号

バットに命中させる魔球。打者のバットに必ず命中させて、凡打にさせる魔球である。ファールボールにさせたり、内野ゴロにさせたりするのである。バッターの動きを予想して投げるためかなりの集中力が必要で疲労しやすいのが欠点。

大リーグボール2号

消える魔球。投げた球がバッターの前で消えてしまう魔球である。球のスピードの勢いにより舞い上がる土ぼこりにより見えなくなるという仕組みの魔球である。強風の時や雨天の時には使用できないのが弱点。

大リーグボール3号

バットに当たらない魔球。アンダースローで投げ、スピードがかなり遅くバッターの近くまで来ると、ほとんど停止してしまうほどになってしまう。そのため、打者が振るバットの風圧でバットからよろけてしまいバットに当たらない魔球。強打者よりも、弱小打者に打たれやすいのが弱点。

『巨人の星』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

星一徹「巨人の星を目指すのだ」

飛雄馬は幼いころから、常にこの言葉を父一徹から聞かされて生きてきた。このセリフは、『巨人の星』のテーマそのものである。一徹が自分がかなえることができなかった夢を、息子の飛雄馬にかなえさせたいという強い気持ちがこもっているセリフである。

星一徹「勉強で死んだやつはいない」

飛雄馬が自宅で学習していると、居眠りしてしまった飛雄馬に、一徹が夢に現れて飛雄馬にげきを飛ばす言葉。一徹は戦争体験がある。第二次世界大戦時、一徹は戦場に行きそこで負傷してしまった経験を持つ。そこで今現代平和なこの世の中で、好きなことができることにありがたく思わなくてはいけない。死ぬことがない勉強ができるだけありがたく思え。このような気持ちのこもったセリフである。

星一徹「飛雄馬がチームを乱している」

飛雄馬は青雲高校に入学。ここの野球部で飛雄馬は活躍したため、ちやほやされることに。それでいい気になった飛雄馬に怒る父一徹。一徹は青雲高校野球部の監督になり、いい気になっている飛雄馬を倒すことに執念を燃やす。

花形満「どうせなら、俺にかけてくれ」

甲子園大会神奈川地区予選。花形は負傷してしまう。そのため、花形の高校は苦戦している。どうせ負けるのならば、自分にかけてほしいといった言葉。自分のけがを隠さず、チームを信頼している気持ちの言葉。飛雄馬と全く正反対な人物像であることが分かる。飛雄馬は自分がけがした場合、隠すタイプ。

星飛雄馬「俺に負けたら契約金減るんだよなあ」

甲子園大会で、飛雄馬は左門豊作と戦う事に。豊作はたくさんの兄弟がいて、自分が彼らの生活の面倒を見なくていけない身の上を、飛雄馬は知っている。それで同情的になっている。そこでもし飛雄馬が豊作に勝ったら、プロ野球球団の契約金が少なくなるのではと心配している。

星一徹「速球ピッチャーとしてお前は死ぬ」

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