剥き出しの白鳥(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『剥き出しの白鳥』とは、『少年ジャンプ+』にて2017年12月14日より2018年12月6日まで連載された、鳩胸つるんによる漫画作品である。露出狂の高校生、白鳥翔を主人公とした、ハイテンションギャグマンガである。細々と露出を続ける白鳥を捕まえようとする生徒会との対決から始まり、同じく露出狂である父の白鳥天馬との和解や、露出狂集団「バードファイヴ」との対決、そして最強の露出狂・伏見との決着までを描く。
『剥き出しの白鳥』の概要
『剥き出しの白鳥』とは、『少年ジャンプ+』にて2017年12月14日より2018年12月6日まで連載された、鳩胸つるんによる漫画作品である。
露出狂の高校生、白鳥翔を主人公とし、彼が正体を隠しながら露出をつづける様子が描かれている。
作品のジャンルとしてはギャグ漫画であるが、作者も編集者も一度もこの作品のことを「ギャグ漫画である」と明言していない。
主人公の動きはスピードスケートなどスポーツを参考にしており、特にバレエの動きや手の演技は作品に反映されている。また、露出という内容が下品にならないよう、作風は少女漫画を参考にしている。
『剥き出しの白鳥』のあらすじ・ストーリー
学校露出編
容姿、頭脳、家柄、人格の全てが完璧な男子高校生・白鳥飛は極度の露出狂であり、校内で密かに全裸になることを趣味としていた。昼休みや放課後などに正体を隠して露出をすることに興奮しており、正体が露見しそうになる危機を知恵と機転で切り抜けるスリルを快感としている。
だが、そんな白鳥に前には様々な難関が立ちはだかる。親友のナツローこと鷹城 夏郎は風紀委員であり、正体不明の露出狂を取り締まろうと様々な罠を仕掛けてくる。おびただしい数の監視カメラを設置したり、ロサンゼルスの特殊部隊SMATを派遣したり、人工知能研究の第一人者である鷺沼教授に協力を仰いだりした。だが白鳥はそれらの猛攻も潜り抜け、露出をつづける。
また、外交官である父の天馬に正体がばれ、父も病的な露出狂であり、露出を止めたくても止められず、妻に発覚して出て行かれたことを知らされる。
「バードファイヴ」編
それでも露出をやめられない白鳥は、ついに露出狂グループ「バードファイヴ」に狙われる。白鳥に思いを寄せる呼乃の兄も「バードファイヴ」の一員であることが発覚。だが、呼乃に正体がばれそうになったところを白鳥に救われ、以後気にかける様子を見せるようになる。
「バードファイヴ」のペリー、九楽に拉致された際に新たな露出に目覚めた白鳥は、ハクチョウ姿の師匠が見えるようになる。再びペリー、九楽と対峙すると、二人にもバードがいることが見えるようになっていた。ナツローを人質にとられるが、師匠の導きにより白鳥は覚醒。
「バードファイヴ」の面々は、白鳥が露出を極めた者である伝説の鳥帰属になったのではないかと危惧する。
伏見兆編
そんな中、隔離されていた最悪の露出"凶"・伏見兆が脱走し、白鳥のもとに現れる。伏見は「幻着」という実際には来ていない服を着たかのように感じさせる技を使い「バードファイヴ」を壊滅に追い込む。伏見の「幻着」によって窮地に追いやられた白鳥だったが、そこに父の天馬がペガ帰属のシャンゼリーゼとともに現れる。
いったん一列に並ぶことにより父と鷺沼教授が同級生であり、伏見とも協力関係にあることが発覚。その後、父により過去の因縁と呪いの書物『裸身盤』の存在が明かされる。伏見の泳ぎ疲れによりその場は解散となった。
だが、白鳥は父が帰宅していないことを知る。父は白鳥を守るため、単身伏見と鷺沼のいるアジトへ乗り込んだのだ。師匠と完全同鳥することにより、露出狂の発するオーラであるオー裸を感じ取れるようになった白鳥は、シャンゼリーゼの呼び声に従い父を助けに向かう。そこで、鷺沼の真の目的を知る。鷺沼はオー裸拡散マシンにより人類を強制的に全裸にすることを目論んでいたのだ。バードファイヴの助けもあり師匠との完全同鳥を成し遂げた白鳥は伏見を打ち倒す。オー裸を使い果たした父も『裸身盤』の力を注入することで復活。
