Eye Love You(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Eye Love You』とは、2024年1月よりTBS系の「火曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。目を見ただけで相手の心の声が聞こえてしまう能力を持つ主人公=本宮侑里を二階堂ふみが、年下の韓国人留学生=ユン・テオをチェ・ジョンヒョプが演じている。民放GP帯連続ドラマでヒロインの相手役に韓国人俳優を起用したのは本作が初となった。能力のせいで恋愛は諦めていた侑里の心を、明るく実直なテオが解かしていくファンタジーラブコメ。ピュアな2人が繰り広げる胸キュン指数高めの恋模様は毎話話題を呼んだ。

テレパス能力を消すために、星空の下で33秒間見つめ合うことにした2人。もうすぐ33秒、というところで「やっぱり嫌です。無くさないで下さい。」と目を逸らし侑里を抱きしめたテオ。そして続けて口にしたセリフが「僕が好きになったのは、そのままの侑里さんです。」だった。以前、優しい侑里も怒った侑里も、どんな侑里も大好きな侑里だと言ってくれたように、テレパス能力を持つそのままの侑里をテオは愛しているのだ。過去の経験から閉ざしてしまっていた侑里の心を、テオが完全に解かしてくれた瞬間だった。

侑里の指に赤いリボンを結んであげるテオ

第4話にて、指輪の代わりに赤いリボンを侑里の指に結んであげるテオ

デートで食事をした後、夜景が綺麗な場所で侑里をベンチに座らせたテオ。するとテオはひざまずき、「さっき、お店でもらいました」と侑里の薬指に赤いリボンを結んだ。この時、テレパス能力でテオの心の声は聞こえていたのだが、韓国語だったため意味を理解することはできなかった侑里。実はテオは「いつか本物をプレゼントできるかな?」と心で呟いており、テオの一途な愛情をこれでもかというほど感じられるシーンとなった。

侑里とジャンケンをするときは必ず負けてあげていた花岡

第6話の回想シーンにて、学生時代から侑里のために後出しで負けてあげていた花岡

侑里は、相手が何を出すのか心の声を読んでしまわないよう、昔からじゃんけんをする時は必ず目を瞑るようにしていた。花岡は侑里の能力については知らなかったが、何度じゃんけんをしても目を瞑る侑里の姿を見て、後出しで負けてあげるようになったのだ。侑里は目を瞑っているためもちろんそのことは知らず、花岡はじゃんけんが弱いのだと思っている。だが、花岡はそれでいいのだ。侑里が喜んでくれたらそれでいい。そして侑里とテオと花岡の3人で行った北海道出張の帰り際、素直になれない侑里をまだ北海道に残っているテオの元へ向かわせるため「俺が勝ったら本宮はテオの元へ向かうんだ」とジャンケンを持ちかけた花岡。いつも通り目を瞑りパーを出した侑里に、花岡が後出ししたのはチョキだった。侑里をテオの元へ向かわせるために初めて侑里に勝ったのだ。なんとも花岡らしい健気な愛情表現に涙する視聴者が続出し、SNSでは花岡の幸せを願う投稿が後を絶たなかった。

『Eye Love You』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

二階堂ふみ自らがコーヒー豆で染めたロンT

第3話のショコラフェスティバルのシーンでみんなが着ていたお揃いのロンT。これは実際にコーヒー豆で染められており、「環境に対する会社の理念から見ても、そういう環境に配慮した物を使っているという設定の方がいいんじゃないか」という二階堂のアイデアが形となったものだ。二階堂自身はスケジュールの調整が厳しく少ししか染められなかったそうだが、実際に二階堂が染めたロンTも作中で着用されている。

寄りのキスシーンの時だけ足を広げて身長差に配慮してくれていたチェ・ジョンヒョプ

第6話の灯台でのキスシーンで、引きの映像ではテオは屈むことなく侑里とキスをしていたのだが、実は寄りの映像の時だけはテオを演じるジョンヒョプが足を広げてくれていたそうだ。もちろん視聴者に気づかれない程度にだが、その気遣いに感動した二階堂。ジョンヒョプ本人は「小さくなったほうがやりやすいでしょうし、侑里さんも素敵に映るから。」と、本作のファンイベント『Eye Love You FAN Festival!〜「Eye Love You」最終回直前!スペシャルFANミーティング〜』にて語っている。

北海道ロケに向かう飛行機の中でジョンヒョプと二階堂に挟まれ擬似花岡体験をした中川大志

北海道出張のシーン撮影のため二階堂・ジョンヒョプと共に飛行機に乗り込んだ中川。いざ席へ向かうと3人席の真ん中の席だったそうで、二階堂とジョンヒョプに挟まれながら自身が演じる花岡のような気分になったという。中川は「結果的に良い役作りになった」と上記イベントにて笑顔で当時を振り返った。

『Eye Love You』の主題歌・挿入歌

主題歌:Omoinotake『幾億光年』

爽やかかつエモーショナルな楽曲で様々な年齢層から支持を得ているスリーピースバンドOmoinotakeが、本作のために書き下ろした楽曲。作詞はベースの福島智朗(ふくしま ともあき)が、作曲はボーカルの藤井怜央(ふじい れお)が担当した。

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