人知れず世界を救った露出狂たちの戦いは幕を閉じた。
『剥き出しの白鳥』の登場人物・キャラクター
主要人物
白鳥 飛(しらとり かける)
主人公。千麗館高校の男子生徒。頭脳明晰、運動神経抜群であり重度の露出狂。のちに覚醒して鳥帰属になる。
人目を避けつつ公共空間で全裸になることを好む。露出狂が自分であると知られないため、他人に遭遇した際は顔を優先して隠すため結果として下半身が丸出しの不審者になりがち。
多くの女子から好かれ、ファンクラブも存在する。
「バードファイヴ」からは露出の技術の低さを指摘されることもあったが、戦いを通じて成長し露出を極めていく。
師匠
白鳥に帰属したハクチョウの神。
白鳥に付きまとい、「力が欲しいか」などと語りかけてくる。性格は子どもっぽく、女好き。簡単に拗ねるが、おだてれば機嫌が良くなる。
師匠とハグすることにより白鳥は完全同鳥を果たし、オー裸を感じ取れるようになる。
千麗館高等学校
燕谷 呼乃(つばたに この)
白鳥の同級生。
白鳥のことが好きで、一時期はファンクラブに入るが、白鳥のアドバイスを受けて脱退を決める。
白鳥から露出狂ではないかと疑われたこともあるが、すぐに疑いは晴れた。
兄は「バードファイヴ」の燕谷。シスコンの兄に辟易しているが、仲は良い。
鷹城 夏郎(たかぎ なつろう)
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『剥き出しの白鳥』の概要
- 『剥き出しの白鳥』のあらすじ・ストーリー
- 学校露出編
- 「バードファイヴ」編
- 伏見兆編
- 『剥き出しの白鳥』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 白鳥 飛(しらとり かける)
- 師匠
- 千麗館高等学校
- 燕谷 呼乃(つばたに この)
- 鷹城 夏郎(たかぎ なつろう)
- 鴨居(かもい)
- バードファイヴ
- リーダー
- 燕谷(つばたに)
- ペリー・カーン
- 九楽 惹(くらく じゃく)
- その他の人物
- 白鳥 天馬(しらとり てんま)
- シャンゼリーゼ
- 加瀬 成美(かせ なるみ)
- 鷺沼 洋一郎(さぎぬま よういちろう)
- 超次世代型ヒューマノイドロボットOWL(アウル)
- 伏見 兆(ふしみ ちょう)
- 裸王(らおう)
- 土羅山 権乃助(どらやま ごんのすけ)
- キャンペーン当選者・コラボ登場人物
- 涼磨(りょうま)
- 馬越健太郎(うまこし けんたろう)
- ねず子(ねずこ)
- 『剥き出しの白鳥』の用語
- 千麗館高等学校(せんれいかんこうとうがっこう)
- 千麗会(せんれいかい)
- バード
- 裸針盤(らしんばん)
- 鳥帰属(とりきぞく)
- 露出の三要素
- オー裸(オーラ)
- オー裸拡散マシン(オーラかくさんマシン)
- 同鳥(どうちょう)
- 着裸無(チャクラム)
- 『剥き出しの白鳥』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 白鳥「生きてるぅー」
- 白鳥「この青春…受けて立つ…!」
- 天馬「露出だけはやめておけ ここで生涯を終えたくなけばな…」
- 白鳥「寒空でも君のために脱ぐことをいとわない 剥き出しの愛情だね…」
- 白鳥「裸でいたら風邪ひくぜ」
- 白鳥「ナツローは…親友ですから」
- 師匠「お前が世界を救うのだ、飛」
- 『剥き出しの白鳥』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 読み切り版「剥き出しの白鳥」
- SNSの拡散機能企画により読者が登場